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2011年2月

2011年2月26日 (土)

キクザキイチゲの葉

例年、2月の半ば以降に葉を出し始めるキクザキイチゲですが、今年は気付けばもう2月も末。今日見に行くと、今年も無事に葉が出ていました。

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↑ キクザキイチゲの群落はこの森でこの場所にしかないので大切にしていますが、大切にしすぎて発見して以来周辺の環境にはほとんど手を入れてきませんでした。しかし近年、周辺のアラカシなど常緑樹が茂ってきたせいで日照条件が悪くなってきたため、2010年の秋にそれら常緑樹の一部を伐採したり、枝を落としたりして日照条件を改善しました。もちろん、切りすぎないように注意しましたが。昨年よりはお日様が当たるので、たっぷり光合成してほしいものです。

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↑ 例年、花は3月中旬頃に開花し、4月上旬には枯れてしまい、6月までには葉も姿を消します。私たちの目にふれるのはわずか3ヶ月余り。そう思ってみると、この細い茎も力強く見えてくるから不思議です。

本日はこの情報のみ。冬は森の利用はオフシーズンなのですが、スタッフは来年度の企画などで連日多忙です。森に出たくてもなかなか出られません。子どもたちが森に来ている時期の方が、スタッフも森に出る機会が多いなあ。

                                     MARU

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2011年2月24日 (木)

もう春の雨

久しぶりに雨が降りました。しかし、冷え冷えとした冬の雨ではなく、もう春の雨といった感じです。植物たちは、目に見える姿ではなくとも本格的な春の到来に向けてもう動き始めています。それは、「水分」です。多くの植物たちが地中から水分を盛んにあげるようになっています。だから昨晩の雨は、植物たちにとって本当にうれしい雨だったのではないでしょうか。

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↑ 朝には雨があがっていましたが、その雨がまだ木についているうちに、ウメの木を見に行きました。日々、花の数が増えています。

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↑ 先日までは、格好の良い花の形を探すのが難しかったのですが、今日は5枚の花びらをしっかり開いたウメらしい花をたくさん見ることが出来ました。そのうち、ミツバチがやってくることでしょう。

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↑ そして今日もたくさんの野鳥に出会いました。こちら、群れで移動していたシメたちです。太いくちばしが特徴的です。エサは地面に降りてきてとるのですが、人の気配を察するとすぐに木の梢の方にとまるので、写真は撮りにくいです。

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↑ 今日は珍しくヤマガラによく出会いました。こちら、羽をひろげて身繕いをしている様子。透けた羽がとってもきれいです。この写真、クリックすると大きくなります。

今日はシメやヤマガラの他に、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、アカゲラ、シロハラ、ジョウビタキ、そしてヒレンジャクを見かけました。今年はツグミをあまり見かけない気がします。明日も天気は悪そうですが、土曜は晴れそうですよ。双眼鏡持って、お散歩にいかがですか。

                                       MARU

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2011年2月22日 (火)

ほのぼのした1日

今日は、いい天気であたたかく、ほのぼのしていましたsun
今日一日がんばっていたのは、輪転機です。およそ1ヵ月後にせまった春休みのイベントチラシを8000枚刷ってくれました。また、詳しいイベント情報などは後日お知らせしますshine

午前中、1時間ほど印刷をストップし、森に出かけました。

今日は「梅を見に行くか!」と思い、久しぶりに三脚を使っての撮影をしてきました。

梅までたどり着くまでに、妙に気になったのが・・・201102221_2 赤い炎のような頭をした、ゴンズイの冬芽。

森のいたるところで見られるゴンズイ、この赤くて大きな芽が目立つんです。

201102222 違うゴンズイ。くねくねっと曲がったゴンズイでした。

201102223 こちらまた違ったゴンズイ。赤い芽の下に○があって、中に (: .:) こんな模様がわかりますか? ○いのが、葉っぱがついていた部分で葉痕と呼ばれています。それで中にある顔のような模様は、移管束痕と呼ばれています。この痕たちが、それぞれの木々で様子がちがって、おもしろいんですよね。撮影しながら、ニコニコしちゃいます。

