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2010年12月 2日 (木)

13回目の来訪

本日も森では小学校4年生の「やまのこ」がありました。しかし今日のやまのこは他の学校とはまったく異なるものです。地元のYK小学校からの来訪なのですが、この小学校は「やまのこ」事業がスタートするずっと前からこの森に4年生を連れてきてくれていて、総合学習として年間複数回森に来訪し、1年を通じて様々なプログラムを実施するのです。

複数回というのは2回、3回ではなくて、少なくとも10回以上、今年の4年生は計14回来訪の計画です。最終回は年明けの1月なのですが、毎年12月のこの時期には大きなイベントを実施します。それは、4年生の子どもたちが一年を通じて体験した様々な活動を3年生に楽しく伝えるためのイベントです。この日のために、4年生たちは企画や準備を進めてきたのです。

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↑ さあ、3年生たちがやってきてイベントのスタートです。4年生が準備したイベントは10種類。1班ずつ、イベントの「宣伝」をします。

イベントはたくさんありすぎてすべて紹介できませんので、少しだけ紹介しましょう。

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↑ 看板なども子どもたちの手作りです。こちらバームクーヘンコーナーの看板。うまく枝や実を使っていますね。

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↑ そのコーナーの様子。竹を切って割ったお皿に、自分たちで焼いたバームクーヘンを載せ、自分たちで切って削った竹楊枝を刺して3年生たちに提供します。食べもの関係のコーナーは毎年好評で、行列ができます。

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↑ 今日一番行列ができたのはチョコバナナコーナーです。チョコを七輪で湯煎して溶かし、竹を削った串にバナナを刺してチョコをつけ、竹で作ったコップにココアを入れて提供します。大渋滞でした。

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↑ 10のイベントに対して、準備段階で森のスタッフ5人がそれぞれ相談や手伝いの担当をしました。私が担当したひとつ、竹工作グループは、4年生が作った竹コップなどに3年生が筆で彩色するなどの内容でした。絵の具を載せるパレットはもちろん竹です。準備している時には、筆は普通の絵画筆を使う予定だったようですが、子どもたちが「せっかくだから竹で筆を作れないかなあ」と素晴らしい発想をしたので、竹筆の作り方を教えてあげました。

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↑ こちらがその竹筆。写真では分かりにくいですが、細い竹の先端を細かく割って毛状にしているのです。左の絵画筆に比べると描きにくいですが、3年生は竹筆も使ってきれいに彩色していました。

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↑ 今日は地元のTV局も来ていたので、その様子が放映されるかもしれません。

こうして午前はたっぷりとイベントを楽しみ、3年生は帰っていきました。4年生は昼食の後も森で活動です。普通は中学生以上にしかしない森の植生遷移の話をしましたが、本日で13回目の来訪の子どもたちには難しい話しでも真剣に聞いてくれ、理解してもらえたようです。「この森は明るいところが多いけど、林冠トレイルの近くは森が真っ暗やろ。あれは管理せずに木を切っていないからやで。」などという話しをするのですが、1,2回来ただけの子どもたちにそんなことを言っても何のこっちゃと思うでしょうが、この子どもたちにはすぐにピンとくるようで、「あ~そう言えばあそこいつも真っ暗やな」などのつぶやきが聞こえてきます。

こうした話しのあとは、デジカメを持ってたっぷりと森探検に行ってもらいました。

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↑ 「今、森ですごくきれいなところがあるから行ってみて」と言っておくと、既に子どもたちは「あ、モミジの林のことや!」と言います。それほど、この森のことを知っているのです。今日は結構暖かい日だったので、ランニングシャツ姿の子どももいましたよ。

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↑ そのモミジの林の様子。とてもきれいでしたが、もうだいぶ散り始めていました。

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↑ 落ち葉かきをした落ち葉を入れておく柵の中は落ち葉でいっぱいです。そこに入って飛びまわっていました。こちらkishiiの撮影です。

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↑ 探検のあとは、じっくり焼いておいた焼き芋を食べて終了です。今日もみんないい顔をして食べてくれました。こちらもkishiiの撮影です。

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↑ おいしい~!と言いながら、男の子たちも喜んでくれました。

最後に、「君たちは1月にもう1回来て、学校から来るのはそれで最後だよ」と言うと、「え~!」という声が聞こえました。学校からだけではなくても、近くなのだからまたぜひ遊びに来てくださいね。1年に10回以上森に来る学校なんてYK小学校の4年生だけですから、森が好きな他の学校の子どもたちにとってはとてもうらやましいと思います。

今日もにぎやかな一日でした。しかし同時に、本日は「木ままクラブ」作業日の日でもあり、我々スタッフが作業に参加できない中、6人のメンバーが来てくださってナラ枯れでやられたアラカシの大木を伐採・処理してくださいました。大変な木だったようで、1日かかったようです。子どもたちに植生遷移の話をした時、「今日、作業したはったおっちゃんたちがいたやろ。あの人たちがボランティアで森を守ってくれているから、みんなはこの森で活動できるんやで。もう、13年もやっているんやで」と言うと、「へぇ~」という声があがりました。

河辺いきものの森は遊林会による森の保全があってこその、環境学習のフィールドです。

                               MARU

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