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2011年1月

2011年1月31日 (月)

リュウノヒゲの魅力

秋が過ぎ、冬が来ると日に日に美しくなる物があります。

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↑ リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の実です。緑色だった実がだんだん青味がかり、水色になります。そして青が濃くなるのですが、その後からはだんだんとツヤが出てきて、今ではこんな風に艶やかな青色になるのです。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ リュウノヒゲはこんな細い、ヒゲのような葉を持つ植物です。青い実はその株元に実るのですが、今の時期は写真のように株から離れてちらばっています。この植物は実を弾かせて飛ばすような仕組みはありませんし、ここは斜面ではなく平地ですので、誰かが株元から移動させたのです。この写真も、クリックすると大きくなります。

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↑ 移動させているのは、おそらく野鳥でしょう。今の時期は、リュウノヒゲの実を野鳥がエサにします。中のタネは堅く、写真のように白いのですが、鳥が食べるのはどうやら青い実の部分だけのようです。食べた後、白い部分をペッと吐き出すのではないかと考えています。こちら、右のタネには青い部分がついていませんが、左のタネにはまだ青い部分がついています。食べてはみたけどまずかったのか、食べようとして口からこぼれたのか…先ほどの写真のように、リュウノヒゲの本体から離れたところに実が落ちているのは、野鳥がくわえてまずそうな実を食べずにおいているのかもしれませんね。私はシロハラが主犯?ではないかと考えています。

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↑ それにしてもきれいです。植物の中でこれほど青い実をつける植物は他にあるかなあ?無いのではないでしょうか。Nikon D700、Tamron SP AF90mmF/2.8 Diで撮影。1/50、F/5.6、ノートリミングです。この写真、クリックすると大きくなります。

そろそろ、寒さも「底」のようですね。

                                       MARU

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2011年1月30日 (日)

バードウォッチング

寒い日が続いていますね。

人間は、暖かい部屋でおいしいものを食べ、暖かい布団で寝ることが出来ますが、野生の生き物たちはそんな生活をしているわけありません。この時期、森の中で動きまわっている生き物を見ると、大変やろうなぁたくましいなぁと心から思ってしまいます。

今日は、河辺いきものの森のマスコットキャラクター「かわべぇ」のモデルでもあるコゲラが元気な姿を見せてくれました。

 P130252103 小さなキツツキの仲間で、とてもかわいい顔をしています。

P130250301_2 さすがはキツツキsign01かわいい顔でも、木をつつく様子はスゴイです。

P1302514 そしてグリグリとクチバシを木に突っ込み、何かを食べていました。木の皮の裏で冬眠している虫などが冬場の食糧のようです。

P130252304 夢中でエサを探していても、かなり頻繁に顔を上げて周囲を確認するような動きをします。ちょこまかと動きまわる仕草は本当に愛らしいのですが、常に警戒していないと、自分もタカなどにいつ襲われるか分からないという 野生の厳しさも伝わってきます。

 場所は変わって、センター裏にはこんな鳥がいました。 P130253105 シロハラという鳥で、くわえているのはセンダンの実です。

普通だったら、シロハラは人が近づくとすぐに藪の中に飛んでいってしまいますが、こいつはいつもセンターの近くにいるようで、かなり人に慣れているようでした。

おかげで、双眼鏡なしでもじっくりと行動を観察することが出来ます。

ガサゴソっと地面を適当に掘り、というか落ち葉を散らかし、「なんにもないなあ~」というように首をかしげ、数歩進んでまたガサゴソ。そして「ここにもないなあ~」の繰り返し。

そんな探し方でいいのsign02とつっこみたくなりますが、センダンの実を見つけ、美味しそうに食べていました。きっと彼は真面目にやっているのでしょう。

珍しい鳥に出会えたときの感動はやみつきになるものですが、見慣れた鳥をゆっくり観察してみることもバードウォッチングの醍醐味だと思います。

僕のオススメは、ここで紹介したシロハラです。

あの適当で行き当たりばったりなエサ探しの様子は、不思議と心が和みます。

マニアックな好みだと思われるかもしれませんが、興味を持ってくださった方は是非見に来て下さい。癒されますよ。

                                                 Kishii

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2011年1月26日 (水)

萌芽更新作業スタート

本日、第4水曜日は遊林会の定例活動日です。昨日のフォトログで紹介した通り、本日の作業から、高木になってしまったドングリの木の伐採作業にかかりました。スタッフ入れても11人と少ないメンバーでしたが、水曜日はベテランが多いので心配無用です。