201102224 あれ? これ・・・ 赤じゃない・・・

201102225 けれども、ゴンズイだよね。たぶん・・・  毎年、緑色のゴンズイらしき冬芽を見つけていて、葉っぱや花や実をみて、きちんと確かめなくっちゃ!と思いながら、ついつい忘れていて確認せずにまた冬になる。という周期を繰り返しています。今年こそは確認しますね。

今日のブログは、ゴンズイだけでせめようか!とこの時点では思っていたのですが、他の冬芽もかわいかったので、ぜひ見てくださいhappy01

20110222 あたたかな日差しに照らされて、笑っているみたいなセンダンの冬芽。

20110222_2 常緑樹のクスノキ。常緑樹にも冬芽はあるんですね。とんがってますね!

20110222_3←左ですか  右 ですか→  こちらはおそらくイヌザンショウ。

今日は、冬芽特集はここまでです。
今後も少しずつ、冬芽紹介がしていけたらいいなぁと思っています。

さぁ最後は、梅です。

201102222_3 花が咲いている数は、まだまだ少ないですが、つぼみがかなりぷくっとふくらんだように思えますshine

201102221_3 今日は梅の花のにおいも感じることができました。鼻からも春がぁ~cherryblossom今週で一気に梅の花も咲き出しそうです!

明日は、遊林会の活動日です。少し汗をかくくらいの作業日日和になるかもしれないですね。おいしい食事もいただけますし、ぜひみんさんの参加お待ちしていますsmile bun

  

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2011年2月20日 (日)

梅が咲いていました

昨日はヒレンジャクを撮るのに夢中ですっかりウメを見に行くのを忘れていましたが、今日見に行くと既に咲いていました。

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↑ 2,3日前に咲いたようです。ウメが咲くと春の足音が聞こえてきそうですね。

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↑ 2008年の秋に、このウメの木の周りに生えていたアラカシなどを伐採して陽当たりを良くしました。その成果は2009年の今ごろに咲いたウメには出ません。ウメやサクラは花が咲く前の夏に既に花芽を準備しているので、成果が出るのは翌年の花の時期、つまり2010年の花だったのです。昨年、確かに花がたくさん咲いた気がしますが、今年は昨年よりもさらにたくさん蕾がついています。咲きそろうのが楽しみです。

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↑ ウメを見たあと、普段行かない森の中をゴソゴソと歩いていると、こんなところにも!ノウサギの糞が落ちていました。以前見つけたのは低木を伐採して明るい林にしているところ、今日見つけたのは常緑樹がたくさん生えているやや暗い林でした。ノウサギはこんなところも利用しているのですね。

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↑ なぜ林の中をゴソゴソしていたかと言うと、改訂新版を出す予定の「河辺いきものの森 植物モリモリ図鑑」に載せるアキニレの樹皮の写真を撮るためです。この森にアキニレはそう多くないのですが、河辺林にはアキニレをはじめとしてケヤキなどニレ科の木が生育しやすい環境にあります。

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↑ 前の写真は中程度の太さのアキニレですが、こちらはさらに太いアキニレ。アキニレは太くなると樹皮がポロポロとはがれていきます。この特徴で最も有名なのはカゴノキ(樹皮が部分的にはがれて鹿の子どもの模様に似る)です。太くなって樹皮がはがれていくのは面白い特徴ですが、他の多くの木の樹皮は太くなってもこのようにはがれません。逆に、なぜ太くなってもはがれないでいられるのでしょう。ひび割れていくのを次々と埋めていっているのでしょうか?今日ふと感じた疑問です。

今日は望遠レンズを抱えたカメラマンの方の姿がたくさん見られました。ヒレンジャクなどを撮りに来られたのでしょうか?いい出会いはありましたか?

