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2011年10月 2日 (日)

一皮むけて

昨日のにぎやかな森とは違い、今日は静かな森でした。しかし、来訪者がまったくゼロというわけではなく、散歩やドングリを拾いに来られた家族連れもおられました。

今まではセミの声や虫の声がとーっても大きな声で聞こえていたのですが、最近の寒さのためか、元気がなくなってしまったのでしょうか?もう10月ですし、セミはもうみんな役目を終えたのかもしれませんね。
そのため、森の中で聞こえてくる音は、「ボトッ ボトッ」とドングリが地面に思いっきり落ちてくる音です。当たったら痛そう・・・当たりたくないな・・・と思いながら森を歩きました。

休暇中のMARUさんも、森に散歩に来られていて、「サンコタケを見つけたから写真を撮ってね」と言われていたので、みんなで探しに行きました。
しかし、言われていた場所を探していても見つからない!!誰かにもう踏まれちゃったのかな~とほぼあきらめかけていたとき、落ち葉に少し埋もれたサンコタケを発見しました。

20111002_1 白い卵のような殻をやぶり、オレンジ色の部分が、ちょうど出てきたところのようです。

20111002_2 今まで見つからなかったのに、1つ見つけると、あっ!ここにも!!というように、他の個体も見つけました。白い卵のようなものは、サンコタケの幼菌だそうです。写真奥にもたくさん、その幼菌が見られるので、しばらくするとたくさん見られそうです。

今の大きさは・・・20111002_

ドングリと、背比べさせてみました。想像していたのはもう少し大きいものだったので、こんなに小さかったのですぐには見つけられなかったんですね。このサンコタケはどの本を見ても、『悪臭がある』と書かれています。今日はそんなに臭わなかったのですが、たくさん出てきたら、臭いで見つかっちゃうかな?

サンコタケも無事見つかり、たくさん落ちているドングリを踏まないように歩いていると道の脇に小さな花を見つけました。

20111002__2小さなツユクサです。ツユクサは、梅雨の時期というイメージですが、今も森の中ではたくさん咲いています。ツユクサの花びらは光があたるとキラキラ光ります。花びらをよく見るとなんだかラメが入っているように思えます。今日も光に当たってとってもきれいでした。

さて、今日のタイトル「一皮むけて」なのですが、今までで初めて見たように思います。

20111002__3それは、虫の羽化シーンです。もちろん、図鑑やテレビなどでは見たことがありますが、実際に目の前で見るのは初めて!きっとこの虫も脱ぎづらいんじゃないだろうか・・・とか思いつつもカメラを片手にじーっと見つめていました。

ハネに注目して撮った写真がありますので、それをご覧下さい。

15時10分

20111002_1510ずっと、頭を下にむけているので、しんどくないのかなぁ~なんて心配してしまいます。

15時20分

20111002_1520 少しずつハネが開いてきました。まだ開いていないハネは、先ほど紹介したサンコタケのようです!

15時27分

20111002_1527脱皮した抜け殻から、体のすべてがでてきました。ハネはまだくるりんとまいたままです。

20111002__4

横からの写真です。ちなみにこの虫は「クビキリギス」というキリギリスの仲間です。

と、ここで一度、羽化するところが待ちきれずにレンジャールームへ帰ってきたのですが、やはり続きがきになって、他のスタッフもさそってもう一度羽化現場へ!

15時50分

20111002_1550もう、ハネがのびきって、透明だったハネが少しずつ黄緑色に変わっていました。

20111002__5このあと、無事にハネを開ききって、少ししたら元気に動き出しました。

この羽化シーンを見ていてびっくりしたのは20111002__6触角まで、脱皮をすることによって長くなっていたこと!!まず触角も皮があって脱いだっていうことに、とってもとっても驚きました。

20111002__7 無事に大人になったクビキリギス君。森の中は危険もたくさんあるだろうけど、たくましく生きていってね!

まだまだ知らないことばかり。とっても新鮮な1日になりましたhappy01 bun
      

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