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↑ 予定通り、1本目はこの曲がりくねったクヌギから伐採しました。結構太い木で、倒れた時はズシ~ン!と地響きがしました。年輪が非常に混んでいて数えにくいのですが、二人のスタッフがそれぞれ年輪を数えたら103歳と110歳という結果になりましたので、いずれにしても100歳は超えていたということでしょう。この写真は木が倒れていく瞬間の写真ですが、シャッタースピードが速すぎた(1/200)のでイマイチ迫力が出ませんでした。クリックすると大きくなります。

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↑ 本日は伐採班は全員男性のベテラン揃いだったのですが、昼食班は女性スタッフ二人しかおらず、たいへんだったようです。それでも、二人してお昼に間に合うように一生懸命作ってくれたご馳走がこちら。汁物は愛子さん手製のつみれ入りみぞれ汁、ハンバーグはブンちゃんお手製です。おいしかったですよ!

ところで本日伐採作業にかかる前には、参加人数も少なかったので3本伐れば上等かなと思っていました。3本伐るといっても、伐採するだけで済みません。1本を伐り倒した後は、太い幹は薪にするため40cmに玉切りにし、適当な太さのところはシイタケのほだ木にするため90cmに切りそろえ、細い枝は薪にするため40cmに伐り、さらに細い枝はチッパーにかけるため集積します。遊林会では、1本伐り倒したら必ずここまで作業を終え、それから次の1本の伐採にかかることにしています。また、それらを軽トラで運搬し、降ろす作業も必要です。伐り倒すだけなら簡単ですが、それでは里山保全になりませんからね。

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↑ 午前中に2本、午後から1本、計3本伐採できればいいかな…という予定でしたが、予定は大きく変わりました。何と午前中に4本、午後から2本、計6本も伐採・処理したのです。さすがベテラン揃い!いずれも太い木でしたが、ロープやチルホールを駆使して順調に作業が進んだ結果です。樹種の内訳は、5本がクヌギ、1本がアラカシです。倒したクヌギのうち1本の樹高を計測してみたら、18m30cmもありました。この写真は、6本伐採後に撮影したものです。昨日のフォトログに同じアングルで撮った写真があるので、見比べてみてください。まともに逆光ですが…

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↑ 今日伐った木の切り株のひとつです。これだけ大きな(つまり高齢な)切り株からは萌芽しないと言われてきましたが、この森で2001年に伐採した同様の切り株からは萌芽しており、今見事に次の世代のドングリの木が育っています。この切り株からも、無事に出てくるといいですね。早ければ、この春には新しい「ひこばえ」が出てきます。

この森では2001年以降伐採した切り株からも、それぞれ萌芽しています。ただし、すべての株から出るわけではありません。やはり樹勢が弱いと萌芽しにくいようですが、だからといって放っておいても次の世代の木が育ちません。

高木を伐採することには、反対される方もいると思います。大きな木は「木が立派」というだけではなく、野鳥や昆虫をはじめたくさんの生き物が利用するからです。しかし、「今」が良いだけではダメなんです。高木ばかりの林では、木が茂りすぎてその次の世代を担う木が育っていません。15haのこの森の中では、高木ばかりある林もあれば、若い林も、中年?の林も、まったく手入れしない林もあるというように、いろいろな林がある方が良いと思います。今回伐採を始めた区域は、そうした中で若い林を作ろうとしている区域なのです。

                                        MARU

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2011年1月25日 (火)

作業の下見

朝からちらちらと雪がちらつく寒い日になりました。積もるほどではなかったのですが、ほんとに「チラチラ」という表現がぴったりで、降ったりやんだりを繰り返していました。

午後、少し青空が見えたので、明日の遊林会作業現場の下見に行こうとすると…

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↑ ネイチャーセンターのすぐ裏の川にカワセミがきていました。いつもの木にとまっています。この写真を撮る前、アゴが外れたかのように何度も口を開けたり閉じたりしているなあと思っていたら、口の中からペッと黒っぽいかたまりを吐き出しました。未消化物を固めたペリットのようです。その後、お尻から真っ白な液状の糞をビュッと飛ばし、この写真は身体が軽くなってすっきりしたところです。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ さて、明日の作業の現場です。先週の作業までで、今シーズン被害にあったナラ枯れ被害木の伐採、玉切り、薪割り、そしてチップ化までの一連の作業を終えることができましたので、明日からは本来の里山保全活動に戻ります。明日の作業から、この写真の一角に生育しているコナラ、クヌギ、アベマキの高木(老齢木)を伐採していきます。伐採したそれらの切り株から、春に若い萌芽枝が発生することを期待しての作業です。この萌芽更新という方法により、老齢化した林を若返らせることが目的です。