                                      MARU

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2011年2月19日 (土)

ヒレンジャクを探して

先日見つけたヒレンジャクの群れは、他のスタッフも見たようで、しばらくは森にいてくれそうです。今日は室内での仕事を午前中に片付け、午後一番にヒレンジャクを求めて森に出ました。

ヒレンジャクはヒヨドリを少し短くして太らせたような大きさで、しかも群れで動くので簡単に見つかるかと思うのですが、そうはいきません。辛抱強い鳥なのか、群れでいても動かずにじっとしていることが多く「動き」を頼りに探そうとしても森の中ではなかなか見つからないのです。ヒレンジャクという野鳥を初めて知った数年前は、「ヒィーヒィー」という独特の鳴き声を頼りに探していましたが、いつも鳴いているわけではありません。しかし、毎年見ていると何となく「感じ」が分かるようになります。今日はおそらくこの辺にいるだろうな、というところにそっと近づいてみると…

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↑ いました!運良く、2羽見つけました。

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↑ 目が慣れてくると、周辺にいるヒレンジャクたちも見えるようになってきました。アップで撮影すると結構派手な鳥なのですが、遠目にはかなり地味な色しか見えないので、動かないと本当に分かりにくいのです。しかも、飛ぶときにまったくと言ってよいほど羽ばたきの音がしません。カメラのファインダーからちょっと目を離したら、もういなくなっていてどこに行ったのか分からないということが何度もありました。

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↑ 今日見つけた群れは10羽前後。こちらも負けずに我慢強くカメラを構えて待っていると、時折数羽が地面付近まで降り立ちます。地面付近まで降りると、周辺を警戒するためか写真のように首を伸ばして周囲を見渡すので、同じ鳥とは思えないくらいスマートに見えます。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ ところで地面に降りて何をしているのでしょうか。それはこちら、リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の青い実を食べに降りているのですね。

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↑ それにしても見事なアイラインです。歌舞伎の隈取りのようにも見えます。

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↑ 最後に群れの写真を。こうやって群れでとまっていても、なかなか気づかないものです。以前は群れの中にキレンジャクが混じっているのを見たこともありますが、今日見たのはすべてヒレンジャクでした。尾の先が赤い(「緋」色)こと、腹が黄色いことなどがヒレンジャクの特徴です。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ おまけと言ってはジョウビタキに失礼ですが、最後に彼の写真を。スタッフの間では「タッキー」と呼ばれています。現在、ネイチャーセンターの事務室のすぐ裏に、伐採したばかりの丸太が積んであり、徐々に薪割りをしているところです。薪を割れば早速タッキーが中の虫を食べに来ています。薪までの距離は窓からわずか3mほど。頻繁にやってくるので、今日は望遠レンズを据えて彼が来るのを待って撮影しました。近くで撮影したので、彼の毛並みもよく写っていますよ。Nikon D700、Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDで撮影。ISO250、1/500、F5.6、トリミングありです。

この写真、デスクトップの背景に設定できるように撮影しました。この写真をクリックすると大きくなりますので、その画像の上で右クリックし、「背景に設定」ボタンを押してください。画像が変に拡大されたりするようなら、「画面のプロパティ」を開いて「表示位置」を「中央に表示」に変更してください。

ちなみに本日ヒレンジャクを撮影した時間帯は13:15から14:00まで。この間、同じ場所にずっとこの群れはいました。こちらは動くのを最小限にして、辛抱強く撮影。野鳥を撮影する時にはできるだけ驚かさないようにするとともに、野鳥の方が逃げていってしまうまで近づかないようにし、彼らがまだその場所にいるうちにそっと退散するようにしています。そうしていれば、今度出会った時にもしばらくいてくれるかもしれませんからね。今日もヒレンジャクたちは、14時を過ぎて引き返す時も、まだそこにいました。結構長居するんですね。

明日も天気は良さそうです。

                                    MARU

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2011年2月15日 (火)

短いけれど素敵な出会いが

先週は2日も外部に研修に行き、他の日は団体様のご案内や遊林会活動があって、カメラを持って森に…ということがなかなかできませんでした。しかし、団体様(大阪の堺市より)からは研修後にたいへん嬉しい感想のメールも頂き、準備した甲斐があったなあと喜んでいます。

