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2012年6月

2012年6月30日 (土)

嬉しい言葉

今日は夕方から激しい雨が降りましたが、それまでは非常に蒸し暑い天気に恵まれ(?)、その間に約150人もの団体でこられた幼稚園の活動を無事に終えることができました。

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↑ 本日の活動では、森をめぐるクイズラリーなどの他に「探検」の時間もたっぷりと設け、「ザリガニにさわる」という挑戦もしてもらいました。今日生まれて初めてさわった、という子どもも多く、触れた子どもたちは自慢げで、楽しかったようです。

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↑ ザリガニとともに「カナヘビにもさわろう」もやりました。ザリガニよりもハードルが低いのか高いのか…でも、勇気を出して少しでもさわることができれば、そこから子どもたちはどんどんさわりはじめ、カナヘビはあっという間に人気者になります。

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↑ 「カナヘビにさわろう」コーナーのカナヘビは森のスタッフがあらかじめつかまえておいたものなのですが、もちろん森にたくさんいる「自由な」なカナヘビを自らつかまえてさわることもOKです。しかし、まず見つけるのが難しく、見つけたとしてもつかまえるのはもっと難しいので、なかなか手強い生き物です。こちらは子どもたちがカナヘビを必死に探している最中に、葉っぱの上で後ろ足を投げ出してのんびりしているカナヘビ。いるところにはいるのですが、子どもたちにはなかなか見つけにくかったようです。

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↑ さて、森では急にネムノキの花が咲き始めました。ネムノキは7月の花というイメージなので、「今年は早く咲いたなあ」と思ったのですが、よく考えてみると明日からもう7月!1年も半分終わりましたね。

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↑ 水辺の花、ハイハマボッスもきれいに咲いています。直径2mmほどの小さな花ですが、星形にたくさん咲く様子がきれいです。

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↑ 水辺の花と言えばバイカモ。これも今見頃です。とはいえ、コカナダモやアオミドロなどに攻められたせいか、今年の群落の大きさは縮小しています。

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↑ 再び、森の生き物。今、この小さなカマキリがたくさんいます。しかしいくら「たくさんいる」とはいえ、その姿を見つけるのはかなり難しく、カナヘビよりも「見つける眼」が必要です。その分、見つけた時はうれしくなります。

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↑ クモの巣も今たくさん見られますが、銀河のような巣を見せてくれるのは「ウズグモ」というクモの仲間。とてもきれいです。渦模様の背面に自分を隠し、獲物が網にかかるのをじっと待っているのです。何気ない発見ですが、よく見ると「きれい」「不思議」「すごい」と思うことがたくさんありますね。

ところで、今日の幼稚園の活動には、同伴した小学生の兄・姉の姿もありました。そのうちの一人、5年生のある女の子は、昨年学校の活動で10回以上森に来たことがある女の子です。彼女の方から私に声をかけてくれたのですが、私はその彼女の、森でのあるエピソードを今年の元旦の滋賀報知新聞の記事に書いたので、彼女のことはよく覚えていました。

昼休み、その彼女のお母さんが、私にこんな言葉を投げかけてくれました「(娘のことを)新聞に載せてくださってありがとうございます。私、あの記事を読んで涙が出ました…」と。

そんな嬉しい事をおっしゃっていただいたので、私もそのエピソードを思い出して思わず涙が出そうになったので、「いえいえこちらこそ…」のような、わけのわからないお応えをして失礼してしまいました。私は、そのエピソードに至るまでの娘さんとお母さんとのやりとりなどの様子も娘さんから聞いていて、その部分も記事にしたかったのですが、紙面の都合で省略しました。せっかくだからお母さんにそんなことをお伝えすればよかったなあと、後になって思いました。

ところでどんなエピソード?、と気になる方、残年ながら正月号は滋賀報知新聞のホームページの「いきものの森と子どもたち」の中でも閲覧することができません。しかし森のネイチャーセンターに、ご自由にお持ちいただける正月号がまだいくつか残っていますので、ぜひそちらをご覧ください。ちなみに正月号の記事は、我ながらなかなか良く書けた…と密かに思っています。

とにもかくにも、こんなふうに「森に来たことがある!」という子どもが増え、森で活動したいろいろなことを思い出しながら、年を経て何度も森に来てくれることは、私たちにとってはとてもうれしいことです。

                                      MARU

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2012年6月26日 (火)

夏至を過ぎて

夏至を過ぎ、暑くなるかと思いきや本日は比較的さわやかな日になりました。本日やってきた小学4年生たちもちょうど良い気候の森をたっぷりと楽しみました。

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↑ ムラサキシキブが森のあちこちで咲いています。ムラサキシキブの「紫」は、晩秋にみのる実の色を指しているのだと思うのですが、ご覧のように花も紫色です。花の色と実の色が同じ植物は?と問われれば、ムラサキシキブ以外に思いつくでしょうか…?それほどない気がします。

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↑ 花色は違いますが、ムラサキシキブと同じような大きさ・形の花をつけるネズミモチも咲いています。ネズミモチは森の保全をする上ではアラカシやアオキと同様に、目の敵のように切ってしまう植物ですが、案外、花はきれいで、虫たちがたくさんやってきます。

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↑ 同じく白い花で目につくのはナンテン。この植物も森の保全のためには切ることが多いです。小さなカタツムリが休んでいました。

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↑ クサイチゴなどのイチゴの仲間が終わり、次はヒメコウゾが実ってきました。甘くておいしいのですが、毛が案外ちくちくするので食感がイマイチ…

