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2013年8月 3日 (土)

From 福島

第10回 全国菜の花学会が、本日8月3日(土)~4日(日)に、東近江市愛東地区で開催されます。滋賀県知事の基調講演から始まり、各地の事例報告がなされますが、今回は震災後も福島県で菜の花プロジェクトの取り組みをされている小学生、高校生、NPO団体が発表をされます。

この学会は3日の午後からスタートするのですが、前日から当地に泊まっている福島のみなさんは、午前中の時間に空きが出ます。そこで、福島の小学生から大人までの40人が、午前中、当森におこしになりました。

とはいえ、この後に学会発表を控えておられるみなさんですから、あまり体力を消耗するような活動はできません。しかも、小学6年生、高校生、そして様々な活動をされている2つのNPO団体という多様な方を対象に、すべての方が2時間余りで満足されるようなプログラムを組むことはできません。そのため、今回は「小学生と高校生向け」と割り切った活動にしました。

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↑ 室内で森の概要を話したあと、まずはクイズラリーに出かけました。ちょうど今、夏休みスペシャルクイズラリーを実施中なのですが、時間の都合でショートコースに変更し、2問だけ「福島バージョン」の問題を作って実施しました。クイズの内容は小学生向けですが、高校生も熱心に取り組んでくれましたよ。

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↑ 大人の方も、ご自分のペースでのんびりとクイズ+散策を楽しんでもらったのですが、やはり子どもは元気!いい顔です!

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↑ さて、クイズラリーはいわば「肩慣らし」。本日の活動のメインはこちら、「生き物つかみ」です。午後から「発表」を控えている子どもたちなので、あまり疲れさせるような活動はできないなあ…と思いつつも、震災後、十分に自然に親しむ機会がなかったであろう子どもたちに、思いっきり自然にふれてほしいとの想いで組んだプログラムです。

もちろん、単に生き物をつかもう、というだけのプログラムではありません。子どもたちには目標を持たせることが大切です。今回は、「生き物を○種類つかもう!」というお題を用意しました。

通常なら、○のところにはあらかじめ10とか20とか数字を書いておくのですが、それは事前に行う担当者との打ち合わせを通じて、その時に来る子どもたちの様子(虫つかみが得意か、普段どんな様子か、など)が分かっているため、「この子どもたちには10種類にしよう」などの設定ができるからです。

しかし今回は、はるばる福島からの来訪で、担当者との事前打ち合わせは無し、子どもが普段どんな様子かは分からず、まして震災後のことですから、最近生き物つかみをしたか?などの情報も0でした。このため、今回は種類数を空欄にしておき、クイズラリーの時に子どもたちの様子を観察する中で、この子どもたちなら何種類くらいなら可能かを見極めて、直前に子どもたちの目の前で、数字を記入するというサプライズ的なやり方にしました。

ちなみに今回は小学生10人、高校生9人、大人も好きな人は手伝っても良し、時間は45分くらいという条件で、私が出したこの日の目標種類数は…「30」でした。30匹じゃなく30種類です。え~っ!と驚きの声があがりましたが、さてどうでしょうか…

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↑ 生き物つかみは、いつになっても楽しいもの。小学生はもちろん、高校生も嬉々としてアミを振りました。

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↑ こちらはカナヘビをゲット!虫カゴには既にバッタが2種類入っていますね。あとで聞いたのですが、この小学生たちは福島でも「まち」の子どもなので、こうした自然の中で生き物をつかむ事自体の経験が少ないとのことでした。だから余計に、今日は夢中でアミを振っていました。

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↑ 大人も夢中です。このかたは子どもよりも夢中でしたね~

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↑ 45分などあっという間。部屋に戻り、透明カップに1種類ずつ虫を入れて整理します。同じ種類の生き物は何匹つかんでも「1種類」なので、縦に積み重ねていきます。一番捕獲数が多かったのは左端のハグロトンボでした。

さて、何種類つかまえたかな?数えると、何と35種類でした!見事に目標をクリアです。大人も何人か手伝いましたが、ほとんどは小学生と高校生自身の捕獲です。やったね~!

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↑ 最後は生き物を逃がします。ちゃんと最後まで、自分たちで逃がしてくれました。

わずか2時間余りの活動でしたが、子どもたちには印象に残る活動になったのではないでしょうか。「みんなが住む所からは遠いから、『また今度おいで』とは言えないね。でももし機会があれば、また来てくださいね」と言いましたが、森から帰る時に2人の小学生が、それぞれこんな風に声をかけてくれました。

「カエルなんか本当に久しぶりにさわって、とっても楽しかった!」

「ほんとに、機会があれば、ぜったいまた来ます!」

身近なところに豊かな自然があって、そこで生き物を探したり、木の実を拾ったり、夢中で駆け巡ったり、寝っ転がったり…この森では当たり前にできていることが、本当に今の時代には貴重で、大切なことなんだなあと、改めて思いました。

                                      MARU

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