さて、今日は本当に久しぶり(10日ぶり)にカメラを持って森をまわりました。といっても40分ほどしか時間がとれなかったのですが…

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↑ まずは、ウメの木を見に行きました。相変わらず寒さが厳しいですが、蕾はずいぶんと大きくなってきていて、ほころびはじめているものがありました。「ほころぶ」って、とても風情ある表現ですね。

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↑ 時間は夕刻、空を見上げると月が見えました。この森のノウサギとは別種のウサギが住んでいますね。

さて、わずかな時間でも森歩きは楽しいものです。今日はどんな出会いがあるかなと歩いていると、遠くから聞き覚えのある野鳥の声が…

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↑ ヒレンジャクです!今年も森に来てくれたようです。かなり遠くにいたため、とても紹介できるような写真ではありませんが、今日は群れの移動が頻繁でこの写真を含めて3枚しか撮影できませんでしたので、とりあえず証拠写真として挙げます。10羽前後の群れだったと思います。すべての個体を確認したわけではありませんが、双眼鏡で見た数羽はすべてキレンジャクではなくヒレンジャクでした。

このヒレンジャクの群れを追って森を歩いていると…

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↑ おお、久しぶりに出会いました!ルリビタキです。これまでにも、若いオスもしくはメスのルリビタキにはよく出会っていたのですが、写真のように成熟したオスには数年ぶりに出会いました。きれいですねえ。残念なことに出会ったのはほんの数十秒のこと、撮影もほんの数枚しかできませんでした。この写真、クリックすると大きくなります。

ルリビタキに目を奪われていたわずかな時間に、ヒレンジャクの群れはどこかに行ってしまいました。例年だと数週間は滞在してくれるので、また森を歩く楽しみが増えました。けれど、明日も一日中外部、明後日は半日外部と、なかなか森にはいられないのが残念です。

でも明日は大津に行き、シンポジウムのパネラーとしてこの森での活動を紹介しに行ってきます。多くの人に、この森のことを知ってもらえるようがんばってきます。

                                     MARU

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2011年2月13日 (日)

雪の降る森

今日は15時頃まで、雪が降ったりやんだりしていましたsnow

こんな寒い日には、やっぱり火が嬉しいですね。

20110213 ファイヤーサークルの火は、今日は焚きませんでしたが、ネイチャーセンター内の薪ストーブ、今日はマッチ1本で火をつけることができましたhappy01 火つけは大人でも楽しいものです。

少し暖をとり、カッパ上下と長靴、カッパの上にもう一枚ジャケットをはおって、帽子をかぶり、軍手+ゴム手をはめて、いざ森へと出発!!格好よりも、暖かさ重視です!

20110213_2 まだ、誰も歩いていない道を探して、森の中へ・・・

20110213_3 雪が降っていなかったら、歩かないような、道なき道を歩きました。

途中雪がひどくなったので、大きなアラカシの下で雨宿りならぬ雪宿りをしました。アラカシの枝をはっている分だけ、地面には雪が積もっていず、「木が自然の傘になってるんだぁ~」と改めて実感しました。

20110213_4 先日Kishii君も訪れていた、森の端っこでは、もうすぐで咲きそうだった椿がこの寒さで足踏みをしています。しかし、冬の森に、椿の赤は目立ちますねflair

20110213_5 雪は降っていましたが、急に空が明るくなってきましたhappy01 写真まん中にうつっている木はケヤキです。ケヤキのように、枝先が細い木は雪がつもると、枝が真っ白に見えてとてもきれいです。ドングリの木のように男らしい少し太い枝は、積もった雪も太いので、私はあまり好みではありません。

201102131 モミジの枝も細いんです!なので、今日のモミジの林は、秋のモミジの林と同じくらい美しい!と思いましたshine

201102132 モミジの林、もう一枚camera ちょっとお尻をおろしてゆっくりと見てみよう!とすわったところ、地面があまりにも冷たかったので、すわるのをやめました。雪ってやっぱり冷たいですよね。

森を歩いていた時間は1時間程度なんですが、出発したときは雪は降っていませんでした。しかし少しすると吹雪き出して、ネイチャーセンターに引き返したくなるような感覚になり、そうかと思うと光がさしてきて、森中がキラキラ輝きだすので、心がウキウキしてと、天気と一緒に心までコロコロ転がされてしまいました。

最後に、今日のお気に入り写真happy01

20110213_6 カラスザンショウの冬芽です。お菓子のぷっちょのCMに出てくるリーゼントのぷっちょ君のように思えませんか?カラスザンショウ若い枝は、緑色なんですね。それにしても、トゲがすごいですね!

