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2012年1月

2012年1月29日 (日)

大阪からのお客様☆

本日は森が始まって以来のイベントがありましたhappy01
大阪市環境事業協会という団体の、大阪市の子どもたちをこの森に連れてきたいとの声に応え、「森を歩こう!たき火をしよう!!」というイベントを実施したのです!!

定員は12組(50人程度)を想定していたのですが、予想以上の人気で結局19組65人の親子が参加してくれましたhappy01

ここ数日にない絶好の日和に恵まれ、まずはクイズラリーからスタートしました!!

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↑森のあちこちに貼ってあるクイズを解きながら森を歩いて行きます!!

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↑周りをよく見たらヒントがあります!!こっちの木やあっちの実を見て、答えを探します。

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↑クイズだけでなく、森で色々な面白いものを発見しましたeye
 これはモグラの穴を見ているところです!!

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↑そしてこちらはジャノヒゲ、もしくはリュウノヒゲという草の実を探しています!!
 とってもきれいな青い実でしたねhappy01

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↑クイズの問題は林冠トレイルという、森の中で1番高い場所にもありました!!
 たくさん階段を上りましたね~。

そして子どもたちに大人気だったのが雪ですhappy01
やっぱり雪は珍しいようで、到着してからも森の中でも、雪だるま作りや雪合戦が行われていましたsnow

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↑あちこちにかわいい雪だるまが出来ていましたhappy01

午後からはお待ちかねのたき火をしました!!
最初に、この森で1番よく燃えるスギの葉を探しに行きましたeye

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↑みんな袋一杯に集めていました!!
 宙に浮いてる葉がいいということで、ジャンプしたり肩車したりと、高いところにある葉をがんばって取っていましたgood

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↑集めてきた杉葉には、マッチで火をつけます!!

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↑初めてマッチを使う子どもが多いので、保護者の方と一緒につけたり…

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↑姉妹で協力しているところもありました!!

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↑けむりが出てきたらうちわであおいで火を強くしていきます。
 

今日はファイアーサークルを含め、たき火の火ばかり見ていたからか、「滋賀県にはストーブがないの??」と言っていた子どももいました。
ストーブもあるよ~。でもたき火の火も暖かくていいよねhappy01

このたき火は「モリモリロール」を焼くためにつけたので、火がついたらそのロールを作りましょうsign01

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↑生地をこねて細くして、ウインナーにくるくる。

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↑家族で協力して仕上げていっていました。

用意が出来たら、さあ焼きましょうsign03

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↑炭火でじっくりと焼いていきますhappy01
 おいしそうないい匂いがそこら中に漂っていました!!

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↑おいしそうに焼けたよ~!!

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↑自分たちでつけたたき火で焼いたら、おいしさもまた格別だったんじゃないでしょうかhappy01

大阪の皆さんは初めて来られた場所ですが、とても楽しんで頂けたと思います!!
大阪から少し距離はありますが、ぜひ他の季節にも訪れていただきたいですsign01

皆様に書いて頂いたアンケートから、いくつかコメントを紹介させていただきます。

「想像以上に楽しんでくれたので、参加できて本当に良かったです。他の季節にも、是非訪れたいと思う森でした。」

「たき火は子どもが出来るものだと思っていなかったので、とても驚きました。良い体験が出来て本当に良かったです。」

保護者の方にはこんなコメントを頂きましたが、最後に子どもが言っていたこの一言が印象に残りました。

「滋賀県に住みたいな~」

KANA

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2012年1月27日 (金)

冬の森に賑やかな声響く

厳しい寒さが続いていますが、本日は小学校3年生たちが来訪。この子どもたちは3年生になって2度目の来訪です。昨日の積雪のため、本日は条件が悪いかなと思っていたのですが、まったくそんなことはなく、午前中は2回も森に出て2時間近く雪の森の探検を楽しみました。

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↑ 普通、大人だとこんな日に、こんな状態の森を歩くのを嫌がりませんか?子どもたちはすごいです。本当によく歩きました。キツネやノウサギの足跡もたくさん見られたので、楽しかったと思います。

