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2011年6月

2011年6月29日 (水)

夏の生き物たち

森では連日子どもたちの声が響いています。今日も暑い中、近くの小学校4年生たちがやってきてこの暑さにもかかわらず「たき火競争」を実施しました。暑くてもたき火をするという体験は子どもにとってとても楽しいもので、来週、この子どもたちは今日覚えたたき火の技術を使ってバームクーヘンを焼きます。

さて、午後からは久しぶりにお客様がなし。明日の中学校の体験作業の下見を兼ねて、久しぶりにカメラを持って森に出ました。

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↑ 毎日子どもたちと森を歩いているので、初夏(いや、もう夏か…)の花が次々と咲いていっているのを横目で眺めていました。このホタルブクロもずいぶん前から咲いていますが、ようやく写真を撮ることができました。しかし写真にも写っているようにすでに茶色く枯れ始めた花もあり、見頃は少し過ぎてしまいました。

他にも、オカトラノオやムラサキシキブなどもきれいです。

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↑ 今の時期は花よりもとにかく生き物が目立ちます。水辺を歩くと、たくさんのカエルたちが川の中に飛び込んで逃げますが、こちらはトノサマガエル。昨年あたりからこの森ではトノサマガエルが明らかに増えていて、今年はさらに多くなっている気がします。

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↑ 夏の森の虫と言えば、クワガタやカブトムシ。今年、私はまだカブトムシを見ていませんが、クワガタは姿を見ました。こちらコクワガタ。いくつになってもクワガタを見つけるとわくわくします。

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↑ クワガタたちと同じ「甲虫」の仲間の中には、金属光沢を持つ虫も多くいます。名前を調べている時間がありませんでしたが、こちらとても小さな青い光沢を持つ虫です。

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↑ こちらも近くにいた光沢のある甲虫。すごいなあ。

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↑ こちらはコフキゾウムシという昆虫です。粉がふいたようなという意味だと思うのですが、写真にとってじっくり見ると青銅色のような独特の色合いがきれいですね。

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↑ オカトラノオの花にはメスグロヒョウモンという蝶の雌が来ていました。この蝶も体に生えている毛がきらきらして見えます。

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↑ 別の場所で食事中のメスグロヒョウモン雌。彼女のストローは真っ黄色なんですね。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 最後は夏らしい昆虫、トンボです。こちらは木陰で休んでいたコオニヤンマ。オニヤンマほどではありませんが、大きなトンボで見応えがあります。この写真もクリックすると大きくなります。

今年の梅雨は本当に空梅雨ですね。森や生き物にとっては困った状況です。雨続きもいやですが、やはり降るべき時には降ってくれないと…

                                       MARU

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2011年6月26日 (日)

「あそび隊」第1回目活動日

今日は、「モリイコ!」に参加できなかった人への特別イベント「あそび隊!」の第1回目の活動日でした。

今日のテーマは「いきものとあそび隊!」
梅雨時の不安定な天気の中、午前の回・午後の回にわけて子どもたちがやってきました。

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↑ 子どもたちは、さっそく虫アミ・虫カゴをもって、森へと繰り出していきます。
 その途中で見つけたのは、出来たてホヤホヤのモグラの穴!

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↑ くさはら広場では、小さいバッタがピョンピョン跳ねています。子どもたちは、すばしっこいバッタ相手にアミを振り振り…やっとの思いでつかまえました!!

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↑ こっちでは空飛ぶチョウチョに果敢に挑戦! シジミチョウをつかまえることができました。 この森の周辺ではヤマトシジミが多いのですが、今日つかまえてくれたのは別の種類で、ツバメシジミでした。

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↑ ナメクジゲット!!
 日のよく当たるくさはら広場でも、日陰があるところにはナメクジがいます。
 子どもたちは、ベンチの裏に潜んでいたナメクジを、目ざとく見つけてつかまえていました。

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↑ 「これダンゴムシやで~!」
 森でつかまえたいきものは、最後には森に返してあげないといけないのですが、その前に、みんなでつかまえたいきものを絵に描きました。

午後からは、小学生の子どもたちがやってきます。

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↑ さっそく何かをつかまえたようです。
 「逃げた!? 逃げた!?」「まだおる! はよカゴ入れ!」子どもたちはテンションMAX!