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↑ 世に里山保全活動をしている団体は数あれど、この萌芽更新という方法をとっている団体はそれほど多くないと思います。なぜなら、山の斜面などでボランティアレベルで高木の伐採をすることが技術的に困難であること、そして伐採後に猛烈に生えてくるクズやササの管理にまで手がまわらないためです。その点、この森は平地林ですし、ボランティアの技術レベルも相当なものです。しかも、その後のササ刈りなどにも十分人手が割けます。明日は、写真に写っている曲がりくねったクヌギから伐採を始める予定です。

伐採といっても簡単にできるわけではなく、まず写真のように周辺の低木を整理するまでに何年もかかりました。写真の区域も、もとは奥に写っているブッシュのように竹がはびこる藪だったのです。何年もかかって竹を切り、切った後に生えてくるタラノキやクズと格闘し、定期的に草刈りを行い…ということを続けてきて、ようやく高木を伐採する準備ができたのです。

明日からかかる伐採作業も、やたらと伐れば良いわけではありません。この作業で一番やっかいなのは、伐った木が倒れる途中に他の木にかかってしまう「かかり木」です。こうなってしまったらその後の作業の手間が何倍にも増えてしまいます。そこで、まず最初にどの木から倒すべきかを考え、その木を倒して出来たスペースに2本目を倒し、2本目の空いた所に3本目を倒し…とパズルのような思考をしていきます。もちろんそれ以前に、狙ったところに木を倒す技術があることが前提です。

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↑ 現場の下見を終えて「モミジの林」に向かうと、モミジの枝に解けた雪の水滴がたくさんついていて、逆光でキラキラと輝きとてもきれいでした。道順を逆回りに、つまり順光の状況で歩いてきたらこの美しさには気づかなかったことでしょう。その美しさを写真に撮ろうと選んだレンズは300mmの望遠レンズ。美しい部分を切り取ろうと考え選択したレンズでしたが、撮ってみると失敗でした。この写真はノートリミングで、クリックすると大きくなりますが、写真ではこの景観を見た時の感動がまったく伝わってきません。感動したのは35mmレンズくらいの画角に対してだったので、素直に35mmレンズで撮れば良かったのです。しかし35mmで思うように撮るのは相当難しく、安易に望遠レンズを選択してしまったのですが、やっぱりダメでした。35mmレンズで思うように写真を撮ることは、私のひとつの目標です。

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↑ センターに帰る途中、こんな木を見つけました。アベマキですが、この大きな木の上のほうではすべて落葉しているのに、下から出ている脇の枝にはまだ青々とした葉がついていました。先日のフォトログで、伐採したコナラから出たばかりの萌芽枝にも葉が残り色づいている写真を紹介しましたが、こちらはまだ見事に緑でした。不思議なものです。

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↑ 先ほどの緑の葉を、下から撮影。左の木は常緑樹なので葉がついていますが、この木は落葉樹なので上の枝はすっかり落葉しています。若い小さな枝で、少しでも光合成しようとがんばっているのでしょうか。ただ、こうした場所から枝が出ることを「胴吹き」と言い、木が少し弱っている証拠とみなすことがあります。この木も上の枝の出方が貧弱ですから、ずいぶん弱っているのだと思います。この写真、クリックすると大きくなります。

ちなみに上の写真は、地面にカメラ本体を上向きに置いて撮影しました。もちろんファインダーはのぞけないので、ピントがどこに合っているか分かりません。こうした時に役立つのが、レンズについている距離指標です。目視でカメラから葉っぱまでのおおよその距離を測り、マニュアルフォーカスで距離指標を合わせて数枚撮影。できるだけピントの合う範囲が広くなるように、広角レンズ(18mm)で絞りを絞って(F/11)撮影しました。最近のレンズはオートフォーカス専用みたいになっているので、距離指標がついていないことも多いですね。

さて、明日から伐採作業です!遊林会の醍醐味とも言える作業です。もちろん、1日で作業は終わりませんので、これからしばらくは伐採作業が入ってくると思います。みなさんよろしくお願いします。

                                      MARU

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2011年1月22日 (土)

植物は眠らない

冬になると、落葉樹は葉を落とし休眠すると言われます。しかし、人も眠っているからといって死んでいるわけではないように、植物も活動を停止しているわけではありません。それどころか、私には植物たちは寒い中でも必死に活動しているように思えます。

