« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月

2015年1月24日 (土)

生き物の痕跡

なかなか更新できずにすみません。最近、中での仕事が多く森になかなか行けませんでした。ようやく今日、久しぶりに森の中を歩きました。

20150124_8839
↑ 年が明けてどんよりした天気が続いていましたが、今日は久しぶりに青空でした。そんな中、ヤブツバキの花が咲いています。木偏に春と書くこの木の花が本格的に咲くのはまだこれからですが、今年は例年より早く咲き始めているように感じます。

20150124_8784
↑ 花は花でもこの木の花は嫌われています。スギの雄花です。写真のものをまだ咲いている状態ではないですが、まもなく花粉を飛ばしそうです。

20150124_8792
↑ 一方、こちらはスギの雌花です。花というより既に実のような立派な形をしています。

20150124_8799
↑ こちらは年末までしっかり実がついていたはずのサネカズラの実の跡。すっかり鳥に食べられてしまったようです。

20150124_8811
↑ こちらも、実の部分を鳥に食べられた後にポイッと捨てられたリュウノヒゲの種子。何かで磨いたかのように輝いています。

20150124_8805
↑ リュウノヒゲはよく鳥に食べられますが、このように落ち葉の下に隠れている実はまだ残っています。まあ、このリュウノヒゲにとっては早く食べて種子を運んで欲しいのだと思うのですが・・・

20150124_8830
↑ ドングリが落ちる時期は既に終わっていますが、積雪の後にこうして残っているドングリには、深みのあるニスを塗ったような不思議なツヤが出ていることがあり、きれいです。

20150124_8858
↑ 森の中に陽が射すと、落ち葉に反射してまぶしいくらいです。「茶色がキラキラと光っている」感じです。

20150124_8808
↑ こちらもある意味、茶色が光っています。タマキクラゲというキノコですね。子どもたちには結構人気です。

20150124_8863
↑ 森では野鳥の鳴き声がたくさん聞こえますが、地面にはこんな動物の痕跡が・・・ノウサギの糞ですね。ノウサギの姿はまず見つけられませんが、糞を探して、「ああ、まだ来てくれているな」と確認ができます。

20150124_8796
↑ こちらも、姿は見えなくても確認できる生き物。モグラが作ったモグラ塚。トンネルを掘る過程で発生した土の捨て場です。この塚はかなり大きかったです。

20150124_8797
↑ 先ほどのモグラ塚の拡大写真。よく見ると、土だけでなく、4cmくらいの大きな石も混ざっています。この森は河辺林のため、地面を掘るとすぐに川砂利がたくさん出てくるので、モグラがトンネルを掘ってもすぐに大小様々な石にぶつかると思います。しかし、これくらいのサイズの石ならよけて掘るのではなく、そのまま掘って運んでくるのですね。小さなモグラが、この石をよいしょよいしょと地面に押し上げる様子を想像すると、さぞかし大変だろうなあと思います。

生き物には会えなくても、痕跡からいろいろな想像ができて楽しいですね。

                                        MARU


| | コメント (0)

2015年1月 4日 (日)

新年おめでとうございます

新年 あけまして おめでとうございます。

今年は年明けからすごい雪が降りました。私は毎年、正月は京都の親戚の家に日帰りでお邪魔するのですが、1日は京都市内もすごい雪で、夕方になって名神高速の京都東~栗東までが雪のため通行止め(栗東から東は通行可なのに…)。当然ながら国道1号は大渋滞。大原~途中峠越えは論外。ということで、帰るに帰れず一家そろって泊めていただくことになりました。

名神高速の通行止めは翌2日も続き、午後過ぎてからようやく開通、しかし帰省ラッシュも重なったため、通常1時間の道のりに3時間以上かかってようやく帰宅することができました。

さて、世間は明日から仕事というところが多いですが、森は本日から仕事始めです。新年最初の仕事は、雪の被害を調べること。森のすべてのルートをチェックすべく、スタッフ3人手分けしてコース毎に見回りに出かけました。

20150104_8624
↑ 年末年始、森は閉館していましたが、雪が降った森に遊びに来られた方もいるようで、結構あちこちに人間の足跡が残っていました。しかしこの道は誰も通らなかったようで、真っ白な状態。ザクザクと音をさせながら、見回りを開始します。

20150104_8625
↑ 早速、折れた枝を発見。冬でも葉をつけている常緑広葉樹の仲間は、積雪のため枝が折れやすいです。この枝のように、道をふさいでいるものはすぐさま処理をします。

20150104_8627
↑ ちなみに今回折れた樹種は、この森には少ないカナメモチ。新芽が鮮やかな赤になるので、生け垣などによく使われます。図鑑によると、国内の樹木の中で最も比重が大きい樹種のひとつだそうです。

20150104_8647
↑ 常緑広葉樹よりも毎年雪による被害が大きいのが、竹林。せっかく苦労して密度調整をしながら間伐をしても、雪が降るとあっという間にこうなってしまいます。

20150104_8650
↑ 曲がっただけならまた元に戻ることが多いですが、このようにへし折れてしまうと切るしかありません。すさまじく折れましたね。

20150104_8623
↑ 年末年始、私たちが休んでいる間も毎日、山番さんことMさんが森を見回り、折れた枝の処理や雪かきなどをしてくれていたので、見回りではそれほど大きな被害は見受けられませんでした。おかげで、見回りをしつつ、久しぶりに写真を撮ることができました。雪が積もるだけで、普段見慣れた風景がずいぶん変わります。

20150104_8632
↑ お皿のようなサルノコシカケの仲間の上には、雪がたっぷりとのっていました。

20150104_8638
↑ 生き物の足跡もたくさんついていました。こちらはタヌキですかね?

20150104_8651
↑ 林冠トレイルは、さすがに誰も上った人がいなかったようで、雪が階段を覆ってすべり台のようになっていました。

20150104_8652
↑ 昨日(3日)、太陽が出て気温も上がったため、樹冠の雪はほとんど溶けていました。

20150104_8645
↑ 今回は35mmレンズしか持っていなかったので撮影できませんでしたが、雪に覆われた森では鳥たちが必死にエサを探しているため、かなり野鳥に会えました。このナンテンの実も、かじった跡がありますね。

年末にはまだ木に残っていたカキ(渋柿)も、今日はほとんど食べられて無くなっていました。出勤時には、作業小屋の前でカラスが死んだ鳥(たぶん小屋の窓ガラスにぶつかったシロハラ)をくわえて飛び去るところに出会いました。
地面が雪に覆われてしまうと、鳥たちはエサを探すのもたいへんになります。反面、バードウォッチングには最適です。長靴履いて、双眼鏡持って、また森に来てください。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

                                     MARU

| | コメント (0)

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »