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2012年7月

2012年7月27日 (金)

いきものの森 一日レンジャー

 さて、子どもたちが待ちに待った夏休みが始まりました。森では主催イベントや恒例のクイズラリーが始まっています。そして今日は、いきものの森一日レンジャーイベントがありました。最近人気のイベントで倍率はなんと3倍!募集人数が少ない分、いつもではできないことができます。今年のレンジャーは、初!虫アミ作りに挑戦です!!

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 虫アミ作りですが、当然一から作ります。まずは竿の部分の竹切りから。1年目の竹ではダメ、そして細くてまっすぐで、切る方向はこちらで…など、大事なルールがたくさんあります。そして、切った竹の枝を払って、まっすぐな竿を作ります。

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そして、長さに切った竹を炭火で油抜きをします。夏だから暑い!

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 そして次はアミを縫っていきます。素材はスタッフが苦労して考えたハンガーと釣り糸と…アイデア満載のアミです。釣り糸を上手に縫いつけていきます。学校でもまだお裁縫をしたことのない子が多いので、最初は不器用でしたが、だんだん慣れていきます。

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 そして作ったアミと竿をくくりつけて完成です。

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 そして森にアミを持って探検に出発します。そんなに最初からバシバシ使って、強度は大丈夫?と心配するくらいでしたが、かなり頑丈に仕上がったので、思い切って虫を追いかけても大丈夫です。トンボを追いかけるのがとっても夢中でした。

20120727_3419a  虫つかみだけではいつもと同じイベントです。つかんだ虫は、図鑑で調べていきます。

20120727_3448a みんながつかんだいきもののうち、主なものを印刷して渡します。

20120727_3441a  それだけでレンジャー講座は終わりません。切った竹の、あまった太い部分で三角竹馬・ロープワークバージョンです。

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そして最後は修了証をもらって、集合写真です。とっても暑い一日でしたが、みんな元気に森の一日レンジャーを修了できました。お土産は手作りの虫アミと夏の楽しい記憶です!

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2012年7月21日 (土)

今日から夏休み

子どもたちは今日から夏休み。森では本日から無料でクイズラリーを始めていますが、夏休み初日はいきなり大雨。見事にクイズラリーは0人でしたが、モリイコ!は雨でもなんのその、元気に実施しました(モリイコ隊活動記をご覧ください)。

さて、今年も森では待っていた植物が出ました。

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↑ オニノヤガラの仲間?、シロテンマです。今のところ2株出て、小さな白い花を咲かせてくれていました。昨年までとほぼ同じ場所に発生していますが、まったく同じ場所ではなく、微妙に場所を変えて出ています。

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↑ 今日の一番の出会いはこれ。カラスアゲハです。ずいぶん前に、カラスアゲハの羽だけがちぎれて落ちていたのを見つけた時には、そのあまりに美しさに感動しました。その後も、何度か生きて飛んでいるカラスアゲハに出会ったことはあるのですが、何しろヒラヒラと素早く飛ぶので羽の美しさをじっくり見ることはできませんでした。今日は、地面で吸水していたので初めてじっくり見ることができました。

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↑ これこれ!本当に見事な美しさです。ちなみにこれはカラスアゲハのオスです。ミヤマカラスアゲハという蝶の方が美しいという人もいるようですが、見たことがないのでわかりません。このカラスアゲハでも十分感動的です。この写真、クリックすると大きくなります。

ちなみに今日は、焦点距離60mmの接写レンズしか持っていませんでしたので、蝶が近づくのをじっと待って撮影したのですが、カラスアゲハはせわしなく羽をはばたかせる上に、吸水してじっとしている時は羽を閉じていますので、なかなか羽を広げた姿を撮ることができません。60枚以上撮影して、やっと上の1枚が撮れました。

明日からは天気も回復しそうですね。また子どもたちで賑やかになるといいですね。

                                         MARU

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2012年7月18日 (水)