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↑ ナナフシもつかまえました!
 ナナフシは、「見つける」のが難しい昆虫の一つ。今日は枯れ葉色をしたナナフシを、見つけてくれました。すごいね!!

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↑ 「いっぱいつかまえたで!」 たくさんいきものをつかまえた子の虫かごを見せてもらいます。「スゴイ! キリギリスや!!」周りの子どもたちも大興奮です。
 

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↑ 森の中の小川では、カエルつかみに夢中になります。「あっ、あっちいった!」「逃げてもーたぁ…」
 

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↑ 今度も、つかまえたいきものを絵に描きます。みんな自分の虫かごをのぞき込んで、一心不乱に描いてくれました。
 

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↑ 「これはハエで、これがアブラムシやねんで! ホンマの大きさで描いたから、めっちゃちっちゃいねん!!」 
 


途中で大雨にも見舞われましたが、子どもたちは非常に楽しそうにいきものとふれ合っていました。 次回の「あそび隊」は秋ですが、いつでも森に来てくださいね! 
 


RYOMA 
 

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2011年6月15日 (水)

もしかして♪

本日は中学1年生が体験学習で来訪。この生徒たちは、小学校の時に全員この森に来たことがある者ばかりなので、私が最初に森の生き物の話しをする時には小学生の時と同じ話をするわけにはいきません。少しレベルを上げたスズメバチの話しや、フクロウの話しなどをしました。

そんな生き物の話しのひとつに、昨日スタッフのブンちゃんが見つけたムササビらしき糞の話しをして「糞はどうもムササビのようだが決定的ではない。ムササビは葉っぱを食べた時の食べ痕が特徴的なので、こんな形の食痕のある葉っぱをぜひ見つけてきて!」と絵に描いて説明し、クイズラリーに行ってもらいました。

ラリーから帰ってきた子どもたちに森はどうだったかと尋ねたら、「ゴロスケホーホー」と鳴いているフクロウの声を聞いたとか、実際に滑空するフクロウを見たという生徒もいました。そしてこんな葉っぱを拾ったよ!という生徒もいたのです。

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↑ 私が絵に描いた通りのムササビの食痕です。とは言え、私も図鑑でしか見たことがなく、本物のムササビの食痕は見たことがないのでこれを見て「ムササビの食痕だ!」と断言できるほどの自信はありません。しかし、これほど特徴的な食痕をつける生き物はムササビしか思い当たりませんので、もしかすると本当にこの森にムササビがいるのかも!と期待させられます。

ムササビは、葉っぱを半分に折って、折ったところの真ん中を半円状にかじって食べます。その葉を広げてみると、中央にポッカリ穴が開いたようになるわけです。ちゃんと、半分で折った折り跡もありますね。この葉っぱはヤブツバキの若葉です。枯れずにまだみずみずしいところを見ると、昨晩あたりに食べたのかもしれませんね。

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↑ ところでその中学生たちは、午前中に里山保全活動もしてくれました。例年、中学生の里山保全体験と言えばアラカシなど常緑樹の伐採が定番作業です。しかし、遊林会が13年にわたって里山保全活動を続け、さらに中学生の体験学習も10年にわたって実施してきた結果、子どもたちが切るのにふさわしい程度の常緑樹の木がほとんどなくなったのです。そこで今回、萌芽更新を行っている現場で初めて林床管理作業をしてもらいました。つまり、これまでの「木を切って森を守る」作業から、「切ったあとの森を育てる」作業へと移行したということです。

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↑ 例年の作業では、①あらかじめマークしてあるアラカシを伐採する、②竹林の間引きや手入れを行う、③ササ刈りもしくはセイタカアワダチソウと抜く、という3種の作業が主体でしたが、今日実施した林床管理作業は「この植物は切っていいけどこの植物は残してほしい。そしてこの植物は退治したいけど切ってはだめで根元から手で抜いて」などと注文の多い作業なのです。初めはみんなとまどっていましたが、そのうち樹種の見分けがつくようになってきてどんどん作業をしてくれるようになりました。ありがとう!