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↑ 昨日のフォトログでフキノトウのふくらみをお伝えしましたが、3月下旬から咲き始めるシュンランも、花芽を少しずつふくらませていました。シュンランは常緑の葉をつけているので当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、積もった落ち葉の中でよくぞ育っているなあと感心します。

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↑ 高木にクヌギなどのドングリが多い林の下では、ドングリの実生苗がたくさん生えていますが、まだ雪が解けない中でもこうしてきちんと育っています。春には葉を展開させるため、こうしている間にも少しずつ冬芽をふくらませています。

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↑ 2009年の秋、イタヤカエデの大木の周りに生えていたアラカシやネズミモチなどの常緑樹を伐採しました。以降、日当たりの良くなったこの場所にはたくさんの実生が育っています。もともとは、この森に1本しか自生していないイタヤカエデが落とす種が、発芽して育っていくようにと周囲の常緑樹を伐採したのですが、植物たちも必死ですからイタヤカエデよりも、他の多くの樹木の実生が芽を出しています。こちらの写真の中央に写っているのはマルバアオダモの実生ですが、この実生がかなり多いです。ライバルが多い中、少しでも大きくなろうと必死です。

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↑ さて、本日もアカゲラを撮影できました。独特の鳴き声があるので、姿は見えなくともその鳴き声を追って森中歩き回り、やっと出会えました。樹冠の間をぬって撮影したので、昨日よりは近づけたようです。この写真クリックすると大きくなるのですが、くちばしのところをよく見てください。淡いピンク色の長い舌が出ています。つついてはがした樹皮の間に下を差し入れて餌をとっているようですね。

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↑ こちら本日のベストショット。ジョウビタキのように瞳が真っ黒な鳥はかわいく見え、このアカゲラも瞳が黒いのですが、私には顔の模様がなぜが骸骨を連想させます。この写真も、クリックすると大きくなります。

今日は数組の家族連れの姿がありましたが、その他は一日中、静かなひっそりとした森でした。来週はまた小学校がやってきます。

                                    MARU

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2011年1月21日 (金)

静かな森

今週の水曜は小学校4年生、木曜は木ままクラブ作業日と活気のあった日が続きましたが、今日は団体もなく、真冬の森は一日静かに過ぎていきました。

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↑ 水辺で、小さな春を見つけました。フキノトウです。こんなに寒くても、ちょっとずつふくらんでいるんですね。

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↑ センターの前に積んである薪のところには、毎日ジョウビタキがご出勤です。今日も井桁積みの薪の中をちょこちょこと動きながら、エサをとっていました。何度見てもかわいいヤツです。

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↑ 最近、森の上空に猛禽の仲間が飛んでいるのを見かけます。かなり上空を飛ぶ上に、動きが速すぎて何の種類かまでは分からないのですが、ハヤブサの仲間ではないだろうかと思っていました。今日もその鳥が飛んでいたので、たまたまカメラにつけていた300mmレンズを向けてマニュアルフォーカスで撮影。4枚しか撮れず、しかもほとんどピンぼけ&ブレ写真でしたが、うち1枚が何とか見られる写真でした。しかし…何の鳥か断言するまでの知識がありません。オオタカのようにも見えますが…この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 今日は森を歩いているとキツツキの仲間によく出会いました。おなじみの小さなキツツキ「コゲラ」をはじめ、今日はこのアカゲラも飛んでいました。独特の鳴き声と赤いマークがよく目立つ大型のキツツキです。

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↑ この森ではコゲラ、アカゲラ、そしてもう1種アオゲラというキツツキが確認されていますが、アオゲラの姿を見ることはなかなかなくて、写真もあまり撮れていませんでした。しかし今日はアオゲラもやってきてくれたので撮影できました。

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↑ アオゲラは渋い色をしています。緑っぽい色を「青」と表現するのは日本ならではでしょうか。アカゲラよりもまだ大きい大型のキツツキで、日本特産種だそうです。学名には「awokera」と付きます。

今日は他にもシメ、アオジなども見かけました。双眼鏡を持って森に来ると楽しいですよ。

                                    MARU

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2011年1月16日 (日)

よく降りました

予報通り、今日は一日中雪が降りました。しかしサラサラ粉雪で、風が吹くとすぐに散っていくため、森の木が折れたりなどの被害はほとんどありませんでした。

雪かきが終わったあと、パアッと青空が見えたので、すかさず森へ。今日もきれいでした。朝から積もった雪なので生き物たちの足跡は消えていましたが、私たちが森に行く前に、どなたかが森の散策にこられたようで、人の足跡が点々とついていました。写真を撮りにこられたのでしょうか。一番乗りは気持ちよかったと思います。

