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2011年5月

2011年5月20日 (金)

新緑から深緑へ

過ごしやすくて気持ちいいなあ…という日はあっという間に過ぎ、ここ数日は「暑い!」というほどの気候が続いています。そんな中、森には連日子どもたちがやってきて、にぎやかな声が響いています。今日も子どもたちと森を探検しながら、折を見て植物を撮りました。

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↑ 林の中にはニガナの群落があります。よくある「普通の花」ですが、その立ち姿は可憐です。

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↑ くさはら広場ではタニウツギが咲いています。このゾーンではこの木以外はほとんど切っているので、その花色がよく目立ちます。

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↑ 毎年、シロダモの新葉の黄金色を写真に撮りますが、今年はその黄金色から少し日が経ったものを撮ってみました。細かい毛はまだ金色をしていて、手触りも滑らかです。

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↑ シロダモとよく似たヤブニッケイの新葉。こちらは淡い紅色がきれいな黄緑色で縁取られています。やわらかい色です。

森では緑濃く、梢ではイカルの美しい声が響いています。爽やかな森を楽しむならお早めに!

                                    MARU

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2011年5月17日 (火)

確率1/1,000

5月に入り、学校の利用が本格的にスタートしています。連日子どもたちが訪れ、森はにぎやかです。特に5月と6月は滋賀県の森林環境学習「やまのこ」の実施が集中しているため、ほとんど毎日「やまのこ」を実施しています。

そんな「やまのこ」の中で、多くの子どもたちに伝えていることがあります。それは、「フクロウの羽」です。森にはフクロウの羽がたまに落ちています。探そうと思って探せるものではなく、毎日森を歩いているスタッフも偶然に見つける、という程度の確率で落ちています。

私はそのフクロウの羽を拾ったことがあり、「宝物」としてポケットに入れているので、子どもたちが森に探検に行くとき、そのフクロウの羽を見せて自慢します。経験上、1年間に1,000人の子どもにフクロウの羽の話しをして拾えるのは1人くらいです。つまり確率1/1,000。子どもたちにそう言うと、なおのこと拾いたくなる…今日もそんな話しをした後、子どもたちは森に探検に出かけました。

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↑ そしたら何と!見事に見つけた子がいました!図鑑で調べてみると、どうもフクロウの尾羽のようです。拾った物は持って帰って良いので、彼はもちろん持って帰りました。

ただ、今年は森にフクロウがいる頻度が高いので、1/1,000よりも高い確率でフクロウの羽が拾えるかもしれません。今日も、森では子どもたちと一緒に「ゴロスケホーホー」というフクロウの鳴き声を聞くことができました。

今日は写真1枚のみです。でも、子どもたちのたくさんの笑顔が森にはありましたよ。

                                    MARU

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2011年5月 8日 (日)

かがやく森

ゴールデンウィークも本日で最終日。みなさんはどんな過ごし方をされたでしょうか。GW中、森はスタッフ交替勤務で大半をオープンしていましたが、後半まとめて休みをもらっていた私は休みに入った途端気が抜けたせいか、久しぶりに38.5度まで熱が出て完全にダウンしていました。まだ若干体力が戻っていませんが、熱で殺菌消毒されてすっきりした気がします。本日は最後の交替勤務で久しぶりに出勤です。

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↑ 久しぶりの森は緑が輝いていました。あっという間に緑の色がかわっていました。それでもまだ柔らかい春の緑です。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 気になるのはヤマツツジ。8、9分咲きまで咲いていました。きつすぎない朱色がきれいな花です。

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↑ 咲く花あれば、散る花あり。カスミザクラの花びらが散りばめられています。しかしこの写真の「散る花」の主役はサクラにあらず。細長い茶色のものがそうです。今、森で圧倒的にたくさん落ちている花、「ドングリの花」です。正確には、クヌギ、アベマキ、コナラの花序がたくさん、たくさん、たくさ~ん落ちています。

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↑ こちら少数派のエビネです。このエビネは、この森を保全する前から自生していたエビネを培地培養してもらって株を増やし、再びこの森に戻したうちの一株です。今はそれほどでもありませんが、かつて山野草ブームだった頃には盗掘の対象となったエビネを、種の保存の観点から増やそうと培地培養したものです。盗掘は許し難い行為なので、厳しく対処しています。

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↑ こちらは森の保全後に発生した自生のエビネです。微妙に花色が異なりますね。

