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2011年2月 5日 (土)

本日も発見あり

最初に訂正があります。昨日(2/4)のフォトログで、最後から2枚目の写真(ノウサギの「はみ痕」がある植物)として紹介し、その名前をコウヤボウキと書きましたが、ウグイスカグラの間違いでした。その記事は既にウグイスカグラに訂正済みです。

さて、昨日ノウサギの糞を発見した現場に今日も行ってみました。新しい糞が落ちていないかな、との期待からです。ところで昨日の記事で、ノウサギの糞を偶然1粒発見したと書きましたが、森の中の1粒がどのような感じかと言えば…

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↑ こんな感じです。写真の中に、ノウサギの糞が1粒だけ落ちています。分かるかなあ?結構見つけやすい1粒を選んで撮ったつもりですが…この写真、クリックすると大きくなるので探してみてください。

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↑ さて、そんな林の中で新鮮な?糞探しをしてみたら、ありました!新鮮な糞はまだ少し柔らかいので、枝などでつぶせばほぐれます。写真中央の糞を枝でつぶしてみたら、このようにほぐれました。昨日見つけた糞は硬くて無理でした。この糞はおそらく昨晩にしたのだと思います。私は動物のことを勉強したわけではありませんが、家にウサギ(飼いウサギですが)を飼っているので糞の様子は何となく分かります。ただ、飼っているウサギの主食はチモシーという干し草なので糞はもっと緑色でパサパサした感じがします。ノウサギはそんな贅沢なエサを食べていないので、このような色と堅さになるのでしょうね。

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↑ 話題はがらっと変わって、こちらアラカシのドングリです。この森にあるドングリの木は5種類あって、クヌギ、アベマキ、コナラ、ナラガシワ、そしてこのアラカシです。5種のうち唯一常緑樹であるアラカシのドングリが一番最後、11月半ば以降に落ち始めますが、最盛期は過ぎたもののまだ今も落ち続けています。

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↑ アラカシの木の下に行けば、ご覧のように大量のドングリがたまっています。2009年に落ちたものもあるでしょうが、多くは2010年の秋以降、今も落ち続けているものです。きれいな茶色のドングリが最近落ちたものですね。そして緑の葉は、2009年に落ちたドングリから芽生えた1年目のアラカシです。

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↑ 1年生の1本を引き抜かせてもらいました。写真では根っこがドングリの中央から出ているように見えますが、よく見るとそうではなくて、ドングリはとがっているところから葉と根を出します。ドングリから葉まで、約7cmの高さに育っていました。実は10年も森にいて、アラカシのドングリからこのように葉と根が出ている様子を今日初めて見ることができました。アラカシのドングリは小さくて栄養の貯蔵が少ないためか早く脱落してしまうので、なかなかこのようにドングリがついた状態で見ることができなかったのです。もっと大きなドングリのクヌギやアベマキは遅くまでドングリをつけたまま、葉と根を出しています。

アラカシのドングリから芽生えた1年生たちの姿は、冬の今はよく目につきます。ところが、そこから育っていくはずの2年生、3年生などの幼樹は探してもなかなか見つかりません。それは、上にこれらのドングリを落とした母樹が覆い被さっていて地面の照度がかなり低いからです。1年目はドングリの中の養分を使って何とか芽を出せても、2年目以降育っていくだけの光合成をすることができないのだと思います。日陰に強い常緑樹と言えども、さすがに限界があるようです。

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↑ そんな状況の中、ちょっとがんばって2年生以降のドングリを探してみました。左から順に、1年生、2年生、そして一番右は3年生か4年生だと思います。メジャーの20cm付近が、それぞれの実生の地際の高さです。生長するにつれて、地上部だけではなくちゃんと根も長くなっているのがスゴイですね。

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↑ 最後にあったかい写真を。朝の様子です。私たちが出勤する頃には、山番さんことMさんがちゃんとこのように火を焚いておいてくださいます。森を歩いたあと火にあたるとほっとします。今日も森に来られた方は、しばらく火にあたってからお帰りになりました。知ってか知らずか、センター周りの常連であるジョウビタキ(♂)は、このファイヤーサークルの周りの石組みのところによく留まりにくるんですよ。彼なりにあったかいなあと思っているのかな?

                                         MARU

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コメント

今朝おじゃまさせていただきましたが、冷えた体を暖めることができ、とてもありがたかったです。
今日はいつも会えるジョウビタキに会えず、残念でした。
森の保全活動がんばってください。

投稿: Yoshi | 2011年2月 5日 (土) 21時07分

コメントありがとうございます。
本日、森にはYoshiさんを含めても8人ほどの入場しかありませんでした。
しかし常々思っていることですが、物見遊山で30分だけ立ち寄る50人の団体様よりも、森を楽しみに何時間も滞在されるYoshiさんのようなお客様が来てくださるほうが、私たちにはうれしいことです。
焚き火はそんな方たちのために焚いています。
またぜひ、ジョウビタキに会いにお越しください。

投稿: MARU | 2011年2月 5日 (土) 22時21分

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