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↑ 雪の森の中でも、いろいろな発見をしてくれました。こちらは真っ赤な実を見つけたところ。アオキの実ですね。

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↑ 道から外れて、森の中にまで踏み込んだ子どもたち。ウバユリのタネなど、思わぬ発見があったようです。

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↑ スタッフがこんなものを見つけました。「ちょとここ、におってみ!」「うぉ、強烈!」 キツネのおしっこの跡です。でも人によっては鼻をつまむほどでもあり、それほど強烈でもないよ…というように評価は分かれましたが、いずれにしても雪の日にしか見つからない貴重な体験です。

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↑ こちら、「雪うさぎを作ろう」というお題に挑戦しているところ。え?と思われるでしょうが、その大きさはどんなものでもいいよ、ということにしたので、彼らは巨大な雪ウサギを作ろうとしているのです。でも、結局、雪だるまのようになってしまいましたが…

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↑ 午後からは、まず竹でコップや串を作りました。前回来訪時に、既にノコギリやナイフは使っているため、写真のような難しい使い方にも挑戦してもらいました。

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↑ その後は本日のメイン、たき火です。常にたき火は盛り上がります。

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↑ 先生たちにも挑戦してもらいました。先生も必死です。

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↑ 今日はこんな様子の中、たき火に挑戦してもらいました。やはり拾ってきた枝などが濡れていることもあり、いつもよりは少し時間がかかったかな?

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↑ 火がついたら、その日でマシュマロを焼きます。先生直伝の焼き方はこうだ!という図。

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↑ 本日のマシュマロは、他の学校がよく持参してくれるマシュマロとは異なり、焼いて食べる用のマシュマロ(外国製)を先生が見つけて持参してくれましたので、いつもと食感が異なりました。こんな風に、結構のびるんです。白いプレーン味と、ピンクのイチゴ味がありました。

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↑ 締めくくりは、たき火をがんばった先生のこの笑顔。今日は子どもたちだけでなく、先生も存分に冬の森を楽しんでもらえたと思います。

今回来訪した3年生たちは、4年生になったらもう一度来訪します。その時には、さらにレベルアップした活動が待っているのでお楽しみに!

                                      MARU

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2012年1月22日 (日)

あそび隊 第3回目(Vol.1)

今日は晴れて良い天気の中、あそび隊 第3回目(Vol.1)が始まりました。

3回目は「たき火であそび隊!」 というテーマで、冬の森でマッチを使ってたき火をしました。久しぶりに森に来たので、森にどんな生きものがいるのかと冬の越し方の話をしてから森に探検に行きました。

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↑どんな生きものがいるのかな?

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↑早速プルプルのキノコを発見しました。数は少ないですが、冬でもキノコが見られます。

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冬の森には、ハチやマムシはいません。なので、道から外れて森の中を突っ切りました。

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森の中は落ち葉がいっぱいで、歩くのが楽しいですよ!

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冬の森ならではの物を見つけました。ハチの巣の跡ですが、ハチはハチでもオオスズメバチの巣跡です。草の根元にきれいに穴が空いていました。

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お昼からは今日のメインテーマのたき火に挑戦です。まずは、マッチの火をつけられるように練習です。初めての子も、使ったことがある子も、最初はちょっと怖がっていましたが何本か練習すると、みんな上手につけられるようになりました。

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マッチの練習が終わると、森に枝を拾いに行きました。拾う枝は折ると「パキッ」と音がする枯れている枝です。細い枝や指くらいの太さの枝などいろんな太さの枝を拾います。

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枝拾いから帰ると、早速たき火です。最初にこの森で一番燃えやすいスギの葉っぱに火をつけます。

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火がついたら拾ってきた枝をいれて炎を大きくしていきます。

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せっかく火をつけたので、マシュマロとかき餅を焼いて食べました。

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自分たちでつけたたき火で焼いたおやつはどうだったかな?