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↑ 森で「幻」の実、ナワシログミが実っていました。今までは人間よりも先に野鳥が食べてしまうので「幻」だったのですが、今年は実がたくさん実っているせいか、あるいはおいしくないのか、まだ結構残っています。試しに食べてみたら、グミ独特の渋みが若干あるものの、ほどほどに甘くておいしいです。しかしタネが大きく、食べられる部分はそう多くありません。

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↑ 最後は今の時期林床で目につく植物、オオバギボウシの葉っぱです。観賞用にも植えられるこの植物の葉は、1枚1枚に独特の美しさがありますが、それらが重なっていると沸き立つ波のように見えます。この写真、クリックすると大きくなります。

本日でゴールデンウィーククイズラリーも終了しました。今回は88人の子どもたちがクイズを楽しんでくれました。今週の後半からは、いよいよ本格的な学校利用がスタートします。7月上旬までの間に、怒濤の40校・園・団体がほぼ毎日来られます。その間に、新しい事業「モリイコ!」もスタートします。さあ、忙しくなるぞ~

                                        MARU

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ゴールデンウィークの森

こんにちは

ゴールデンウィークももうすぐ終わり、クイズラリーもラストスパートです!

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クイズラリーに挑戦していた子どもたちが、カナヘビを捕まえてきました。

ここ数日、遊林会の城さんがずっと炭焼きをしてくださっています。

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この日はなかなか窯の温度が上がらずに苦戦されていました。

時々、窯の中に溜まったガスが焚き口に逆流してきて、そこら中が煙だらけになったりします。

この季節は、ツツジやヤマブキなど、目立つ花がたくさん咲きますが、そこらに当たり前に生えている「雑草」にも小さな花が咲いています。

その中でも一際目立っているのがハルジオンです。20110508_01_2

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ヒメジョオンと混同されることも多いようですが、ハルジオンはこの季節だけしか咲きません。

また、花の色も紫系・ピンク系・白系とかなり変異が多く、それぞれを見くらべるのも楽しいかも知れません。

それでは、次回の更新で…

記事作成:井上竜馬

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2011年5月 2日 (月)

春の海

今日は月曜日で森は休館日。しかし、最近忙しすぎて森に行けない、行ってもじっくり写真を撮っている暇もない…ということで、今日は仕事はすっかり忘れて森を歩くぞ!と思い、カメラバックをかついで森(職場)に行きました。休みに職場に行って楽しむ…という、ちょっと変な楽しみ方です。

今回の写真、横位置で撮影したものはすべてクリックすると大きくなります。

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↑ 最初の写真はヤマブキ。この写真は4月30日に撮影したもので、遊林会のホームページで「今月(5月)の壁紙」になった元の写真です。壁紙用にはトリミングをしましたが、こちらはトリミングをしていない写真です。Nikon D700、レンズはTamron SP AF180mm F/3.5 Di LDで撮影。ISO200、1/400、F3.5、露出補正-0.4です。

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↑ さて、ここからが本日撮影した写真。森の第2駐車場から入る歩道沿いの竹林では、今シャガがきれいに咲きそろっています。レンズはAi Nikkor 24mm f/2.8S、ISO200、1/500、F4、露出補正-0.7、ノートリミングです。

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↑ 春と言えば花ですが、久しぶりに管理放棄して植生遷移にまかせている区域に入ってみました。ここには何本かカゴノキ(鹿子の木)があり、中には結構太いものもあります。太いものほど樹皮がはがれて鹿の子模様がきれいです。レンズはAi Nikkor 35mm f/1.4S、ISO200、1/50、F11、露出補正-0.7、ノートリミングです。

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↑ 一方、森の手入れをしている明るい林に行くと、様々な植物が生えています。こちらサルトリイバラ。トゲがするどいやっかいな植物ですが、別名サンキライ(山帰来)と呼ばれる赤い実が美しい植物です。もうすぐ子どもの日、子どもの日といえばカシワモチですが、カシワの木が少ないこの地域ではこのサルトリイバラの葉でモチを包むこともあります。ちょうど、花が咲いていました。レンズはTamron SP AF90mm F/2.8 Di、ISO400、1/800、F7.1、露出補正-0.6、ノートリミングです。