明日はまだ寒いようですが、来週はまた暖かさがもどるようです。来週は、いろいろな冬芽探しをしようかな~smile bun

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2011年2月 9日 (水)

雨に打たれて

昨日の夜に降り出した雨は、私たちにも、植物たちにも久しぶりの雨となりました。

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立春からの暖かさも、この雨でまた寒さが戻ったような気がします。雨があがっても、森はどんより。ぶ厚い雲と寒い空気、とっても淋しい気持ちになります。

今日はカメラをかかえて森に行こうと思ったのですが、くさはら広場まで行ってUターンして帰ってきました。寒かったのもありますが、草を刈った草原の中をゆっくりまわるだけでも、いろいろな発見があり満足したからです。

今日は、基本的に色目は枯れ草色、なんだか淋しくなるような写真が多いのですが、この時期の、雨に打たれたあとの植物たち、「美しいなぁ」と思ったものを撮りました。

20110209_2 この森では数少ないナラガシワの枝に、まだ落ちずに残っていた葉っぱです。2枚の葉っぱがくっついているのですが、これはきっと虫のしわざかな。葉っぱの色々なところにも、かじられたあとがありますねflair

20110209_3 こちらは、イタドリの実。風で飛んでいきやすいように、種のまわりに翼と呼ばれる薄い膜のようなものがついています。秋には軸中いっぱいに実がついていて、それもまたきれいですhappy01

20110209_4 枯れ葉や実などの旬を越したものではなく、こちらはこれからが本番の冬芽。エゴノキの冬芽です。私は冬芽を見るのが大好きなんですが、この冬芽は葉痕が半円のようになっていて、笑っているように見えます。前髪をポンパドールに、後ろ髪をまとめておだんごにしている、元気な女の子のような冬芽だなぁ~なんて思うのですが、ちょっとマニアックすぎますねcoldsweats01

20110209_5 冬に、草を刈ってしまうくさはらですが、タラノキは伐られずに残っています。そこでモズのはやにえ(モズという鳥は、秋から冬につかまえた虫などの餌を、木の枝にくし刺して、貯蔵する)の餌食になったものはいないか~と探していたのですが、見つからず、タラノキにまきついていた、ツルマメかな?のマメを見つけました。人間の血管のようなもようですねflair

20110209_6 セイタカアワダチソウののれんです。黄色い花を咲かせているときは、にっくきセイタカ!ですが、横たわったこんな姿を見ると、「お疲れ様」と声をかけてしまいそうになりました。しかし!また暑くなってくると、敵ですからね。また今年もセイタカアワダチソウ抜きに汗を流すことになるんだろうな・・・sweat01

20110209_7 この草は、好きな草です。「カニクサ」という名前のシダ植物です。緑色の時も素敵でしたが、この色もなかなか素敵shine雨に打たれて少し色が濃くなって、またまた素敵でした!

20110209_8 くさはら広場のすみっこにある、イヌコリヤナギ。水滴には、くさはら広場が反対向きにうつっています。イヌコリヤナギの花芽も、他の植物よりも先に膨らみだし、私たちをウキウキさせてくれるのですが、今年はまだもう少し日がかかりそうです。

最後に。

20110209_10 フキノトウは、たくさん土の中から顔をだしはじめましたよsign01 もう少し大きくなれば・・・smile

bun

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2011年2月 8日 (火)