今日は一日中冬の森をつかって遊びました。

暖かくなるとまた別の森になっているので遊びに来てください。

SINO   

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2012年1月17日 (火)

竹林にて

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第二駐車場から、森に入ると左手に竹林が見えます。この竹林の中にあるナンテンの実はどれもまだたくさん実がついていて、毎朝赤がまぶしい!と思いながらネイチャーセンターへ向かっています。

今日、この竹林に向かったのは、ナンテンの実もそうなんですが、ウバユリが群生していて、たくさん種がついているので、それを写真に撮りに行きました。
何枚かバシャバシャ撮っていると、今日はよい天気なので、光が竹林に差し込んでいて、こんな写真が撮れました。
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ウバユリの実にちょうど光が当たって、ランプみたいになりましたflair

竹林の中にすわっていると、風が吹くと竹同士があたって音がします。はじめは何の音!?とびっくりするのですが、聞き慣れるとなかなか心地がよくなってきます♪

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ニオイアシナガダケという名前のキノコです。竹林以外にも森の中のいたるところで見られるキノコですが、秋から初冬に出るというちょっと他のキノコとは出る時期が違うのが特徴です。また、名前にもあるように、“におい”がするようなんですが(ヨードホルムのようだそうです)、写真を撮るのに夢中になってしまい、においをかげず… 今度はにおいをかいでみよう!

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こちらのキノコは名前はわかりませんが、竹の切り株からにょっきりと顔を出したキノコ達。見つけたとき笑顔になりましたhappy01

夏や秋は、蚊やハチが嫌でなかなか竹林には近づかないのですが、ハランの群落を見つけたり、コケに光が当たってきれいだったり、いろんな発見ができました。

***
最後は、竹林とは関係ない写真ですが
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ウメのつぼみです。
先日の遊林会の作業日に、このウメの木周辺を草刈りしてくださったので、草の刈った後のにおいがしていました。ここ数年、ウメが咲き出す前に、木の周りをきれいにしているので、以前より花が見やすくなりました。去年はフォトログによりますと、2月15日にほころんでいる姿が見られ、2月20日には、2.3日前に開花したのでは?と書かれていたので、今年はどうなるのかなぁ~shine  bun

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2012年1月13日 (金)

寒さに負けず

今日は13日の金曜日ですbearing。森の中にはチェーンソーではなく、草刈り機の音や製材をする音が鳴り響いていました。

天気予報は晴れ!でも寒い日でしたtyphoon

ここ数日、会議が続いていたのですが、今日はスタッフそれぞれイベントの準備や明日の観察会の準備などなど、スタッフルームではなく、外で仕事をしています。部屋の中にいたら外は寒そうと思うのですが、ずっと外にいて体を動かしている方が、暖かいし、気分もよくなるように感じます。

今日は、1月末に来訪がある小学校のクイズやプログラムのネタ探しに森へ小一時間でかけました。

くさはら広場には今たくさんの“花”が見られます。
20120113 ロゼットと呼ばれる、植物の葉っぱです。“ロゼット”とは、バラ(ローズ)の花のような形のことをそう呼ぶそうです。

この、ロゼットで有名な植物といえば・・・
20120113_2 タンポポです。
タンポポの葉っぱは、一生このロゼット形で、花の時に伸びている茎には葉がつかず、ずっと葉は、地面に放射状にのびている状態なんですね。他にも、オオバコも一生葉っぱがロゼット形の植物です。

冬だけ、ロゼット形という植物もあります。
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おそらく、ハルジオンのロゼットだと思います。春になれば、茎をのばし、その茎に葉や花をつける植物です。

このロゼット形の植物は、冬の寒い間は、地面すれすれに葉をのばし、光合成をして栄養をたくわえます。それだけでなく、この葉は、風や乾燥、根のまわりが凍るのを防ぐ役割もはたしているという、なんともかしこい植物たちの戦略なんです!毎年見つけるたびにすごいなぁ~と思っているのですが、今日はその葉っぱが、本当に花のように地面いっぱいにたくさん見られたので、いくつか紹介したいと思います。

