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2009年10月

2009年10月29日 (木)

カメムシだらけ

新型インフルエンザの影響で、市内でも多くの学校で学級閉鎖等が増えてきています。この影響は当然森の利用にも現れ、学級閉鎖あるいは学年閉鎖のためやむをえず来訪をキャンセルという学校も出てきています。

こうした学校は、後日に延期を…ということになるのですが、何しろ今は森の利用ピーク時ですから、次に受け入れ可能な日は12月17日まで無いという状況です。できるかぎり延期希望日の受け入れ対応もしており、ダブルヘッダーはもちろんトリプルヘッダーの日まで出てきていますが、既にそうすることができる日すらも空きがなくなってきて、やむを得ず今年は来訪をあきらめます…という学校も出てしまいました。どうぞ、これに懲りずに来年からもまたお越し下さいね。

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↑ ところで今、森には…というより正確にはネイチャーセンターの建物の中や周辺には、おそろしくたくさんのカメムシが入ってきています。その大半が、写真のクサギカメムシです。こいつはかなりクサイやつです。この時期、越冬場所を探して建物に侵入してくるのですが、これほどたくさん来た年はあまり記憶にありません。今日はセンターの入り口風除室(3m四方ほどのスペース)周辺だけで、20分ほどの間に50匹以上捕獲しました。ドアなどをうっかり空けておくと、廊下にもたくさんこいつが入ってきます。

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↑ 今年は雨が少なかったせいや、比較的涼しい夏だったせいもあってか、森の様子も例年と違うことが多いように思います。たとえば、このフユイチゴのように今の時季にできる実が今年はたくさん実っています。もちろん、場所によるし、単にこれらの植物がたくさん実をつけるくらいに成長したせいかもしれませんが、それにしても実りが多い気がします。つまり、花がたくさん咲いた、ということなのでしょうね

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↑ ムラサキシキブも、今年たくさん実ができた植物のひとつです。今とてもきれいですよ。

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↑ 紅葉が美しいシラキは、たくさん実をつけることが少ないように思いますが、このシラキに限ってはとてもたくさん実をつけていました。この森には生えていませんが、中国原産といわれるナンキンハゼも、この時期シラキと同じように紅葉します。調べてみると、シラキもナンキンハゼも、同じトウダイグサ科シラキ属なんですね。

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↑ 今日も素晴らしい秋晴れで、空の色がとてもきれいでした。来週からはかなり寒くなりそうですね。この写真、クリックすると大きくなります。

生きものたちは着々と冬支度、あるいは次の世代への準備をしています。今日はオオカマキリがちょうど卵を産んでいる姿を、子どもたちとじっくり観察できました。そして、まだちょっと早い気がするのですが、オオスズメバチの新女王蜂も目の前を飛んでいきました。すっごい大きさでした!

                                         MARU

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2009年10月24日 (土)

雨が降りませんね

昨日まではとてもきれいな青空で、子どもたちと森を歩いていても気持ちの良い日が続いていました。しかし今日は朝からどんより曇り空。少し肌寒く感じました。しかし雨は降りません。夕方に少しぱらっときましたが、どうやらそれっきりのようです。

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↑ いつもなら、ほだ木からたくさんシイタケが出ているはずですが、今年は雨が少ないせいで少ししか出ていません。原木栽培のシイタケは肉厚で香りもよく、とってもおいしいのですが・・・

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↑ 紅葉も進んではいるものの、美しさはやはりイマイチかな。こちら今が盛り?のタラノキの黄葉です。複葉のタラノキは、このあと大きな葉っぱがばさっと落ちます。

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↑ 今いちばん鮮やかなのはこのシラキです。毎年、真っ赤になってくれます。9月12日のフォトログで少しふれましたが、シラキは今年の小雨にもあまり影響なく葉をつけていました。こうして今年も変わらず鮮やかな紅葉を見せてくれるのは、小雨に強いシラキならではなのかもしれません。

森では、草はら広場の生き物も徐々に減り、カマキリの動きもずいぶんにぶくなってきました。ジョウビタキが姿を見せています。10月もあと一週間で終わりですね。

                                     MARU

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2009年10月19日 (月)

のんびり森歩き

昨日18日(日)に行ったイベントは、主に小学校低学年の親子連れを対象にしたもので、森を探検しながら里山を守るということの意味を知ってもらいつつ、午後から実際にアラカシの木を1家族に1本切り倒してもらい、しかもその木を使って工作をし、おまけに焼き芋まで楽しむという超欲張りイベントでした。