立春過ぎて

森を散策するとき、僕はあまり何も考えずに、気の赴くままに歩いていくことが多いです。

そうすると、いつも歩く道と、たまにしか行かない道とになんとなく分かれてきますね。

そのたまにしか行かない道の中でも、最も行く機会が少ないのが、ケヤキの林のさらに外回り、森の一番南西にある道です。

今日は何となく、この道に行ってみました。

別に何の期待もせず、本当に何となく行ってみただけなんですが、森の側を流れる水路に目をやると、何かがゴソゴソ動いていますeye

P208275201  ここ数日の暖かさで、もう冬眠から覚めてしまったんでしょうか?イシガメが水底をゆったりと歩いていました。

P208276102 「ぷはっ」っと息継ぎをしたところ。そしてまた、のっそりのっそりと歩いていきました。

やっぱり、普段行かないところに行ってみると、不思議な出会いがあるものです、

イシガメ君を見送ってから、ふと足元を見ると…

P208278204  あらあら、オオイヌノフグリがもう咲いているんですね。

 春に咲き出す花の中でも、かなり早く咲く花ですが、ちょっと早すぎるんじゃないかなあ??

 森の中で、ひっそりと春を待っている感じのものを探していたんですが、ちょっとフライング気味に春を先取りしている生き物たちに今日は出会えました。

 週末はまた寒くなるみたいですが、大丈夫かな?

P208278103  フライングじゃない春が待ち遠しいですね。

                                           Kishii

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2011年2月 5日 (土)

本日も発見あり

最初に訂正があります。昨日(2/4)のフォトログで、最後から2枚目の写真(ノウサギの「はみ痕」がある植物)として紹介し、その名前をコウヤボウキと書きましたが、ウグイスカグラの間違いでした。その記事は既にウグイスカグラに訂正済みです。

さて、昨日ノウサギの糞を発見した現場に今日も行ってみました。新しい糞が落ちていないかな、との期待からです。ところで昨日の記事で、ノウサギの糞を偶然1粒発見したと書きましたが、森の中の1粒がどのような感じかと言えば…

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↑ こんな感じです。写真の中に、ノウサギの糞が1粒だけ落ちています。分かるかなあ?結構見つけやすい1粒を選んで撮ったつもりですが…この写真、クリックすると大きくなるので探してみてください。

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↑ さて、そんな林の中で新鮮な?糞探しをしてみたら、ありました!新鮮な糞はまだ少し柔らかいので、枝などでつぶせばほぐれます。写真中央の糞を枝でつぶしてみたら、このようにほぐれました。昨日見つけた糞は硬くて無理でした。この糞はおそらく昨晩にしたのだと思います。私は動物のことを勉強したわけではありませんが、家にウサギ(飼いウサギですが)を飼っているので糞の様子は何となく分かります。ただ、飼っているウサギの主食はチモシーという干し草なので糞はもっと緑色でパサパサした感じがします。ノウサギはそんな贅沢なエサを食べていないので、このような色と堅さになるのでしょうね。

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↑ 話題はがらっと変わって、こちらアラカシのドングリです。この森にあるドングリの木は5種類あって、クヌギ、アベマキ、コナラ、ナラガシワ、そしてこのアラカシです。5種のうち唯一常緑樹であるアラカシのドングリが一番最後、11月半ば以降に落ち始めますが、最盛期は過ぎたもののまだ今も落ち続けています。

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↑ アラカシの木の下に行けば、ご覧のように大量のドングリがたまっています。2009年に落ちたものもあるでしょうが、多くは2010年の秋以降、今も落ち続けているものです。きれいな茶色のドングリが最近落ちたものですね。そして緑の葉は、2009年に落ちたドングリから芽生えた1年目のアラカシです。

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↑ 1年生の1本を引き抜かせてもらいました。写真では根っこがドングリの中央から出ているように見えますが、よく見るとそうではなくて、ドングリはとがっているところから葉と根を出します。ドングリから葉まで、約7cmの高さに育っていました。実は10年も森にいて、アラカシのドングリからこのように葉と根が出ている様子を今日初めて見ることができました。アラカシのドングリは小さくて栄養の貯蔵が少ないためか早く脱落してしまうので、なかなかこのようにドングリがついた状態で見ることができなかったのです。もっと大きなドングリのクヌギやアベマキは遅くまでドングリをつけたまま、葉と根を出しています。