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↑ フォトログにはあまり建物を載せることがありませんが、今日は雪をかぶったネイチャーセンターを紹介しましょう。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ くさはら広場も見事でした。超広角18mmで撮影しているので、画面端の木がゆがんで写っています。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 最後に林冠トレイルからの写真を。こちらも珍しくネイチャーセンターを入れて撮りました。見慣れた景色も雪で一変します。この写真も、クリックすると大きくなります。

ただ今夕方の17時30分過ぎですが、まだ雪がふっています。このまま凍らないと良いのですが…来週は、久しぶりに小学校がやってきます。

                                        MARU

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2011年1月15日 (土)

大寒波の前日

この週末は全国的に大寒波が来るとのことですが、当地では明日がそのピークのようです。とりあえず今日は、雪も降らず一日を終えそうです。本日森では、初めて実施したカトラリーづくりのイベントがあり、県外からも複数の方が参加されて大好評のようでした。4回連続の教室ですが、その様子はまた他のスタッフが詳しくお伝えすることと思います。

さて、私はその間ほかの仕事をしていましたが、明日は雪が降るというので、降る前に森を歩いておこうと時間を見つけて森に出ました。

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↑ 森へ出る前は熱のチャージです。山番さんが毎日焚き火を焚いてくださいますので、とっても暖かです。森に来られた方も、しばし焚き火に当たってから森へ、帰る前にももう一度あたってから車へ…という方が多いです。「冬は、火が一番のごちそう」です。

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↑ 今、森ではほとんどの雪がとけていますが、林内の一部ではわずかに残雪が見られます。残雪の景色には何とも言えない風情があります。Nikon D700、Ai Nikkor 35mm f/1.4Sで撮影。ISO200、1/250、F/8、ノートリミングです。

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↑ ナラ枯れで枯れたために伐採したコナラから萌芽が出ていることを以前のフォトログでお伝えしましたが、今どうなっているかなと見に行くとまだ緑の葉をつけていました。萌芽枝に限らず、幼樹は遅くまで葉をつけていることが多いです。小さいので少しでも光合成をして養分を貯めるために、遅くまで落葉しないのでしょうか。

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↑ すぐ近くにはやや紅葉しているコナラがありました。先ほどの写真と同じ切り株から萌芽したものだと思うのですが、地面から枝が出ているようで判然としません。冬の森の片隅で見つけた、きれいな葉色には心打たれます。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ さて、先日薪を積んだネイチャーセンター前では、今日もジョウビタキが盛んに採餌していました。すると、シジュウカラなどの混群がにぎやかにやってきました。この混群は薪の中のカシナガの幼虫を食べに来たのかと観察していたのですが、薪の上に降りてくる鳥がいるものの、ほとんどはその周辺のクヌギの枝などで採餌しているようで、明確にカシナガ幼虫を食べている様子は観察できませんでした。群れの中にはシジュウカラに加え、このエナガが多数派です。

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↑ しばらくすると、1羽だけウグイスも混じってきました。動きがすばやいのでピントが合わず。ウグイスは以前、センター裏の薪棚に来て薪の中の幼虫を食べていたようなので、今回はカシナガの幼虫を食べに来たのだと思うのですが、私がいたせいか薪の上には降りずに去っていきました。

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↑ 混群の中には、ヤマガラもいました。ヤマガラはこの森であまり見ない鳥ですが、独特の容姿は一度見たら忘れられません。

さて、明日は一日雪の予報です。明日の当地の「最高」気温はマイナス1度。どうなることやら…です。私は明日の夜、市内の他の林で里山保全活動を始めようとされている集落の集まりにお邪魔し、その林をどんな風に整備していけば良いか提案に行きます。市内でこうして里山保全活動が増えていくことはうれしいことです。私が把握しているだけで、私たち遊林会を含めると市内では19もの団体が活動しています。人口12万人の市でこれだけ活動団体があるのはすごいことです。生きものたちも喜んでいることでしょう。

                                       MARU

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2011年1月13日 (木)

木ままクラブで薪割り

本日は遊林会の「木ままクラブ」作業日。時折、雪がちらつく天候でしたので、これでは参加者は少ないかな…と思っていたら、常連さん3名が来てくださいました。少数ですが精鋭です。スタッフ3名と合わせて6人で薪割り作業を行いました。