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↑ 午後からは竹工作です。実はこの生徒たちは、小学生の時にすでに竹工作は実施しています。ですから今回はよりレベルを上げた工作に挑戦してもらいました。

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↑ 5種類ほどの工作のうち好きな作品を好きなだけ作って良いというやり方ですが、こちらそのうちのひとつ「竹トンボ」です。竹トンボは切り出しナイフを使いこなす必要があるので、結構高いレベルが必要ですが、この女の子たちはちゃんと飛ぶ竹トンボを作ることができました。しかし今どきの中学生は竹トンボなんか飛ばしたことがない生徒が大半ですから、作ったのはいいがうまく飛ばせません。練習して、何とか飛ばせるようになってきているところです。

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↑ 5種類の作品のうち好きなものを好きなだけ作って良いのですが、この森ではひとつの作品にこだわって作るのもアリだよと言っています。その極端な例が、最初に全員がナイフの練習として行う「箸づくり」にこだわって極めるというものです。実はこの中学校から昨年訪れた男子生徒の一人がそれに挑戦し、私が「箸名人」の称号を贈るまでに見事な箸を作ったのです。その話を今年の生徒にもしたら、今日は女女子生徒が挑戦しました。こちらが彼女の作品。シビアな私は今回の彼女には箸名人の称号は進呈しませんでしたが、それでも下側の箸は見事な出来映えです。ちなみに昨年の箸名人が作った箸の写真はブログのhttp://kawabee.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-97f1.htmlに載せていますから、よければ見てください。

放課後、今日来てくれた生徒のうち二人の女子生徒が早速森に遊びに来てくれました。こうして森に気軽に来てくれることは、私たちスタッフにはとてもうれしいことです。また来てくださいね。

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↑ さて、そんな放課後。ちょうど女子生徒が遊びに来てくれた時に、こんな場面に遭遇しました。カマキリが誕生しているところです。女子生徒も見ることができました。

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↑ カマキリの誕生は、エイリアンが出てくる時のようです。もちろんエイリアンの誕生は見たことがありませんが…。卵塊の隙間から、1匹ずつニュ~っと出てきます。

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↑ 卵塊から出てきたカマキリには、クモの糸のようなものがついていてしばらくこれにぶらさがっています。そしてぶらさがった状態で、数分かけて早速1回目の脱皮をするのです。

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↑ こちら脱皮を終えたカマキリ。とっても小さいですが、一丁前にカマは持っています。まだ羽は生えていません。これから何度も脱皮をして徐々に大きくなり、羽も伸びていきます。

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↑ ここからは一人で生きていかねばなりません。エサをくれる親はいないし、エサの捕り方を教えてくれる仲間もいません。敵もたくさんいます。それでも、生き物たちは生きるべくして生きるのです。

今日はいろいろな発見があったなあ。ちなみにムササビの天敵のひとつはフクロウだそうです。う~ん複雑な気分…

                                          MARU

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2011年6月14日 (火)

さわやかな晴れ間

今週も、森には毎日子どもたちの声が絶えることなく響きます。月曜が休館日の私たちにとって週はじめの本日火曜日は、市内の幼稚園の親子広場でスタートしました。この幼稚園、今年の園外活動はことごとく雨に降られたそうですが、今日はとてもさわやかな晴れ間が広がり、先生はもちろん、子どもも保護者のかたもとても喜んでいました。

あいかわらず、子どもたちと一緒に森を歩いている時の写真は撮れませんでしたが、親子共々で約120人という大人数だったにも関わらず、それぞれたくさん森を楽しんでくれたように思います。

さて、今日の森の様子です。

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↑ オニノヤガラの花が咲いています。しかし今年はオニノヤガラ自体の数が少ないです。昨年の猛暑の影響が出ているのではと考えています。というのも、オニノヤガラはナラタケ菌と共生する腐生ランの仲間ですが、ナラタケ菌のような菌類は水分の少ない過酷な環境に弱いので、昨年の猛暑で地中のナラタケ菌がやられ、それにともなってオニノヤガラもやられてしまったのでは…?との推測をしています。

