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2012年8月31日 (金)

古今東西変わらずに

8月も今日で終わり…ということは、子どもたちの夏休みも今日で終わり。しかし今年は明日9月1日から週末に入るため、あと2日休みが伸びるわけです。このため森では、夏休み中のクイズラリーを9月2日まで延長して実施しています。

ところが、東近江市内の子どもたちはそれで良いのですが、滋賀県内でも8月最終週から早々に学校をスタートさせる市も出てきています。この5日早いスタート(逆に言えば5日短い夏休み)は、子どもたちにどんな影響を及ぼすのでしょうね…?

そんな夏休みも末の先日8月29日、海外からこの森に視察に来られた団体がいらっしゃいます。

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↑ 台湾からお越しの20名様です。丸橋が案内しましたが、もちろん中国語は話せませんので一緒に来られた先生が通訳をしてくださいました。「台湾の棚田・湿地の保全に携わる専門家とNPO団体が、里山保全活動の取り組みや組織の運営、行政との連携について視察したい」との申し入れがありました。

メンバーは、国立台北大学、林務局(日本の林野庁に相当)、NPO団体6団体です。

もちろんわざわざ台湾からお越しなのですから、この森だけを視察に来られたわけではなく、国内各地をまわる行程のようで、滋賀県内では近江八幡市の白王地区や龍谷大学など、里山保全活動をされているところを見学されたたのこと。

かなり過密スケジュールのようでしたが、それでもこの森での見学時間に丸3時間も割いてくださっていて、じっくりと見学していただきました。

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↑ 室内で丸2時間、話しや質疑応答をしたあと、雨上がりで蚊が多いフィールドをご案内したのですが、みなさん台湾で活動に携わっておられるので、嫌がられる様子もなく歩いてくださいました。

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↑ 特にみなさんの関心をひいたのがこちら。「森守堂」と名付けている、遊林会の人たちのたまり場です。室内での話しの中で、「遊林会参加者はこの囲炉裏をきった森守堂の中で『一杯」飲みながら、コミュニケーションをはかる。そういう『場』があることは、とても大事」という話しをしていたので、この森守堂を見つけたみなさんは「お~!」という雰囲気で早速この中に入って、「SAKE(酒)、SAKE!」と連呼していました(笑)。

実は台湾からのお客様は今回が初めてではなく、2010年にも、まったく別の方が台湾から来られています。その時は台湾の中で当時計画中だった森林公園の計画策定に携わっておられる専門家3名がおこしで、その時も丸橋がご案内しました。その3名の方も非常に熱心にこの森を視察されたのですが、特に気に入られたのがこの「森守堂」でした。

ちょうど計画中の森林公園には、複数のNPO団体が関わっているということだったので、そうしたNPOのみなさんが立場を超えて集まれる山小屋のような場所として、この森守堂のような「場」ができれば素晴らしいなあ…とおっしゃっていました。

先日、2010年に知り合った台湾の方にメールをして、「計画されていた森林公園は完成しましたか?そして、あの時、作りたいと思っていた山小屋のような場所はできましたか?」とたずねてみました。すると「公園は現在整備をしているところです。残念ながら山小屋のような場はできていませんが、センター建物の中にそうした場ができる可能性はあります」とのお答えでした。

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↑ 最後に台湾のみなさんと集合写真。私が、「どこで写真を撮りましょうか?」とたずねると、みなさんすぐにこのファイヤーサークルを選びました。なぜかと言えば、私が室内での話しの時に「この場所で子どもたちのために焼き芋を焼く。『食べる』という体験は子どもたちにとって忘れがたいものになる」という話しを紹介し、その時においしそうに焼き芋を頬張っている子どもの写真を見せたからです。

冬は毎日たき火を欠かさないこのサークルですが、夏のこの日は当然、火はついていませんし、おまけにサークルの中には先日子どもたちと行った竹工作の端材が山積み…でも台湾のみなさんは、「お~あったかい!(たぶん皆さんそんなことをおっしゃいました。中国語なので…)」と手をかざす真似をして楽しみ、少し日本語は話されるかたは「YAKIIMO(焼き芋)くださ~い!」と叫んでおられました。

古今東西、飲み食いほど人をひきつける物はない…活動の上で大切なことですね。

さて、話題はがらっとかわって本日の森の様子。

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↑ サネカズラの花です。別名ビナンカズラと呼ばれるこのツル性植物は、冬に実る独特の真っ赤な実が特徴的です。昨日、自称「おじゃまむし」ことMさん(植物にとても詳しい主婦のかたで、遊林会活動を始めた5人のうちのお一人です)から、「森にサネカズラの花が咲いているから、良いカメラ(と良い腕?)で花の写真を撮っておいてほしい」との依頼があったので、今日早速撮りに行きました。

サネカズラの花は小さいのですが、中央の赤がとても印象的です。ちなみに雄花と雌花がありますが、こちらはいかにも雌花のように見えて、じつは雄花です。森のスタッフbunちゃんに言わせると、「北海道の有名なお菓子メーカー、六○亭のストロベリーチョコみたい」とのこと。確かにドライフルーツっぽい感じですね。

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↑ 森は生き物がとても賑やかですが、生き物の証拠ともいえる葉の食べ後も見事なものがあります。こちらはガマズミの葉。見事に食い荒らされていますね。

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↑ 草はら広場の片隅に、キツネノマゴが咲いていました。小さくて可愛らしい花です。ちなみに沖縄地方にはキツネノヒマゴがあるそうですね。

夕暮れがずいぶんと早くなってきました。もう少しすると秋の気配がしてきそうです。

                                          MARU

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