梅雨明け

今年は7月17日に梅雨が明けたようですが、とにかく降るときは降る、降らない時は降らない、という梅雨でした。各地では大雨による甚大な被害も出ましたが、幸いこの地域では大きな被害はありませんでした。

さて、セミの声が一日中鳴り響き、節電がどうのと言われるずっと前から冷房のスイッチをoffにしてきた森の夏がいよいよスタートです。

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↑ 林冠トレイルにのぼると、見えるのはすっかり夏の空・夏の雲。緑の色さえも暑苦しく感じますね。

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↑ 夏といえば昆虫。特にカブトムシなどは人気ですが、今日はこんなカブトムシを発見。かなりの大物でしたが、残念ながらお腹に穴が開いて死んでいました。

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↑ 梅雨が明け、夏が来ると気になるのはナラ枯れ。そろそろ枯れ始める木が出てくる頃です。今日も森を歩きながら、枯れている木はないかと見回っていると、写真のように葉が縮れているコナラがありました。
 

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↑ この木は数年前に、ナラ枯れ防止のために白いシートを巻いていたのですが、徐々に劣化して2年ほど前からはがれてきていました。それでも被害に遭わず生きていたのですが、残念ながらシートの破れ目から虫(カシノナガキクイムシ)が進入したようです。目視では、シートを巻いたはるか上(シートは2m50cm程度までしか巻けません)の、8mほどまで点々と穴が開いていました。まだ、木についている葉には緑の色が残っていますが、おそらく来週には真っ茶色になってしまい枯れるのではないかと思います。

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↑ 夏の花も次々と咲いていますが、オレンジ色の花を咲かせる暑苦しいヤブカンゾウなどに混じって、草はらではひっそりとキキョウソウが咲いています。外来種なので歓迎すべき花ではありませんが、秋を思わせる花姿にはほっとさせられます。接写専用のレンズを使い絞り解放で撮影すると、花だけが浮き出たように見えます。

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 ↑ トンボもにぎやかになってきましたが、こちらは林内で休むノシメトンボ。

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↑ あまり草刈りができていない場所には白いヒヨドリバナがたくさん咲いていましたが、そこはまるでチョウたちの楽園のように賑わっていました。ほとんどがメスグロヒョウモンのオスとメスです。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ こちらは本日撮影したものではありませんが、先日子どもたちと川の生き物をつかんでいるときに、子どもが「カメムシがおる!」と見つけてくれたもの。「水の中にカメムシなんて…」と思い、子どものところに言ってみると、なんとカメムシの仲間の「コオイムシ」ではありませんか。川からつかみあげて子どもに見せると、「なんやこれ!?」ととっても不思議そうで、カメムシじゃないやん!という感じだったのですが、分類的にはカメムシの仲間ですから、その子どもはこれを見てよくカメムシと思ったなあと感心します。ちなみにこれは見事に子を負っていますが、メスではなくオス。コオイムシはメスがオスの背中に卵を産み付け、オスはその世話をするそうです。基本的に水の中で暮らしていますが息をするためにはたまに浮上せねばならず、オスは卵がふ化する時にはちゃんと浮き上がるのだそうです。

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↑ 最後は本日見つけたお気に入り。産まれたばかりのカメムシたちです。カメムシの名前まではわかりませんが、緑色のきれいなカメムシが計7匹、葉っぱの裏でじっとしていました。
何がお気に入りかというと、葉っぱの右側に光る不思議な貝殻のようなもの…その数は7コあります。つまり、このカメムシたちの卵のようなのです。同じ親が一度に産み付けたものだと思いますが、それにしてもよくこれだけふ化のタイミングが合うものですね。そしてこの卵、とってもきれいなんです。この写真、クリックすると大きくなります。

今週末からはいよいよ子どもたちの夏休みがスタート。スタッフは準備に大忙しです。

                                        MARU

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2012年7月 6日 (金)