同じように、猛暑が影響しているのかなと思うものがケヤキの葉っぱです。今年はケヤキの緑が美しくなく、枯れたケヤキの葉が茶色の球状になったものがたくさんついていて、明らかにいつもと様子が違います。森にたくさんあるケヤキの多くがこうした状態で、昨年の猛暑の影響ではなくウイルス病かなと心配しているのですが、ちょっと答えは分かりません。昨年の猛暑の影響ではないのではと考える理由は、この森より水分環境の厳しい街路樹のケヤキではこうした状態は見られないように思うからです(しっかり観察したわけではありませんが)。

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↑ 話題は変わってこちらは葉っぱの先にできた見事な球形の虫こぶ。ノイバラの葉にできていました。

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↑ こちらはイタヤカエデの種子です。既に多くの種子が地面に落ちていますが、こうしてまだついているものもありました。ハネのような翼が見事です。

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↑ 最後は今年初めて見つけたクワガタ。ノコギリクワガタのメスです。何枚か写真を撮っていると、この写真を撮った直後に自ら地面に落下していきました。自ら落下するのは手っ取り早く敵から逃げるための方法です。この写真、クリックすると大きくなります。

今朝はスタッフのブンちゃんが林冠トレイルで何かのフンを見つけてきました。調べてみると、ムササビのフンが一番近いのですが…まだスタッフのだれもムササビの姿は見ていませんが、いてもおかしくはありません。見てみたいなあ…

                                        MARU

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2011年6月12日 (日)

満員御礼

本日は朝から雲行きがあやしい日でしたが、4つの団体の予約がありました。ひとつは市外の幼稚園。ふたつめは市外のスポーツ団体の子どもたち。みっつめは怪しい天候のため朝のうちにキャンセルを決定され、最後のひとつは「モリイコ!」ならがしわ隊の第1回目です。

モリイコ!の様子は私たちが作っている別のブログ「モリイコ隊 活動記」でお伝えしますので、今日の「かわべぇフォトログ」ではモリイコ!以外の様子をお伝えします。ただ、残念ながら対応に追われ写真は撮っている暇がありませんでしたので、文章中心ですが…

まずひとつめの幼稚園。今回初めて来訪された彦根の幼稚園3,4,5歳児です。その人数なんと120人!しかも今日はお父さん主体の親子広場だったので人数はさらに倍の240人以上!が来ました。

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↑ まずはレクチャールームに入ってもらって森の話をするのですが、240人も入ると超満員です。それでも、様々な生き物たちの話には大人も子どもも聞き入ってくれました。

このあとは森にクイズラリーに出かけましたが、240人一度には回れないので60人ずつ4グループに分け、林内の4カ所の地点から一斉にクイズをスタートさせるというアクロバチックな方法で実施しました。おかげで、あまりせかせかすることもなく、それぞれゆっくりと森の発見を楽しみながらのクイズをできたように思います。

ちなみにこの幼稚園は近江鉄道に乗って往復です。これだけの人数のために、近江鉄道は専用の車両を手配してくれたようです。

さて、午後からはスポーツ団体の子どもたちの来訪。この団体も初の来訪です。指導者のかたが、普段の活動とは異なることを子どもたちに体験させてあげたいとの思いでこの森を選んでくださいました。

こちらの子どもたちも、まずは室内で森の話をしたあと、クイズラリーへ出発。午前中の大人数と異なりこちらは子どもたち13人だったので、クイズをしながらも子どもたちとたくさんの発見をしながら歩くことができました。モグラの穴やカナヘビ、カマキリの赤ちゃん、そして「ゴロスケホーホー」となくフクロウの声もみんなで聞くことができました。

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↑ クイズのあとは森を探検。その途中に、とんでもないものを見つけました!写真に写っている巨大キノコです!子どもたちの顔と比べてもらうと、どれくらい大きいかわかっていただけるでしょうか…こんなに大きなキノコは私も初めて見ました。子どもたちは、「これって自然に生えているの?」と何度も聞いてきましたが、その通り!自然に生えているのです。自然ってすごいね!この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ こちら先ほどのキノコだけを撮影したもの。その傘も巨大ですが、何よりも軸が太い!500mlのペットボトルくらいはあります。自分の重みでこけてしまったのだと思うのですが、立っている姿を見てみたかったなあ。図鑑で調べると「ムレオオイチョウタケ」というキノコのようです。この写真もクリックすると大きくなります。