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↑ 明るい林の林床にはイチゴの仲間もたくさん生えます。一番多いのがクサイチゴですが、この写真は森にそれほど多くないニガイチゴの花。花の雰囲気はクサイチゴよりニガイチゴの方が繊細な感じがして好きです。レンズはTamron SP AF90mm F/2.8 Di、ISO200、1/1,600、F5.6、露出補正-0.7、ノートリミングです。

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↑ 森ではカスミザクラが満開を終え、散り始めました。このウワミズザクラも一部で散り始めていますが、まだきれいな木が多いです。ただ、非常に写真には撮りにくい花で、どうやって撮ろうかと毎回悩みます。レンズはAi AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED、ISO400、1/1,250、F5、露出補正-0.6、ノートリミングです。

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↑ 毎年、ゴールデンウィークの頃に見頃をむかえるヤマツツジは、今年は遅れ気味です。まだ開花していません。しかし、蕾の数は多いです。高さ3mくらいあるかなり大きなヤマツツジの株です。咲くのが楽しみです。レンズはTamron SP AF180mm F/3.5 Di LD、ISO320、1/640、F4.5、露出補正+0.3、ノートリミングです。

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↑ こちらはとっても小さなスノキの花です。何ともいえない可愛らしい色と形の花を控えめにつけます。撮影していると、小さなチョウがやってきました。チョウの様子を見ていると、スノキの蜜を吸うでもなく、スノキの葉の上にとまっては体を横倒しにしています。一体何をしているのか…日向ぼっこをしているように見えるのですが…図鑑で調べてみると、『ヤマケイポッケットガイド9 チョウ・ガ』(松本克臣、山と渓谷社)にまさにそんな行動をすることが特徴のチョウが紹介されていました。「木肌模様のはねを閉じたまま、横倒しになったような不思議なスタイルで日向ぼっこする」と書かれてあります。チョウの名前は「コツバメ」で、食草としてツツジ科の花やつぼみを好むと書かれてあります。そういえば、スノキはツツジ科です。レンズはTamron SP AF90mm F/2.8 Di、ISO200、1/250、F5.6、露出補正+1.5、トリミングありです。

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↑ そのスノキは、葉っぱに赤い縁取りがついています。今の時期の葉はとてもやわらかい色をしていて、陽に透かせてみるととてもきれいです。スノキの葉の下から撮影しました。レンズはTamron SP AF90mm F/2.8 Di、ISO200、1/800、F5.6、露出補正+1.0、トリミングありです。

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↑ 最後は本日のタイトル「春の海」のイメージです。お正月に流れる例の曲とは関係ありません…林冠トレイルから見た新緑の様子が、春の海そのものなのです。風が吹いて梢がそよぐと、波のように見えます。レンズはAi Nikkor 35mm f/1.4S、ISO200、1/200、F11、露出補正+0.5、ノートリミングです。

森を歩いていると、ゴロスケホーホーの声が聞こえてきました。フクロウの声です。望遠レンズにつけかえて探しに出かけましたが、今日は会うことができませんでした。

今日は久しぶりにゆっくりと森を楽しめました。同じように、何人かの方がカメラを持って散策を楽しまれていました。森は連休中、今日と6日(金)しか休みませんので、みなさんもぜひどうぞ。

                                       MARU

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2011年5月 1日 (日)

春の室内楽コンサート♪

一年に2回、春と冬に『気軽に本格的なクラシックを聴ける、室内楽コンサート』を河辺いきものの森で行っていますnotes

20110501↑昨年の春の室内楽コンサートの様子です

2001年から毎年行っているのですが、今年で20回目のコンサートとなります!

今回は、トランペット・ホルン・トロンボーン・チューバの金管五重奏です!

愛知県を中心に活躍されている5人の女性演奏家により結成された『アンサンブル・ロゼ』のみなさんに演奏していただきます!

■春の室内楽コンサート

 開催日:2011年5月27日(金)

 時 間 :<開場>午後6時30分 <開演>午後7時

 場 所 :河辺いきものの森ネイチャーセンター

 入場料:1,000円

 定 員 :95名

*事前に申し込みが必要です

■お申し込み

チケットは、河辺いきものの森ネイチャーセンター内で販売しています。お電話でのお申し込みも受けつけています。(電話:0748-20-5211)

春の室内楽コンサートのチラシは、こちらからご覧くださいwink

自然にちなんだ曲を中心にお届けくださいます♪みなさんのお越し、お待ちしていますshine

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