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2010年12月 1日 (水)

今日から12月

10月と11月は「ドングリシーズン」で、保育園や幼稚園、小学校低学年の子どもたちが森に来るには絶好のシーズンです。この時期は保育園などの団体だけで連日予約が一杯になることと、ドングリを使ったプログラムは小学校3年生以上にはやや物足らない場合があるという理由により、小学校4年生を対象とした「やまのこ」事業は10月と11月は受け入れないことにしています。

さて、そのシーズンも終わって今日から12月。今日から「やまのこ」事業が連日入っており、12月は「やまのこ」だけで6校が来訪します。本日はその1番手の学校が来訪です。

この森で実施している「やまのこ」の多くは、5月~6月に集中しています。しかし、12月に来訪される学校は、新緑美しい5月ではなく、わざわざこのシーズンを希望しておこしなのです。それはなぜかと言えば、冬の森ならではのプログラムの楽しさを知っておられるからです。

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↑ それは「焚き火競争」です。これまでにもこのフォトログで何度か紹介していますが、やはり焚き火をするということはとても楽しいことなのです。しかも、今の時代キャンプでも行かない限りなかなか焚き火なんてできないですからね。ましてや学校で焚き火なんてできませんから、森ならではの楽しさがあるのです。

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↑ 最初に、「落ち葉を入れると煙ばっかり出て燃えないよ」とアドバイスするのですが、やっぱり子どもたちは落ち葉を入れたくなるようです。ご覧の通り、すさまじい煙が出ました。

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↑ 最後は、自分たちでつけた火でマシュマロを焼きます。このあとさらに、焼き芋も食べました。子どもたちにとっては楽しい一日になったことと思います。

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↑ 森では日に日に落葉が進んでいます。すっかり葉を落とした木もありますが、「最後の一葉」になっている木もあります。右の黄葉している木(タニウツギ)の葉は形どおり1枚、1枚落ちていきます。ところが左側の木・タラノキは羽状複葉であり、1枚というと赤い軸ごとの大きな単位が1枚なのです。だから、写真の状態でも「最後の一葉」…ちょっと風情に欠けますね。

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↑ 逆に今が盛りなのがコナラ。クヌギなどより若干遅いようで、今きれいです。コナラは場合によって真っ赤に紅葉する木があります。

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↑ いろいろな実もにぎやかです。こちら真っ赤なサネカズラ。別名ビナンカズラ。今年はきれいな実がなかなか見つかりませんが、その独特の色や形を見つけるとうれしくなります。

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↑ 同じくツル性植物で「カズラ(蔓)」と名がつくヘクソカズラの実。屁糞というひどい名前はその花のにおいに由来しますが、そこまで言わなくても…という感じです。実は何とも言えない色ですが、敢えて言えば「飴色」のようなつややかな色をしています。

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↑ 同じくツル性植物のノイバラ。ノイバラには非常にするどい棘がついています。タラノキやハリギリの棘も非常に鋭いですが、これらはどこに生えているかわかりやすく、まちがって棘にやられるということはあまりありません。しかしこのノイバラはツル性なのであちこちにからまっていてツルがどこにあるかよく分からず、おまけに陽当たりの良い林縁部に密生します。かつてあちこちの山に調査に行っていた頃には、道なき道の藪に分け入っていくのですが、侵入できる場所は林縁部しかありませんから、むりやりブッシュをかきわけて藪に入っていきました。その際、もっともひどい目にあったのがこのノイバラでした。ジーンズをはいていても太ももが血だらけ…痛かった!

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↑ そのノイバラには、今たくさん実がついています。しかしこの写真を見てください。先ほどのような鋭い棘が見当たりません。たぶん、鳥に食べてもらってタネを運んでもらうために、肝心の部分には棘が無いのでしょう。うまく考えていますね。

さあ、森はいよいよ冬に向かっていきます。紅葉はもう少しで終わりです。

                                      MARU

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