子どもたちの探検中に、天気予報通り雨が降ってきましたが、それでも子どもたちは楽しく探検をしていました。今日は午後からフクロウが頻繁に鳴いていたので、その近くを探検しに行った子どもたちはフクロウが飛ぶ様子を見ることができたようです。他にも、ホトトギスがけたたましく鳴きながら森の上を飛んでいきました。この森には初めて来た子どもが大半でしたが、みんな十分楽しんでくれたようです。また森に遊びに来てね!

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↑ ここからは森の様子を少しお伝えします。こちら、シュンランの種が熟すサヤです。なかなか目にすることはないのですが、今年は見つけることができました。昨年も1本見つけたのですが、それは残念ながら種が熟す前に腐ってしまったようで、種を見ることができませんでした。これはどうかな?この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 今、初夏の植物がいろいろ咲き始めていますが、こちら林床にひっそりと咲き始めたイチヤクソウ。花も下向きに咲き、ひかえめです。

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↑ 最後は今朝見つけた昆虫。ゾウのような長い鼻…ではなく口(口吻)を持つ、ゾウムシの仲間です。おそらく、コナラのドングリに穴を開けて卵を産み付ける「コナラシギゾウムシ」だと思います。口吻(こうふん)の長さは体と同じくらいありますね。その色はルビー色のようできれいでした。この写真、クリックする大きくなります。

森はいよいよ夏の気配が濃厚です。いろいろな昆虫たちが増えてきましたよ。来週も毎日学校がやってきます。どんな発見があるかな?

                                         MARU

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2011年6月 8日 (水)

たまには後ろから

森に学校が来ると、たいてい私が主になって子どもたちに対応しますが、今日と金曜に来る学校(4クラスが2クラスずつ2回に分けて来訪)は都合により私はバックアップに徹することに。主になって子どもたちを牽引していく役割は他のベテランスタッフにまかせました。

最初に子どもたちと行うクイズラリー。いつもは、クイズラリーの先頭に私が立ちますが、今日は最後尾につきました。

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↑ 今日は小学4年生70人以上と人数が多く、クイズの場所ではちょっとした渋滞が起こっていました。いつもは先頭を歩くので、渋滞に巻き込まれないどころか先頭を歩く子どもたちは「はよ次行こ!」という雰囲気のため、森で立ち止まるということがあまりないのです。そういう意味では新鮮でした。

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↑ 後ろの方は、みなのんびりと森歩きを楽しんでいる感じです。今日は後ろは女の子が多かったなあ。

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↑ 朝はなんだか雲行きが怪しいほどの空でしたが、歩いている途中に素晴らしい青空になりました。

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↑ クイズラリーのあとは森の探検に。カナヘビをさわってみようというお題に挑戦している女の子。

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↑ 午後からは工作の時間。まずはノコギリの練習として木を切らせます。乾燥したナラの木なのでかなりかたいです。

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↑ 練習が終われば本番の竹工作。毎年、1年のうちの半年近くかけて遊林会のみなさんと間伐しストックしてある竹を使います。作品は5種類以上の中から好きなものを作ってよいのでとても楽しんでくれるのですが、写真を撮れたのは練習時まで。この後は私も工作の担当で手が離せなくなりました。今日は私の担当の作品には今まで一番忙しいというくらい「行列」ができ、たいへんでした。

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↑ 午前中の探検時間中に、私はカメラを持って森に出ていました。先日、スタッフ用に新しいデジタル一眼レフカメラを購入したので、今日のフォトログはすべてそのカメラで撮りました。こちらは咲き始めたハイハマボッス。直径2mmほどの小さな花ですが、森の整備を行って「復活」した植物として、この森では象徴的な扱いをしています。復活したのは西暦2000年。以後、毎年咲き続けてくれています。