20120113_4 こちらは、チチコグサの仲間のロゼットです。葉っぱが重ならないように、きれいに葉を広げています。

20120113_5 こちらは、オオバコのロゼットです。枯れ葉が多くって、ちょっと花のような形はわかりにくいですが、鮮やかな黄色がとってもキュートですhappy01

20120113_6 最後に、キュウリグサです。ヘラのような形の葉っぱは、ロゼットの時からなんですね。キュウリグサは、ハルジオンのように、春になると茎をのばして水色で小さな花を咲かせます。春が待ち遠しいです。

森の中を歩いていると、年明けの雪で折れてしまった木を見つけました。
20120113_7 アラカシの木です。明日の遊林会の作業メニューで倒木の処理を行うので、明日には伐られてしまう・・・

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伐られるその前に倒木平均台をして遊びました!枝が細くなるにつれて「ギシッ ギギッ」という音・・・ お正月太りしてしまったのかしら??とちょっとショックを受けながら、落っこちないように平均台を行ったり来たりしましたdash

最後に
ナワシログミの葉っぱに、模様がついているのを見つけて、こんな風にしてみました。
20120113_9 クリックすると大きくなります
花は、どんぐりの葉っぱ、口はナンテンの葉っぱです。みなさんは、どの顔が好みですか?

スタッフルームに帰ってきてから、葉っぱの福笑いをしました。なかなかおもしろいので、ぜひみなさんもやってみてくださいwink bun

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2012年1月11日 (水)

冬の森にて

今週土曜(14日)は、遊林会の新年初作業日です。その作業日にどんな作業をするのかは、本日の夜の会議で決定するのですが、その会議の原案を作るためには森を歩いて作業メニュー案を考えねばなりません。

今日は朝からそのために森を2時間かけて回り、いくつかの作業メニューを考えました。それとは別なのですが、先日のフォトログでもふれた「ケヤキ広場」の手入れに関して、今日もまた現場で考え込みました。

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↑ たとえばこんな風に「荒れている」林があります。先日のフォトログでは、このケヤキ広場を手入れしてすっきりとさせていきたいなあということを書いたわけですが、何しろ広さはざっと15,000㎡ほどあります。手入れしてすべてを同じような林にしてしまうのはいかがなものか?

というのも、荒れた林もちゃんと生き物たちの生息環境になっているところも多いからです。ゆっくり森を歩くと、そんなことに気付きます。たとえば有名なウグイスは、今の時期は荒れた林でチッ、チッと地鳴きをしています。荒れた林も必要なんだなあということがよくわかります。

ですが、「荒れた林」にもいろいろあるわけで、上の写真のような林は多少手入れすべきだと思います。それは、ササという単一植物に覆われてしまっているからです。やはり、ある程度の多様性を持ちながら荒れているというのが理想(?)だと思います。

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↑ 良い荒れた林とは、たとえばこちらのようなイメージです。現に、この写真の藪の中ではウグイスが鳴いていました。向こうが見通せないくらい木が茂っていて、常緑樹も落葉樹もそれなりに混在している…広いケヤキの林では、場所によっては意図的にこうした場所も保っていく必要があると思います。これは、決してこの場所を放置しておけば良いというものではないところがポイントになります。たとえば常緑樹のアラカシがあまりにも茂ってしまえば、その周りに生えているムラサキシキブなどの落葉樹は枯れてしまいますから、何年かしたらカシの枝を間引くなどの作業が必要になるかもしれません。

今日は、そんなことを考えながら森を歩きました。

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↑ 一方、2011年の1~3月に萌芽更新した林は今こんな感じです。まだ雪が残っています。そして、切り株からは順調に萌芽していました。すべての切り株から萌芽しているわけではありませんが、なかなか良い成績だと思います。

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↑ クヌギやアベマキから萌芽枝が出ていなくても、周囲にはこのようにたくさんのドングリの実生が発生していました。すべて1歳未満の苗たちです。