待望の…

この森では、およそ10年前から、ある小学校の4年生たちがこの森に年間十数回やってくるプログラムを始めています。今年の4年生の場合は年間14回も来訪する予定ですが、子どもたちがその中でも楽しみにしている回のひとつが「バウムクーヘンづくり」です。

本日は、4回目の来訪にしてその待望のバウムクーヘンづくりでした。

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↑ およそ60人、11班に分かれて1班で2本ずつ焼きました。前回、この子どもたちは「たき火」をしているので、火については既に慣れています。

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↑ 竹筒に生地を一層塗っては焼き、さらに塗っては焼き…を繰り返します。今回は10層前後塗った班が多く、焼き上がりまでに50分~60分程度かかりました。

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↑ 最初は焼き加減などのコツが分からなくても、柔軟な子どもたちはあっという間に自分たちなりのノウハウを発見していきます。焼き色が均一につくように、こだわってじっくりと焼き始める子どもたちが出てきます。

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↑ そして出来上がり!自ら包丁でカットし、人数分に分けます。多くの班が5人構成だったので、5等分にしなければなりません。「どうやったら5等分にできるの?」 算数の問題だとどうでも良いかも知れませんが、食べ物がからむと必死です。もちろん計測して等分にするわけではありませんが、子どもたちになりに必死に考えて包丁を入れていました。

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↑ そして「いただきます! 」味はもちろんおいしい!ほとんどの子どもが、「家に持って帰ってお母さんにも食べてもらう!」と一部を持って帰りました。

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↑ 今日は一日中雨が降ったりやんだりでしたが、バウムクーヘンづくりはテントの下でできたので問題ありませんでした。子どもたちが帰って少し雨がやんだ時に森に出てみると、花盛りのネムノキが雨で濡れてしょんぼりしていました。

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↑ 雨上がりの森では、常緑樹の林がとても美しいです。普段何気ないところでも、雨が降ったあとは思わず目をひく風景を見せてくれることがあります。

明日も雨かなあ?明日はモリイコ!です。

                                   MARU

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2012年7月 3日 (火)

一心に打ち込む

本日は朝から激しい雨が降っていましたが、地元の中学1年生30人が自転車で元気にやってきてくれました。午前中はクイズラリーをしたり「音」に着目したプログラムを実施するために、激しい雨の中、2回も森に出てもらいましたが、中学生たちは雨の中でもがんばって雨の森を楽しんでくれました。

そして午後からは、竹工作をたっぷり2時間!実はこの中学1年生たちは、小学校4年生の時に全員「やまのこ」学習で来訪済みで、その時に竹工作を経験済みです。ですから当然今回の作品はレベルアップしたものを数種類用意し、その中から好きなものをいくつでも作って良いということにしました。

この竹工作の際に毎回生徒たちに言っていることは、「いろいろな作品をたくさん作ってもよいけど、何かひとつだけに集中して、それを極めることもいいよ。たとえば練習で作る箸は、なかなか奥が深くて、極めようとすると2時間くらいかかることもあるから、そればかり作ってもOK!」という話しをします。

そうすると毎回、生徒の中に箸づくりに専念する者が数人出ます。

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↑ たとえば彼は長い「菜箸」に挑戦していますが、こうして何度もできばえを確認しながら細かい作業をしていました。

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↑ 今日は担任の先生もド真剣に箸に挑戦していました。こういう先生がいると、生徒も余計燃えますね。

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↑ さて、私の目から見て今日一番箸に情熱をかけていたのはこのKさん。かなりこだわって作っていました。

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↑ そのKさんの力作がこちら。非常になめらかに、先端に向かって細くなっています。これだけの線を出すのは相当難しいですが、彼女は粘り強く作業しました。この写真、クリックすると大きくなります。

小学4年生の時には、ひとつの作品に打ち込むよりもたくさん作りたい!という子どもが大半ですが、中学1年生ともなるとこうしたひとつの作業に打ち込むこともできるようになります。子どもたちの成長を感じますね。

夕方には雨も上がり、明日は晴れ間が戻りそうです。

                                    MARU

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