これだけの内容を実施するのは初めてのことで、広報の仕方次第ではたくさんの家族連れが応募することは予想できたのですが、内容が濃いだけにそれほど多くの定員を設けるわけにもいかず、家族8組程度を対象に企画したものです。しかも広報も小規模に行ったのみ。

結果、5組の家族が参加。イベントの終わりに、保護者や子ども全員に無記名で感想を書いてもらったのですが、その中に「次回のイベントのご案内が必要なら、よろしければ住所・氏名をご記入下さい」としておいたら、すべての家族が住所・氏名を記入してくれて、大人も子どもも満足の中身の濃いイベントを行うことができたかな、、、と感じました。

というわけで、相変わらず森をゆっくり歩く時間もありません。今日月曜日は休館日で、最近休みは家でバタンキューしているところなのですが、見事な秋晴れに誘われ、カメラを持って森を歩きに来ました。いつもなら、「明日の学校の準備しないと」「あと30分で次の打ち合わせが始まる!」などと思いながら歩くので気が急くのですが、今日は久しぶりにの~んびりと森を歩きました。

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↑ 秋が進み、いろいろな植物も秋から冬にむけて装い始めています。ムラサキシキブの紫色の実も、目立つようになってきました。よく見ると、先端に冬芽となる部分が用意されていますね。

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↑ 最近、スタッフの間で話題になっているマムシグサ。幼い時はオスで、数年して成熟してくるとメスになるという性転換型のマムシグサですが、今年はついに立派な実をみせてくれました。後ろにももう1本ありますね。

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↑ 気の早いフユイチゴがもう実り出しました。本来は11月中旬~12月下旬が旬です。フユイチゴは比較的くらい林床に生育しますが、その中でも日照条件が良さそうなところに実っていました。この株は実つきも良いですね。葉っぱだけは毎年どんどん増えているフユイチゴですが、だからといって実の量は多くなっていません。日照以外に、いろいろな条件があるのでしょうね。

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↑ こちらキチジョウソウも花が咲きました。もう少し遅く咲く植物ですが、写真を見てわかる通り草刈り機で一度葉っぱが刈られていて、周囲の日照条件が良くなったことが影響しているのかもしれません。

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↑ 驚いたことに、春の花タチツボスミレが咲いていました。いわゆる狂い咲きです。まあ、植物にとっては「狂っている」といわれる筋合いはないのでしょうが・・・今年はいろいろな植物が葉を2度出したり花を2度咲かせたりしたようですね。

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↑ 最後は秋らしい季節の花。リュウノウギクです。少しずつ咲き始めました。このキクは本来もっと標高の高いところに自生するキクですが、山に生えていた種子が川の水によって運ばれてきてこの森に到達し生育したと考えられています。キクザキイチゲやイチリンソウなどと同様に、河辺林を特徴づける植物のひとつです。花の形や葉の形が、何ともキクらしいキクというか、可愛らしいです。

気づけば2時間ほど森を歩き、久しぶりに森を満喫した感じです。日頃職場で疲れがたまっているのに、休みの日に同じ職場でストレス解消できるなんて・・・いい職場です。

                                          MARU

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2009年10月16日 (金)

時間はとまらない

先週の台風の影響で来訪予定の学校がいくつかキャンセルとなりました。台風前後の荒天時や連休をのぞくと、10月1日から本日16日までの間、平日の実質的営業日は6日だけ。それでも10月は森の利用ピークシーズン。この6日間の間に対応した学校・園は8つ、約400人の子どもたちと一緒に森で過ごしました。

興味深いことは、来訪された8つの学校・園のうち、1つの保育園以外はすべて終日(午前・午後)の利用だということです。この森がオープンした頃は、この時期に来訪する大半の学校・園は午前中だけの来訪で、午後からは別の場所に行く、というバス遠足タイプの利用でした。それがここ数年、「午前だけ森に行き午後から他所に行くよりも、丸1日この森で過ごした方が楽しい」とおっしゃってくださる先生が(もちろん子どもたちも)増えてきています。

本日この森に初来訪された草津市内の小学校も、予定では午前は某所に行き、午後だけこの森に来るつもりだったのですが、夏休み中に先生と事前の打ち合わせをした時、こちらがいろいろなプログラムを提案すると、「やっぱり朝から1日この森にいることにします!」と予定変更をしてくださいました。帰って行く子どもたちの顔を見れば、今日はその期待を裏切らないプログラムをすることができたと思っています。

というわけで今はとっても忙しく、ちょっと一息つけるのはお昼にご飯を食べる20分ほどの間だけ。フォトログの更新も久しぶりとなってしまいました。

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↑ 今年は全体的に紅葉がイマイチのような気がしますが、秋は確実に進んでいます。こちらコマユミの葉っぱも赤くなり、きれいな実もできていました。