アラカシのドングリから芽生えた1年生たちの姿は、冬の今はよく目につきます。ところが、そこから育っていくはずの2年生、3年生などの幼樹は探してもなかなか見つかりません。それは、上にこれらのドングリを落とした母樹が覆い被さっていて地面の照度がかなり低いからです。1年目はドングリの中の養分を使って何とか芽を出せても、2年目以降育っていくだけの光合成をすることができないのだと思います。日陰に強い常緑樹と言えども、さすがに限界があるようです。

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↑ そんな状況の中、ちょっとがんばって2年生以降のドングリを探してみました。左から順に、1年生、2年生、そして一番右は3年生か4年生だと思います。メジャーの20cm付近が、それぞれの実生の地際の高さです。生長するにつれて、地上部だけではなくちゃんと根も長くなっているのがスゴイですね。

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↑ 最後にあったかい写真を。朝の様子です。私たちが出勤する頃には、山番さんことMさんがちゃんとこのように火を焚いておいてくださいます。森を歩いたあと火にあたるとほっとします。今日も森に来られた方は、しばらく火にあたってからお帰りになりました。知ってか知らずか、センター周りの常連であるジョウビタキ(♂)は、このファイヤーサークルの周りの石組みのところによく留まりにくるんですよ。彼なりにあったかいなあと思っているのかな?

                                         MARU

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2011年2月 4日 (金)

探し物は何ですか

昨日は10年ぶりと言っても過言ではないスーツ姿で他所に研修を受けに行き、今日も夕方までセンターの中でパソコンに向かって仕事をしていたので、すっかり欲求不満。日もだいぶ傾き始めた16時過ぎ、ようやく森に出ました。

さて、今日は何があるかなと森の中を歩いていると…昨年の冬からずっと探していた物をついに見つけました!それは……

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↑ ノウサギの糞です。2010年2月のフォトログで、最近見ていないノウサギの足跡や糞を探して何度も森を歩き回ったけど結局見つからなかったという記事を書きました。その時見つけたのはノウサギが食べたであろうリュウノヒゲの「はみ痕」だけでした。しかし今年は、雪がたくさん降ったせいでノウサギの足跡を何度も見ることができ、ノウサギが森に来ていることは証明されました。しかし、糞が見つからなかったのです。

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↑ 今日はノウサギの糞を探していたわけではないのですが、歩いていて偶然1粒発見したのです。おっ!?と思い、周辺をさらに細かく探すと、点々とつながるように糞が落ちていることに気づきました。1粒しか落ちていない場所もあれば、写真のようにかたまって落ちている場所もあります。1粒しか落ちていないのは、ノウサギが動きながら糞をするからで、かたまって落ちているのはそこで止まったからだと考えられます。

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↑ では、なぜノウサギはそこで止まったのか?それはやはりエサを食べたからでしょう。かたまって糞が落ちているところにお尻があって、そこから半径20cm前後のところに口があると考えると、その範囲内にノウサギの「はみ痕」があるはずです。そうした推理のもと、眼を皿のようにして探すと、やはりありました!写真は、手前の糞から見て奥のところにシュンランが生えているのですが、どうやらその葉を食べたようです。

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↑ こちらそのシュンランの葉のアップ。葉っぱをするどい刃物で切ったようにスパッとかみ切っていますね。

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↑ こうして同じ方法で探していったら、リュウノヒゲの葉も散髪したように食べられているものを見つけました。草刈り機で刈ったときもこうなりますが、今の時期草刈り機で作業していないので、これはノウサギのはみ痕でしょう。

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↑ しかし、葉っぱだけを食べているわけではないはず…と思ってさらに探すと、やっぱりありました。小さな実生の冬芽をぱっくり食べています。こちら何の実生かは不明です。

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↑ そしてこちらも見つけました。この木は分かります。ウグイスカグラです。こちらは枝先についている冬芽の部分だけではなくて、茎?の部分まで結構食べていますね。