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↑ ふと上空を見上げると、2羽の鳥がケンカをしていました。下は言わずとしれたカラス、上の鳥はおそらくオオタカだと思います。

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↑ オオタカとカラスと聞けば、ほとんど人はタカの方が強いと思うかもしれませんが、こうした場面に出会う多くの場合は、カラスがオオタカにちょっかいを出していることが大半です。オオタカはカラスより小ぶりな鳥で、案外カラスにいじめられていることが良くあります。今回も、カラスがひたすらオオタカにつきまとっていました。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 最後にリュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の実。今すごくきれいです。何とも言えない青さで、見つけると嬉しくなります。

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↑ リュウノヒゲの多くは半分落ち葉に埋もれて地際で実っていますが、稀にこのように地上に茎を伸ばしているものもあります。美しいランプのようでキレイですねえ…

まだしばらく寒い日が続きそうです。

                                      MARU

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2012年1月 8日 (日)

背中が語る…

寒い日が続きますが、森にやってくる子どもたちは元気いっぱい。昨日に続き、本日も「モリイコ!」の子どもたちがやってきて、森は一日にぎやかでした。モリイコ!の様子はこのブログの姉妹編ともいうべき「モリイコ隊 活動記」をご覧ください。

こちらでは、子どもたちの探検中に撮った写真を何枚か…

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↑ 今の時期にはめずらしく蝶の写真を。小さくても美しい羽を持つムラサキシジミです。残念ながら死んでいました…と、写真を撮っている時には思ったのですが、調べてみるとムラサキシジミは成虫で越冬するとのこと。今日は少し日差しがあったので、もしかしたら越冬中に出てきてじっとしていただけなのかもしれません。

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↑ 若いドングリの木の枝に、ヘクソカズラのツルが巻き付いていました。その実の色は何とも言えない光沢を持つ、飴色のような色をしています。

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↑ こちらはヤマツツジの木の枝に引っかかっていたテイカカズラの種。たまに頭上からパラシュートのようにふんわりと種が落ちてきますが、このように木に引っかかってしまっては…でもいずれ落ちますね。

さて、現在実施中のモリイコ!は8回目です。

ちなみにモリイコ!は、4歳~小学3年生までの子どもを対象に、毎月1回、年間10回、森に来訪して様々な活動を行っている事業のことです。森での滞在時間は9:30~16:00まで、定員10人のグループを4グループ運営中です。

つまり、今日やって来たモリイコ!の子どもたちは今年度少なくとも7回は森に来ているわけで、7回の間に様々な活動を実施してきました。そして8回目の本日は、初めて子どもたちだけで森に探検に行かせました。

4~5人のグループで行かせるのですが、みんなモリイコ!で月に一度会うだけの関係であり、年齢・学年も異なります。いつもは私たちスタッフ(隊長)と一緒に活動するのに、今日は自分たちだけ…しかもいつも遊んでいる友だち同士ではなく、まだ8回くらいしか会ったことのない「森仲間」…

森仲間とは言え、みんなケンカもせずとっても仲良しか…と言えば、当然そんなことはありません。やはり子ども同士のことですから、口げんかなどもしょっちゅうです。4歳ができることと小学校3年生でできることには、ものすごく差があるので、何かを協力してしようとしても上級生は当然いらつくこともありますし、下級生は悔しくなることもあります。

それでもやらせてみました。もちろん単なるお散歩ではなく、協力してクリアすべき目標を設定しての探検です。結果は…

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↑ この写真、クリックすると大きくなります。子どもたちの雰囲気を感じ取ってみてください。

あえて、何もコメントしません。この写真の子どもたちの様子が、森で8回活動してきた子どもたちの姿なのだ…とだけ加えておきましょう。

                                       MARU

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2012年1月 5日 (木)

大雪により

朝、起きてみると、ここまで降るとは思っていなかったほどの積雪でした。といっても20cm程度なので今までより多いというわけではなかったのですが、予報を大きく外れたというところでしょうか。