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↑ オオバギボウシも少しずつ咲き始めました。この花は葉といい花といい、まるで園芸植物のような立派な姿で、現に庭にも植えられることがあります。しかし写真に撮るのは非常に難しい植物で、今まで納得できるオオバギボウシの写真を撮ったことはありません。今年はいいオオバギボウシの写真を撮ってみたいものです。

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↑ 最後は美しいツル植物のスイカズラ。スイカズラの花は、咲き始めは白く、そのあと黄色に変わっていきます。こちらは黄色になった花。独特のかおりがして、好きな植物です。

ちなみに森で新しく購入したカメラはNikon D7000です。今まではオリンパスのE-1というカメラを使用していました。頑丈で良いカメラでしたが、さすがに古くなりこちらの求める画質や機能が不足してきました。後継機も同メーカーのオリンパスをと考えていましたが、オリンパスはデジタル一眼レフカメラの販売戦略を変えてしまったため選択肢が高級機しかなくなってしまい、ニコンに鞍替えすることにしたのです。

昨年発売されたD7000は、3年前に発売され私が使用しているD700に比べカタログデータ上の比較ではほとんどの項目が上回っているのに、値段は半値というコストパフォーマンス抜群のカメラです。フィルム時代のアナログカメラと異なり、デジタル製品は新しいほど安くて高機能になっています。消費者にとっては嬉しくもあり悲しくもある事態です。フィルムカメラならいくら古い物でも(フィルムがあれば)ずっと使い続けられるし、メカに独特の「味」があります。私もまだ家に3台のフィルムカメラを保管しています。しかしデジタル製品の場合「古い物を大事に」という感覚はあまり生まれません。

私たちは写真を商売にしているという意味でのプロではありませんが、こうして仕事の様子を写真に収め、情報を発信するという意味ではカメラは欠かせない道具です。そうした意味では、高機能で価格も安いデジタル製品は商売道具としては大いに利用価値があります。ただ、個人の趣味で使用するなら、今でも私はD7000よりD700を選ぶかな。D700はデジタル物としては珍しく愛着の湧く製品です。

今日はちょっと余計な話題が多かったですね。

                                        MARU

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2011年6月 3日 (金)

コアジサイ讃歌

今日は久しぶりの晴れ間が広がり、来訪した子どもたちと楽しく過ごしました。子どもたちが帰ったあとは今度来る中学校の先生と打ち合わせ。それが終われば明日の準備。それも終わったようやく17時、待望のコアジサイを撮影しに行きました。

本日の写真はすべてノートリミング、横位置の写真のみクリックすると大きくなります。

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↑ 先日撮影したときよりも花が咲きそろい、非常にきれいでした。Nikon D700、Tamron SP AF90mm F/2.8 Diで撮影。ISO200、1/200、F5、露出補正-1.3。

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↑ 少し暗くなりはじめた夕方の光の中、コアジサイの淡い青色が映えます。Tamron SP AF90mm F/2.8 Diで撮影。ISO200、1/200、F4.5、露出補正-1.0。

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↑ コアジサイの花はどことなく張り巡らされた静脈に見える気がします。Tamron SP AF180mm F/3.5 Di LDで撮影。ISO200、1/80、F7.1、露出補正-0.8。

最後の2枚は本日のお気に入りのショットです。

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↑ 下から見上げた姿。上から見たときと印象が変わります。Tamron SP AF90mm F/2.8 Diで撮影。ISO200、1/100、F5.6、露出補正-0.4。

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↑ コアジサイは背景をボカしてふんわりさせた描写が似合います。Ai Nikkor 35mm f/1.4Sで撮影。ISO200、1/320、F2.8、露出補正-1.2。

私の一番のお気に入り。何度みてもきれいです。

                                      MARU

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2011年6月 2日 (木)

ナガサキからやってきたの?