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↑ 薪割り機2台をフル稼働しての作業です。割る丸太は、すべてナラ枯れで枯れたコナラとアラカシ。大量にありますので、本日中の作業は無理でしょうが、とにかく割れるだけ割ろうとがんばりました。

私はみなさんが割ってくれた薪を、井桁積みなどきれいに積んでいく作業をしました。井桁積みにすると積める量が減りますが、薪と薪との間に隙間ができるので乾燥が早く進むことと、本来の目的であるカシノナガキクイムシの幼虫退治(アリによる捕食)のためにはこの方が良いのではないかと考えているからです。まあ、アリにとってはぎゅうぎゅうに詰めて積んでも平気で入り込めるのでしょうが…

1本2~3kg程度の重さの薪を何百回も持ち上げて積んでいるとヘトヘトになります。革手袋の指先がすり減って、1日で穴が空いてしまいました。

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↑ 割った薪を積んでいると、薪の断面でカシノナガキクイムシが空けた穴が確認できます。辺材部分に多いのが特徴ですが、こちらはすさまじい密度で穴が空いています。

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↑ 別の断面の写真です。幹に対して水平(横向き)に空けていきますが、縦向けに空けた穴はたいてい行き止まりになっており、成虫のメスはその終点部に産卵をするようです。

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↑ ある薪で、こんな産卵場所痕を見つけました。すごいですね!まるで幼虫の集合住宅のようです。驚くのは、縦穴と縦穴の間隔がほぼ一定なことと、横穴に対して垂直に空けていること、そして縦穴の長さがそろっていることです。成虫の立場になってみれば、灯りの無い真っ暗な、自分の身体の大きさギリギリの穴径を進みながら、直角に掘り進むことがどんなに大変なことでしょう。そしてそれを一定の間隔で空けて行き、しかも縦穴の長さをどうやってこうも見事に揃えられるのでしょうか?すごい技術ですね。

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↑ 今日割った薪を積む前に、先週の土曜日の作業で割って仮積みしてある薪をどけました。すると、地面にたくさんのカシナガの幼虫が。幼虫たちは割った薪の断面から勝手に出てくることが多く、ポトポトと地面に落下するのです。それでも、こうして1箇所にかたまって見られると言うことは、何とか生き延びられそうな場所に移動しようとしてきたのでしょうね。先週の土曜日以降、寒い日が続いていますがこの幼虫たちはまだ生きていました。

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↑ だいぶ積んだところです。井桁に積むのはかなり手間がかかります。

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↑ 薪割りメンバーは少し離れた場所で作業をしており、私を薪を一人で黙々と積んでいました。すると、聞き慣れた野鳥の声が…。ジョウビタキ(オス)です。彼は割った薪の断面から見えるカシナガの幼虫を食べにやってきたのです。薪を積んでいる時には遠巻きに見ており、たまにチッチッと鳴きます。「早くどいてくれよ~」と言われている気分です。そこで休憩に行くと、さっと薪の上に降りてきて、幼虫をついばんでいました。

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↑ 再び作業を始めるとサッと逃げますが、今日は9時から16時までずっとここで作業をしていたので、午後にもなると3mほど近くまで来るようになりました。今日はジョウビタキの他に、シジュウカラもやってきました。

とても一日では終わらないと思っていた作業も、ベテラン揃いのため何とすべて割ってしまいました。これで今シーズン、ナラ枯れで枯れた25本はすべて薪にすることができました。みなさん、本当にお疲れ様でした!

                                       MARU

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2011年1月 8日 (土)

雪の遊林会

新年初めての遊林会作業日です。積雪の影響で今日の出足は少ないだろうなあと思っていたのですが、ふたを開ければ37人。さすがです。

それにしても積雪は相変わらずなので、作業は大幅に変更して実施しました。みなさん長靴持参でしたので、林内の雪害処理と薪割りなどできる作業を実施しました。作業の様子は写真を撮っている暇がありませんでしたので、作業の前の観察会の様子を…

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↑ 最初は例によって焚き火を囲んでのスタートです。この時点では、まだ家族連れなどはお見えではありませんでした。今日の観察会は、予定では七草がゆにからめて春の七草のお話しや食べられる野草のお話しの予定だったのですが、積雪のため草が埋まり不可に…そこで急遽、雪の上につく生き物の足跡のお話しとなりました。

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↑ こんな具合に森へ出かけましたが、もっともたくさん足跡が見られたのは樹林地よりも草はら広場でした。

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↑ 昨日見なかったノウサギの足跡を、今日は見ることが出来ました。ここには2種類の生き物の足跡が交差しているのですが、写真では分かりにくいですね。そこでちょっと写真を加工してみると…

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↑ こんな感じです。右のチョン チョン パッ!がノウサギです。左のスタスタという感じの足跡はキツネのようにも見えますが、ちょっとちがう気もします。案外、野良猫の可能性もあります。

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↑ 本日の作業は午前中のみとしました。途中参加の子どもたちは早速スタッフと雪合戦です!

