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2011年1月26日 (水)

萌芽更新作業スタート

本日、第4水曜日は遊林会の定例活動日です。昨日のフォトログで紹介した通り、本日の作業から、高木になってしまったドングリの木の伐採作業にかかりました。スタッフ入れても11人と少ないメンバーでしたが、水曜日はベテランが多いので心配無用です。

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↑ 予定通り、1本目はこの曲がりくねったクヌギから伐採しました。結構太い木で、倒れた時はズシ~ン!と地響きがしました。年輪が非常に混んでいて数えにくいのですが、二人のスタッフがそれぞれ年輪を数えたら103歳と110歳という結果になりましたので、いずれにしても100歳は超えていたということでしょう。この写真は木が倒れていく瞬間の写真ですが、シャッタースピードが速すぎた(1/200)のでイマイチ迫力が出ませんでした。クリックすると大きくなります。

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↑ 本日は伐採班は全員男性のベテラン揃いだったのですが、昼食班は女性スタッフ二人しかおらず、たいへんだったようです。それでも、二人してお昼に間に合うように一生懸命作ってくれたご馳走がこちら。汁物は愛子さん手製のつみれ入りみぞれ汁、ハンバーグはブンちゃんお手製です。おいしかったですよ!

ところで本日伐採作業にかかる前には、参加人数も少なかったので3本伐れば上等かなと思っていました。3本伐るといっても、伐採するだけで済みません。1本を伐り倒した後は、太い幹は薪にするため40cmに玉切りにし、適当な太さのところはシイタケのほだ木にするため90cmに切りそろえ、細い枝は薪にするため40cmに伐り、さらに細い枝はチッパーにかけるため集積します。遊林会では、1本伐り倒したら必ずここまで作業を終え、それから次の1本の伐採にかかることにしています。また、それらを軽トラで運搬し、降ろす作業も必要です。伐り倒すだけなら簡単ですが、それでは里山保全になりませんからね。

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↑ 午前中に2本、午後から1本、計3本伐採できればいいかな…という予定でしたが、予定は大きく変わりました。何と午前中に4本、午後から2本、計6本も伐採・処理したのです。さすがベテラン揃い!いずれも太い木でしたが、ロープやチルホールを駆使して順調に作業が進んだ結果です。樹種の内訳は、5本がクヌギ、1本がアラカシです。倒したクヌギのうち1本の樹高を計測してみたら、18m30cmもありました。この写真は、6本伐採後に撮影したものです。昨日のフォトログに同じアングルで撮った写真があるので、見比べてみてください。まともに逆光ですが…

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↑ 今日伐った木の切り株のひとつです。これだけ大きな(つまり高齢な)切り株からは萌芽しないと言われてきましたが、この森で2001年に伐採した同様の切り株からは萌芽しており、今見事に次の世代のドングリの木が育っています。この切り株からも、無事に出てくるといいですね。早ければ、この春には新しい「ひこばえ」が出てきます。

この森では2001年以降伐採した切り株からも、それぞれ萌芽しています。ただし、すべての株から出るわけではありません。やはり樹勢が弱いと萌芽しにくいようですが、だからといって放っておいても次の世代の木が育ちません。

高木を伐採することには、反対される方もいると思います。大きな木は「木が立派」というだけではなく、野鳥や昆虫をはじめたくさんの生き物が利用するからです。しかし、「今」が良いだけではダメなんです。高木ばかりの林では、木が茂りすぎてその次の世代を担う木が育っていません。15haのこの森の中では、高木ばかりある林もあれば、若い林も、中年?の林も、まったく手入れしない林もあるというように、いろいろな林がある方が良いと思います。今回伐採を始めた区域は、そうした中で若い林を作ろうとしている区域なのです。

                                        MARU

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