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↑ 目を皿のようにしていて糞と「はみ痕」を探していたら、こんなものを見つけました。季節外れのドングリですが、まるでニスを塗ったようにツヤツヤと輝いていました。土に触れずにいたので腐らずにこうなったのでしょうね。この写真、クリックすると大きくなります。

今日はとても短い時間でしたが、探偵気分で楽しかったです。

                                        MARU

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2011年2月 3日 (木)

あたたかな一日

今日は、とてもあたたかな一日でした。

木曜日の今日は、木ままクラブ。男性陣5名、女性陣2名の参加で、男性陣は今日も森を若返らすための、伐採作業でした。木ままクラブに来られる方は仕事人ばかりで、今日は汗をかいてがんばってくださいました。風邪ひかないでくださいね!

木ままの様子は、またブログかHPで紹介してもらいます。今日のお昼は、少しだけ節分仕様だったんですよ。

私は、みなさんがきばっておられるなか、河辺林通信の印刷や、モリモリ図鑑再版の準備などをしていました。そして、お昼のあと女性陣の方達と一緒に少し森を散策しました。

20110203 水辺の林の、日当たりの良い場所ではもうタンポポが咲きそうです。タンポポなどは、冬の間でも葉っぱを地面にぴったりくっつけて太陽の光を浴びて光合成を行っています。にしても、花を咲かすなんて少し早い気がします。まだ媒介してくれる虫も飛んでいないのに・・・ でも、セイヨウタンポポは自家受粉するのだそうです。植物の生き方ってすごいです!

20110203_2 ウメのつぼみが、少しふくらんだように感じます。このままの暖かさが続けば、遊林会の活動日には一輪くらいさくでしょうか?

2月に入り、昼間の寒さがかなり和らいできました。今日もジャケットをはおらなくても外で過ごせました。少しずつ、少しずつ、春に近づいているんですねsun bun

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2011年2月 2日 (水)

レンズを選ぶ楽しみ

一眼レフカメラは、レンズを交換できるのが大きな特徴です。私が森を歩いて写真を撮る場合、はっとする景色に出会ったらその景色のどのあたりに特にはっとしたかと考え、次にその部分の中で主役になる部分がどこか考え、その後で主役以外の背景や前景となる部分の入れ方を考えてレンズを選択します。同じ景色でも、使用するレンズの焦点距離によっては写真が大きく変わりますから、そのあたりを考えて一番良いと思う焦点距離を選ぶのがレンズ交換式カメラの面白いところですね。

さて今日は、3本のレンズで撮った4枚の写真だけ紹介します。その3本はいずれも接写用のレンズで、60mm、90mm、180mmの焦点距離です。

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↑ こちら60mmの焦点距離。ずいぶん前に伐られた切り株から新しい別の植物が生えている様子です。切り株全体と、ある程度背景も入れたかったので60mmを選択しました。Nikon D700、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDで撮影。1/100、F/3.5、ノートリミングです。

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↑ こちらは90mmの焦点距離です。接写レンズの「標準」焦点距離は90mmや105mmが多いですが、やはりこれくらいの中望遠だと背景が大きくぼけて主題を明確にしやすいからでしょうね。こちらまだ葉が落ちないコナラのひこばえの様子。真冬ですが、色鮮やかです。Tamron SP AF90mm F/2.8 Diで撮影。1/200、F/4、ノートリミング。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ こちら私が持っている接写レンズの中で一番の望遠、180mmです。これだけの望遠だと被写界深度(見かけ上のピントの合う範囲)が浅くなって背景が大きくぼけます。こちら少し蕾に色が出てきたヤブツバキ。咲くのはまだもう少し先です。Tamron SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF]で撮影。1/40、F/6.3、ノートリミング。

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↑ 最後に今日のお気に入り。180mmレンズです。5月にピンク色の花を咲かせるモチツツジの花芽です。寒い冬の中でも少しずつ蕾をふくらませています。こんな様子を見ると、植物は強いなあと感じます。Tamron SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF]、1/80、F/4、トリミングあり。この写真、クリックすると大きくなります。

今日は40分ほどしか森を歩けませんでしたが、そんな短い時間でも写真のような景色との出会いがありました。

                                         MARU

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