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2011年4月21日 (木)

コブシ咲く

1997年にこの森の植生調査が行われた際、コブシの木は確認されなかったのですが、遊林会が活動をはじめ森の手入れをした成果が出たのでしょうか、数年前、コブシの幼樹が2本生えていることが分かりました。大きい方の木でもまだ3~4m程度しかないのですが、そろそろ花が咲くかと待っていたものの、今年も花芽らしきものが確認できなかったので、花が咲くのは来年以降かなと思っていました。

ところが今日、たまたまその木を見ると何と花が咲いているではありませんか。2本あるうちの大きい方の1本だけですが、たくさんの新芽の中に混じって5輪だけがひっそりと咲いていました。

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↑ 残念ながら気づくのが少々遅かったようで、既に見頃は過ぎていました。それでも、この森で初めてのコブシの花が咲きました。

この地域では山に生えることが多い植物ですが、この森のように標高の低いところでも河辺林沿いにはコブシが見られます。川の上流の山では、同じような時期にそっくりな白い花を咲かせるタムシバの方がよく目につきますが、コブシは写真のように花の脇に葉が出て、タムシバは葉が出ないことが特徴です。

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↑ コブシの木の近くには、もうすぐ花を咲かせるヤマブキが蕾をふくらませています。咲くのが楽しみな花のひとつです。

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↑ 森のあちこちに生えているタラノキは、この森ではどんどん伐採する木のひとつです。しかし切り残した物から出てきた芽は、有名な山菜のひとつなので、森の保全作業に携わった遊林会の方に召し上がっていただくことがあります。ところが、1年間に50回以上も作業を行う遊林会参加者の苦労を知りもせずに、この時期だけ森に来てタラの芽を盗っていく輩がいます。時には、切らずに守っているハリギリ(タラノキによく似ている)の芽を間違えて折っていく輩もいて、木々の無惨な姿を見る度に怒り心頭です。泥棒の現場を見つけ次第、即没収し、場合によっては警察に通報することにしています。

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↑ 最後はなごやかな花、イチリンソウ。きれいに咲いてきました。この森では2群落あり、大きい方の群落では30輪ほどが咲いています。スゲやササにすっかり覆われていた周辺を山番さんが丁寧に手刈りしてくださったので、来年はさらに群落が大きくなると良いですね。

本日は保育園5歳児が来訪、明日は小学校4年生と淡路島からの大学院生がお越しです。

                                       MARU

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