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↑ 子どもたちは何やら、お昼前から雪を積んでいるなあと思っていたら、午後からの雪合戦を想定してか、何とこんな風に立派な防空壕ならぬ防雪壕を作っていたのですね。ただ、これを作るために周辺の雪の大半を使ってしまったため、肝心の雪玉を作るための雪が手近なところにない…のが欠点です(笑)。

雪の森を満喫した一日でした。

                                       MARU

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2011年1月 7日 (金)

降りましたねえ

今シーズン初めて、積もるほどの雪が降りました。すぐにやむかと思いきや、降ってはやみ、降ってはやみで夕方になってしまいました。しかし日中に降った雪はどんどん積もるほどの雪ではなかったので、最大25cmくらいの積雪でおさまりました。

朝、除雪作業をした後、早速カメラを持って森へ。まず向かったのは林冠トレイルです。

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↑ 誰も通っていない新雪の上を歩くのは、何とも言えない優越感があります。子どもに戻った気分です。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 大木の枝にも、たっぷりと雪が積もっています。こちらは落葉樹ですから葉が落ちていますが、常緑樹の方は葉の上にまで雪がたくさん積もるため、今回もその重みで結構枝が折れていました。林冠トレイルから見る景観ならではのものです。

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↑ 見慣れた景観も、雪が降ると一変しますね。妙にドラマチックです。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 林冠トレイルから南東方面を眺めたところ。私はこの景観が好きです。この写真も、クリックすると大きくなります。

この後、地上に戻って森をあちこち歩きました。キツネの足跡が何カ所か見られたほか、別のスタッフはノウサギの足跡を見つけたそうです。

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↑ 竹は雪の重みですっかり曲がっているものがたくさんありました。しかし竹林では面白い景観が見られます。以前のフォトログでも紹介したことがありますが、雪が降ったばかりだと竹にこんな風に雪が付きます。

今日はひっそりとした森でしたが、野鳥たちはにぎやかでした。エサとなるいろいろな物が雪に埋もれているため、センダンやクロガネモチなど樹木の実に人気が集中していました。

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↑ 気の強いヒヨドリは、他の鳥に遠慮することなく我が物顔で食べたい木にやってきます。こちらセンダンを丸呑みするところ。

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↑ いつもは林床にいて、クチバシで器用に落ち葉をひっくり返してエサを探しているシロハラも、積雪のある今日は別のエサを探さざるを得ません。こちらクロガネモチの赤い実を食べに来たところ。しかしクロガネモチの木もたいていヒヨドリの独壇場です。ヒヨドリたちが食べて去った後、近くの茂みからすかさずシロハラが現れます。

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↑ こちらもクロガネモチの「順番待ち」をしているツグミたち。今ちょうどヒヨドリの団体様がお食事中なのです。ツグミも群れでいたのですが、ヒヨドリには勝てないのかな?この写真、クリックすると大きくなります。

明日は遊林会の作業日です。雪のためどうなることやら…ですが、雪の森というだけでも面白いですよ。防寒着と長靴は必須ですが、ぜひお越しを!

                                        MARU

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2011年1月 6日 (木)

コケの上の落とし物

年末から年始にかけて積もった雪はもうほとんどとけてしまいましたが、湿った雪が降ったり止んだり、雨に変わったり、今日はそんな日でした。

森の木々も雪化粧になったり、冷たい雨に濡れていたり、窓の外を見る度に違った姿をしていました。

今日はその写真を!と言いたいところですが、寒さに負けてしまったので写真は撮りに行けませんでした。次の機会にはがんばってみます。

ということで、今回は昼頃に晴れ間が一瞬見えたとき、森に出て見つけたものの紹介です。

P1052018 茶色が多い冬の森の中で、鮮やかな緑色を保っているコケからは不思議な生命力を感じますね。そしてさらに鮮やかなジャノヒゲの実、誰が落としていったのでしょうか?

P1051998 こちらの白い玉もジャノヒゲです。青い皮をむくと、こんなふうになるのです。

P1051995 ころころとたくさん落ちています。この白い玉は、木の上などに落とすとスーパーボールみたいにとても良く弾むので、子どもたちに教えると大人気になります。

P1052002 それにしてもたくさん落ちているなぁ。

青い皮を食べて、白い部分は食べられないからペッと吐き出しているんでしょうね。食べているのは誰なんだろう?

