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2014年9月 7日 (日)

夏の空と秋の気配

今年の夏は雨が多い!森に子どもたちがやってくる度に雨が降ります。昨日のモリイコ!Sも見事に雨が降りました。
そんな中、本日は久しぶりに団体が入っていない日。遊林会のスタッフは全員休んでいます。そんな日に限って…

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↑ 久しぶりの夏空です!そよそよと風が吹き、過ごしやすい1日となりました。

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↑ 森では夏を長引かせようかとするかのように、セミの声がず~っっっっっと聞こえます。特にこのミンミンゼミが賑やかです。

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↑ 初夏から咲き始め、非常に花期の長い植物のひとつ、ツユクサもまだきれいに咲いています。

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↑ しかし、秋の気配は着実に近づいてきました。既にドングリは落ちはじめていますが、本格的に落ちるのはまだこれから。大きなアベマキのドングリも、イガイガ帽子から顔をのぞかせ始めました。

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↑ コナラのドングリもだいぶ大きくなってきています。

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↑ 秋らしいヤブランの花も森のあちこちできれいです。このヤブランが林床にたくさん咲く様子、実際に見ると本当にきれいなのですが、写真でそれをお伝えするのが実に難しい。この「モミジの林」の林床にたくさん咲くヤブランの様子はなかなか見応えがあるのですが…伝わりませんね。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ こちらも秋に咲くクサギの花。ちょうど咲き出したところです。クサギはその臭いにおいを嫌う人も多いですが、この繊細な形の花や、瑠璃色の実をつけるこの木は、私は切らずに置いておきたい方です。

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↑ 秋の七草のひとつ、クズの花も咲き出しました。クズは里山の保全上、積極的に刈っていますが、全滅させるのは無理なので、毎年こうして花を楽しむ(?)ことができます。

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↑ こちらも秋らしい花、ナンバンギセル。ススキの株元に生えるので、草をかき分けないと撮影できません。

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↑ こちらはツル植物のサネカズラ(ビナンカズラ)の花。冬に、赤い粒粒がたくさんついた大きな赤い実をつけますが、この花を見るといかにもそんな実をつけそうに思いますね。しかし、じつはこれは雄花。これには実はなりません。

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↑ 雌花を一生懸命探したのですが、残念ながら見つかりませんでした。その代わりに見つけたのがこちら、受粉したあとの雌花です。これがだんだん大きく、赤くなるのですね。
ちなみにサネカズラの雄花と雌花の写真は同じ場所で撮影したのですが、サネカズラは雄と雌の木が別のはず。
ツル性植物のため、同じ場所に生えていても地面の方で株が分かれているのかと思ったのですが、なんせ複雑にからみあっていますから突き止められません。
センターに帰って図鑑をよく読んでみると、「雌雄別株または同株」(山と渓谷社 樹に咲く花1)と書かれているではありませんか。「または」なんて事があるんですね。

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↑ 秋の虫…のイメージが強い赤トンボ。「ドングリ」という名前の木がなくて、コナラ・クヌギ・アベマキ…などがあるのと同じように、「アカトンボ」という名前のトンボはいなくて、ナツアカネやアキアカネなどたくさんの赤トンボがいます。こちらはマユタテアカネ(だと思う)。唐辛子のように真っ赤ですね。

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↑ 最後は、人によっては悲鳴の上がる虫の写真。ヨコヅナサシガメというカメムシの仲間の、幼虫たちです。黒と赤の毒々しい色をしていますが、ひときわ赤い中央のものは脱皮したばかりの幼虫。脱皮したてはこのように真っ赤なのです。このあと、冬になるまで何度か脱皮をして、樹皮のくぼみなどで集団で越冬して春を待ちます。

この数日は、団体もなくスタッフは少し骨休めができますが、今週後半からはいよいよ秋の利用ピークに突入します。秋の森を存分に楽しみましょうね!


                                     MARU




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