何しろ重い雪だったので、森にも少なからず被害が生じました。

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↑ かなり竹が曲がってしまいましたが、何本かは折れてしまいました。

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↑ せっかく秋に美しく間伐したのに、また切らないといけないかもしれませんね。戻ってくれると良いのですが…

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↑ アラカシも折れていました。私が確認したのは2本。両方とも、根本付近からポッキリと折れています。おそらくカミキリムシに穴だらけにされていた箇所から折れたのだと思います。

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↑ 雪が降ると、ジャノヒゲなど多くの実が雪に埋もれてしまいますが、写真のヤブランなどはちゃんと頭を出しています。鳥にとっては絶好の食事ポイントになるでしょうね。

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↑ ナンテンなどはこれまであまり鳥に人気がなかったのですが、積雪になると一気に株が上がるようで、しばらくするとどんどん実が無くなっていきます。

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↑ モミジの林で撮影していると、一瞬だけ日差しが差し込みました。溶けた雪が水滴となって枝にぶらさがっているところに、逆光が当たるとイルミネーションのようにキラキラと光っていました。この写真、クリックすると大きくなります。

ネイチャーセンターは今日から開館ですが、さすがに入場者は0人…と思ったら、親子連れが2人歩いていました。誰もいない雪の森は、さぞ楽しかったのではないでしょうか。

                                          MARU

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2012年1月 4日 (水)

本年もよろしくお願いします

森は本日より仕事始めです。どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。

まずは、休みの間に森に異常が無かったか見回りに行きました。幸い今年は、休みの間に雪もほとんど降らず、枝が折れたり木が倒れたりということはなく、平穏無事な森が広がっていました。

さて、今年は森の中で積極的に手を入れたいと考えている場所があります。

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↑ それはこちら、「ケヤキ広場」です。この写真の区域は、ケヤキ広場の中でも昨年より本格的に手入れを始めた場所で、大量に生えていたケヤキの実生苗を間引いた区域の様子です。これでもまだケヤキの生育密度は高いのですが、今の段階でこれ以上間引くと林床にササや草などが繁茂し、管理が大変になるので、まだしばらくはこれくらいの密度で育成していく予定です。

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↑ 一方、こちらはまだケヤキを間引いていない場所の様子です。草が枯れ、木の葉が落ちた今なら林の中に簡単に入っていけそうに思いますが、夏になると、とてもこの場所には踏み込めません。かなり間引く必要があるところです。

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↑ こちらはケヤキ広場の中でも、先月下刈りをしたばかりのところです。最初の写真(ケヤキを間引いた区域)の隣の場所なのですが、こちらにはケヤキの実生が驚くほど少ないです。ケヤキの種子がこの区域にあまり散布されないのか、微妙な地形や土壌・水分条件でケヤキが生育しにくいのか、原因ははっきりとわかりませんが、この区域だけすっぽりとケヤキがありません。代わりに大量に生育していたのが、先月伐採して写真手前に積んであるヒメコウゾです。ヒメコウゾは1年で驚くほど成長するので、放置しておくと大変なことになります。先月それらを刈ったものの、そのまま放置しておくとまたヒメコウゾに覆われます。さて、この区域はどうしようかなあ?

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↑ ケヤキ広場の手入れは、昨年末から遊林会の「木ままクラブ」の活動日で実施しています。今の作業の中心は、生え放題になっていたタラノキとセンダンの伐採です。この写真の区域は、そうした先駆種の樹木を伐採し終わったところ。林の中にぽっかりと空間ができています。これだけの面積を、タラノキやセンダンの葉が占めていたのですね。ただ、ここも放置しておくとまたササやタラノキに覆われてしまいますので、ここにケヤキを間引く区域から若い苗を移植するなど、積極的な「森づくり」の方法をとる必要があるのかもしれません。