このブログの現在のタイトル背景になっている、シロハラという鳥が一番有力ですが、僕たちでは考えもつかないような理由で、ジャノヒゲの実がむかれているのかも…

森を歩きながら、そんなことを考えていてとても楽しかったです。

最後に、こんなものも落ちてました。P1052022 まったく珍しい物でもありませんが、なぜかほっとした瞬間でした。

                                            Kishii

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2011年1月 5日 (水)

新年です

明けまして おめでとうございます。

ネイチャーセンターは本日より開館です。今朝はとても寒く、雪こそ降りませんでしたが路面はテカテカと光っていました。日が射していたため、日が当たるアスファルトでは凍結もなくなっていたのですが、建物の影などではまだ凍結。こうした道路は非常に危険で、油断して急ハンドルやブレーキ操作をするとあっという間に車が横滑りしてしまいます。私の通勤途上ではみんなゆっくりと運転していましたが、スタッフbunちゃんの通勤ルートでは事故現場を2件通過、うち1台は車が180度ひっくり返っていたそうです。注意しましょう。

さて、森は1月からオフシーズンには違いありませんが、本日は早速、今度来訪する学校との打ち合わせがあったほか、今晩は遊林会の作業会議です。その他にも室内ですべきことが盛りだくさんで、なかなかのんびりというわけには行きません。

そんな中でもまずは久しぶりのフィールドへ。朝の寒さのおかげで、出勤後わずかの時間はとてもきれいでした。

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↑ センター裏の何気ない地面の様子。植物についた霜がきれいで、ファインダーを通して見ると「絵」を眺めているようでした。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ 冬を越すため地面に這いつくばるようにロゼット状に開いた葉にも細かい霜がビッシリ。普段なら振り返りもしない場所でも、きれいな場面を見ることができました。この写真もクリックすると大きくなります。

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↑ 年末から年始にかけて降った雪はもうほとんどとけていましたが、日陰の場所にはまだ少し残っており、年中無休の森の生き物たちの足跡がわずかに残っていました。これはたぶんキツネでしょうね。

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↑ 毎年、越冬する姿をたくさん見ることができるカメムシの一種、ヨコヅナサシガメです。アベマキの木などの樹皮の溝にこうして集団越冬するのですが、例年は50匹以上の集団が多いのに数が少ない!今年は越冬場所自体を見つけるのが難しいほどで、これでもやっと見つけた一団です。

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↑ ヤブツバキの開花はまだ先ですが、こちら毎年早くに花をつける個体。どんな様子かなと見に行くと、今年は異常なくらいたくさん蕾がついています。全部咲くんでしょうか?

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↑ こちら以前にもフォトログに紹介したことがありますが、クヌギやアベマキの葉の裏の様子。葉脈と葉脈の間の1コマずつ、色が濃くなって濡れたようになっています。昨年末にはまだこうなっていませんでしたので、この1週間ほどの間に進行したのだと思います。何が進行しているのかまでは分かりませんが、たぶん分解されていく過程なんだと思います。しかしすぐ近くに落ちているコナラなど他の樹種の葉にはこの現象は見られません。なぜクヌギやアベマキの葉だけなのか、とても不思議です。

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↑ 最後はこの森のマスコット、キツツキのコゲラです。「かわべぇフォトログ」のかわべぇです。コゲラは森では一年中見かける野鳥ですが、動きが素早いのと、いつも背景が空になってしまうためなかなか上手く撮影できません。しかし今日はセンターのすぐ近くの木にいたので、すかさず望遠レンズを持ち出し背景に他の木が入るようにして撮影しました。こちら、木の中の虫をつついている様子ですが、コゲラは非常に長い舌を穴に入れて虫をからめとって食べるそうです。よく見ると、クチバシの間からピンク色のような舌が見えますね。この写真、クリックすると大きくなります。

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↑ こちらピンぼけ&ブレ写真ですが、するどいクチバシの間からするどい先端の舌を出そうとしているところです。針のように細いですね。この写真も、クリックすると大きくなります。

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↑ こちら本日のベストショット。鋭いのはクチバシだけではなく、垂直でも逆さまでも木にとまることができる爪も非常に鋭いですね。まるで研いだ鎌のようです。この写真、クリックすると大きくなります。

さあ、新しい年がスタートしました!本年もどうぞ、よろしくお願いします!

                                        MARU

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