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↑ この森ではあまり見ることがないアカメガシワの花も咲き始めました。なぜあまり見ることがないかと言うと、アカメガシワは森の保全のために、花を咲かせるほど大きくなる前に切られてしまうからです。花は小さく、色も地味ですが、かおりが強いので目よりも鼻が先に存在を察知する植物です。

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↑ キキョウソウが咲いていました。きれいな紫色で、花の形も端正、愛でたくなる植物ですが、北米原産の帰化植物なので増えてほしいようなほしくないような…

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↑ 同じく外国からやってきた生き物で、今は普通に見られるカミキリムシ、ラミーカミキリです。きれいな色と、独特の模様が面白いです。森では「ケヤキ広場」でよく飛び回っています。

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↑ 最後は、本日の子どもたちが発見した日本の生き物、コクワガタ(メス)です。クワガタはいつでも人気ですね。

小学4年生を対象にした森林環境学習「やまのこ」は、1学期の実施については本日ですべて終了しました。今年度の「やまのこ」はこれで終わりではなく、次は秋以降に行います。

森に来る子どもたちは「やまのこ」だけではないので、これからまだまだたくさんの来訪があります。

                                   MARU

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2012年6月22日 (金)

久しぶりの森の様子

とても久しぶりの更新となってしまいました。ブログを初めて以来、3週間も更新しなかったことはこれまでなかったと思うのですが、これにはもちろん理由があって、今の時期森には連日たくさんの子どもたちや団体さんが訪れ、とにかく忙しい!のです。

そうした中、本日は久しぶりに、子どもたちが森を探検している合間に少し写真を撮ることができました。

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↑ すでに見頃を少し過ぎましたが、ホタルブクロがたくさん咲いています。この花の形はいつ見ても美しいですね。

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↑ やや日が当たるものの当たりすぎない場所では、オオバギボウシが咲いています。少し日陰のところの方が紫色が濃い気がします。

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↑ ホタルブクロと良く似た環境に生育するものの、うまく棲み分けしているのがこちらのオカトラノオ。この微妙な曲がり具合と、先端部の少しそり上がった姿が美しい花です。

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↑ ホタルブクロやオカトラノオが生えているところに、今年増えてきたなあと感じるのはこのドクダミ。ドクダミは少し湿ったところに生えますが、昨年まではこの場所にこれほど無かった気がするのですが…条件が変わってきたのでしょうかね?

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↑ 本日の子どもたちは小学4年生。今日も人気者のカナヘビをつかまえていましたが、こちらはカナヘビが尻尾を切ってしまった様子。写真ではお伝えできませんが、切れた尻尾が元気よく動いているところです。

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↑ 今日は珍しくニホントカゲを捕獲できました。カナヘビは森のあちこちで見られますが、ニホントカゲはどちらかというと建物の周りなどにいて、建物の隙間などにすぐに隠れてしまうので、つかまえるのは難しいです。ゴールドのラインときれいな青い尻尾がなんとも美しい生き物です。

明日は4つの団体様がお越しで、また賑やかな森になりそうです。

                                         MARU

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2012年6月 1日 (金)

今日から6月

もう6月です。「5月」と「6月」は、その言葉からイメージする雰囲気が大きく変わる気がしますね。5月はさわやか、6月はジメジメ…しかし今日はとてもさわやかな6月のスタートでした。

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 ↑ 今日は市内の小学校4年生と活動。竹筒でタケノコご飯を炊きました。この子どもたちは昨年から数えて3回目の来訪で、森のことはずいぶん良く知ってくれています。子どもたちに昨年活動した時のことをたずねてみると、とても良く覚えていてくれることに驚きました。

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 ↑ タケノコご飯は20本以上の竹筒で作りましたが、失敗はなし。どれもおいしく炊けました。午後からはたっぷりと森を探検する時間をとり、子どもたちは森を駆け回っていました。こちら大人気のカナヘビを追いかけているところ。この後見事に捕獲しました。 

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↑ 子どもたちが帰ったあと、スタッフの間で大きな話題になったのがこちら。このカナヘビ、一体何をしていると思いますか?ちなみにこのカナヘビは、ケースの中で尻尾が切れてしまっています。

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↑ 別の角度から撮影するとこう!なんと、切れてしまった自分の尻尾を食べているのです!ケースの中に入っていなければ、尻尾を切ったあとは尻尾から離れたところにいますのでこんなことはしないのだと思いますが、狭いケースの中では勿体ないと思ったのでしょうか?カナヘビの尻尾の長さは、尻尾を除いた体のサイズの2倍ほどあります。それを飲み込むのは物理的に無理な話だと思うのですが…少しずつ一生懸命飲み込んでいました。しかもこのカナヘビ、脱皮中ですね。

実はこの後、やっぱりカナヘビは尻尾をはき出してしまいました。それでも、尻尾の太い方から飲み込みはじめ、尻尾の長さの半分近くまで飲み込んでいました。

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↑ さて、本日の森の様子です。新緑と呼ぶにふさわしい5月の「緑」は、徐々に深緑となってきました。緑がまぶしいです。こちらイタヤカエデの大木の深緑。

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↑ 本日もコアジサイを見に行きました。コアジサイは花の他にもこの紫の軸の部分がとても美しいです。日に透かすと特にきれいですね。

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↑ 午後の木漏れ日の中、コアジサイにはチラチラと光が注ぎます。花に光が注いだ時に撮影すると、闇の中に光る花火のようにコアジサイが浮かび上がります。

明日も2つの団体利用があります。でも明日からは天気がいまいちのようですね…

                                   MARU

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