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↑ こちらもタラノキを切り始めている区域。まだ手入れの途中です。冬場でこんなに植物が密生しているのですから、夏になるとどうなるか…とても入れたものではありません。今年はこうした区域に積極的に手を入れ、林をすかせてやる必要があると思います。そうすると、たとえば写真右側のアズキナシの大木の実生たちが、また周辺から生育してくれると思います。

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↑ さらに、こうしたアラカシなどの常緑広葉樹が生育しているところにも手を入れていく必要があります。なかなかたいへんな作業ですが、今年から来年の冬にかけて、ケヤキ広場をすっきりさせていきたいなあというのが今年の目標です。

これまでにも「河辺林通信」などで記したこともありましたが、これまでの遊林会の作業の中心は「木を切って森を守る」でした。この方向性はこれからももちろん有効です。生えすぎた木を切って、林が明るくなったところに自然に生育してきた多くの植物たちのうち、必要な植物だけを残して次の世代の林を育成させる方法です。

その一方で、ケヤキ広場の一部のように、木を切っただけでは望むような植物の生育が見られない区域も出てきました。やはりこうした区域には、これまであまり行わなかった「植栽」という方法によって、次の林を育成していくべき時を迎えているのかもしれません。もちろんその場合でも、この森の原則「持ち込まない、持ち出さない」を基本とし、林内に生育している植物の苗木を移植する方法が主になるものと思います。

では、どのような木を植えるべきなのか。そして、どういう林を育成していくべきなのか?このあたりが、14年活動してきた遊林会でもまだ持っていないビジョンであり、ノウハウなのだと思います。

とりあえず、あせらず、急がず…のんびりと森づくりを進めていきたいと考えています。

ところで、ケヤキ広場では今こんな物がたくさん目につきます。

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↑ ツル性植物たちです。間引きなどを行うことで林内に光が入るようになったため、ここぞとばかりにツル植物たちが元気に育っています。ただ、育成している苗などにからみついていくので、必要なツル植物以外は切ってしまいます。こちらはアオツヅラフジ。今、あちこちでたくさん実をつけています。

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↑ 数は少ないですが、このサルトリイバラもからみつきます。上に「必要なツル植物以外は切る」と書きましたが、これは作業者の独断によるところが大きいです。たとえば私なら、このように美しい実をつけるサルトリイバラは切らずに残すことが多いです。しかし、人によってはその鋭いトゲが邪魔になるためあっさり切る人もいます。どちらが正解とかはありません。その場の様子に応じて、柔軟に対応していくことが大切だと思います。これを、「サルトリイバラは全部残す、アオツヅラフジは全部切る、ヘクソカズラは…」などと決めてしまうことは、里山保全作業の上でうまくないと思います。理想的には、作業する人の多くがその植物を見極め、「ここではこの植物は残しておこう」などと判断できるようになるとともに、その判断が多くの人と共有できるものになることでしょう。が、それはあくまで理想。気楽にできるからこそ、里山保全作業は楽しいのだと思います。

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↑ たとえばケヤキ広場にも多いこのツル植物「サネカズラ」は、その実が美しいとともに、この森では数も少ないため、作業者の多くはこのツルは切らずに残しています。でも、この実が実っていない時期にサネカズラを見分けられる人はそう多くないので、切られてしまうこともあります。それでもいいじゃないか、ということで良いと思うのです。これを、「遊林会は全員がサネカズラを葉っぱだけで見分けられる」などに「レベルアップ」することは、逆に言えば特定のツル植物は全部残し、別の植物は全員が刈ってしまうことになるわけで、なんだかこれはジェノサイドを連想させてしまい、好きではありません。

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↑ そんなことはともかく、サネカズラは今その葉もきれいです。常緑の植物ですが、今妖艶な色を放っています。

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↑ 最後はコナラの幼樹の紅葉。コナラの幼樹は時に真っ赤っかに紅葉しますが、こちらはその途中でしょうか。何とも派手な色合いでした。

年始からいろいろと書きましたが、みなさん今年も「楽しく」森に来てくださいね!

                                         MARU

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