炭焼き小屋の隣に、白い花が咲き出しました。

近づいてみたら、「イボタノキ」の花でした。

20110602白く小さな花がたくさんついていて、花びらは4枚でラッパのような形です。木はあまり大きくならないので、2メートルくらいの高さで、においがします。

20110602_2  花の写真を撮っていたら、ヒラヒラヒラ ヒラヒラヒラ

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初めて見るチョウチョのような・・・

気づかれて、飛んでいかれないようにそ~っとそ~っと近づいてみましたが、蝶は密を吸うのに必死でこちらには気づいていなかったのか、何枚か写真を撮らせてくれました。

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 ナガサキアゲハという蝶ですclover  日本の黒いアゲハチョウの仲間で、後ろバネに、しっぽのような突起(尾状突起)がないことが特徴です。そしてこのナガサキアゲハはメスで、雄ならば、ハネが黒一色なんだそうです。

さて、ナガサキアゲハという名のこの蝶。シーボルトが長崎で発見したため、この名がつけられました。1980年ごろより京阪神に定着し、だんだんと分布が北上し今では関東でも見られるようになっているそうです。

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今日、いつも聞こえるフクロウの鳴き声の他に、カッコウとホトトギスの鳴き声も聞こえるようになりました。ホトトギスの鳴き声が聞こえると、初夏を迎えた気がします。

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2011年6月 1日 (水)

6月の雨

6月になりました。およそ10日ぶりの更新です。

この間に早くも梅雨に入ってしまい、森でも季節がどんどん進んでいます。今日も朝から雨が降っていましたが、幼稚園の親子広場は予定通り来訪されました。こんな雨の日でも、子どもたちは森に行きたくなるものです。だから子どもだけの活動なら心配していません。むしろ今日のような日は、保護者のかたが嫌がる場合が多いのです。

しかし、今日はプログラムを急遽ゆったりバージョンに変更したこともあってか、保護者のかたも存分に雨の森を楽しんでいただいたように思います。子どもたちに負けず劣らず、雨の降る中でいろいろな発見を楽しんでおられました。

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↑ そんな雨の降る中、ついにコアジサイが咲きました。私がこの森の植物の中で一番好きな花と公言している植物です。山の方では普通に生えている植物ですが、森にはこの一株しかありませんので大事にしています。

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↑ そしてこの時期ならではの「オニノヤガラ」も生え始めました。今日も子どもたちが発見すると「こんなところにアスパラガスが生えてる!」と驚いていました。まさに、見た目は森のアスパラガスです。

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↑ 雨の森では、独特のしっとりとした色合いが広がります。晴れた日には決してみられない森の様子です。

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↑ そして雨の森と言えばカタツムリ。今日も子どもたちはたくさん見つけたようです。こちら、切り株から生えているキクラゲを食事中のカタツムリです。

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↑ 雨のたまった木道の上に、エゴノキの白い花が落ちています。透明感のある白い花が水に映えてきれいです。

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↑ 今日のタイトルバナーにも使用したオカタツナミソウ。林床でひっそりと咲いています。実物の花色は写真よりやや淡いですが、雨の森のしっとり感を出すためにややアンダー調にしているので濃く写っています。

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↑ こちらも林床に目立たず生えているテイカカズラ。つる性のこの植物は、他の木にまきついて高いところまでのぼった物は今ちょうど白い花を咲かせています。この写真はまだ地べたに広がっているもの。ちょうど、今新芽が出ていて金色に見えます。

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↑ 再びお気に入りのコアジサイ。昨年は花つきが悲しいほどに少なかったのですが、今年は株が自然と更新されたようで、多く花がついています。どの花を撮ろうかな、どんな角度から撮ろうかな、と楽しみながら撮れる植物です。

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↑ 今日のコアジサイのお気に入り写真はこれ。これからまだ咲いていくので、とっても楽しみです。

ちなみにアジサイは挿し芽で増えるので、2年前に山で群生していたコアジサイの芽を数本いただいて我が家で育てていました。2年経った今年、高さはまだ10cmほどですが、早くも数株に花が咲きました。しかし花色はピンク。アジサイと同じだとするなら、アルカリ性土壌でピンク色、酸性土壌で青色の花が咲くので、我が家の鉢の培土はアルカリ性だったのでしょう。一般に森林の土壌は酸性なので、この森や山で見るコアジサイの花は青色系が多いようです。

今日は雨だったので60mmマクロレンズ1本のみで撮影。また晴れれば、他のレンズでも撮影したいです。

                                      MARU

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