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↑ 今年はコウヤボウキの花がたくさん咲きました。たくさんといっても、コウヤボウキそのものの数は少ないです。それでも、この植物は年々確実に個体数を増やしています。

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↑ 先日の台風のあと、写真のアベマキの木にたくさんスズメバチが来るようになりました。多い時には20匹近く集まってきます。しかもオオスズメバチばかりです。子どもたちとよく歩くコース上の木なので、さすがにこれだけ集まってくると危険なため、やむを得ずこのコースはしばらくの間通行止めにすることにしました。

しかしこの写真を見てもわかるように、この木から樹液はまったく出ておらず、どうやら樹液を求めて来ているのではなさそうです。見ると、ひたすら樹皮をかじった跡があります。台風の後、急にこの木に集まってきたことを考えると、彼ら、いや彼女らの巣が台風で損傷し、その補修に材が必要になったからではないでしょうか。かつてコルクの代用にも使われたというアベマキの樹皮を選んだところなど、きっと考えあってのことではないかな?ただ、オオスズメバチの巣は地中に作ることが多いようなので、台風でそれほど被害が出たとは思えないところがひっかかります。

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↑ 残念ながら、今年は雨不足のためケヤキのきれいな紅葉・黄葉は期待できそうにありません。それでも、やや谷筋に生育しているこのケヤキなどは、徐々にきれいに紅葉しはじめています。

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↑ いつもきれいな紅葉を見せてくれるシラキも、少しずつ赤くなってきました。今年の様子を見ていると、シラキは水不足に比較的強い樹種のように思います。生えている場所のせいでしょうか。早々に葉を落とすことも縮れることもなく、多くの葉をしっかりとつけています。可愛らしい実もなってきました。

先日、キノコ博士から「キノコが出たらフォトログで紹介して」とご依頼がありましたが、雨が少ないせいかなかなかキノコが出ません。今年はアキノギンリョウソウも出ませんでした。それでも秋は深まります。森を歩くにはいい時期ですよ。

                                        MARU

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2009年10月 8日 (木)

台風の被害は…

久しぶりの大型台風の通過に冷や冷やしていましたが、幸いこの地域では大きな被害もなく過ぎていきました。

一方森の様子はどうかと、朝すぐ森の中に行きました。出勤した時にはだいぶ風もおさまっていましたが、やはりいつ枝が落ちてくるか分からないのでヘルメットをかぶってパトロールです。無数といっても良いほどの小さな枝が落ちているのに加え、腕の太さほどの大きな枝も結構落ちています。しかし、何よりもこの台風で一気に落ちたのはこれ…

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↑ ドングリです。これでもかというほど落ちました。このままだと、ドングリのプログラムを楽しみに来訪する10月後半以降の学校には気の毒な状況になりそうです。

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↑ こちら「草はら広場」のドングリの木を上から見たところ。1本の木から、めちゃくちゃたくさんのドングリやその帽子が落ちているのが分かります。

その後1時間かけて森をくまなく周り、あまり大きな被害がなくて良かったなと思った矢先、こんな被害が出ているのを発見しました!

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↑ 倒木です!それも結構でかい木です。

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↑ 倒れていたのはマルバアオダモです。草はら広場の近くに、ちょうど今たくさんの実をつけていた木です。昨日のフォトログで、2004年の6月に台風でマルバアオダモが倒れたと書きましたが、同じ種類の木です。

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↑ 2004年に倒れた木は高さが22mもある大木でした。今回倒れた木も結構大きくて、約18m。しかし22mの木も18mの木も、このマルバアオダモはとても根が浅く、張り方も少ない種類と言えそうです。2004年に倒れた時には、その木の近くが一部砂利採取された場所だったため、根が切られて弱っていたから倒れたのかもしれないと考えていましたが、今回倒れた現場を見るとそうとばかりは言えなさそうです。

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↑ 根の厚みを測ると約80cmしかありませんでした。実際にはちぎれた細い根などがあるためもっと深くまで根が入っていますが、結果的に幹を支持していた厚みは80cmほどたったということになります。単にマルバアオダモが倒れやすいということではなくて、この木が昨晩の強風にさらされやすい場所に生えていたことも大いに関係しいていそうです。

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↑ 激しい雨と風の中、生き物たちはどうしていたのでしょうね。このカマキリは、ネイチャーセンターのデッキの上をのんびりと歩いていました。カメラを向けるとギョッとこちらを見つめましたが、すると先日10月3日のフォトログにも紹介したカマキリと同じように、両方のカマをす~っと前につき出しました。異なるカマキリが同じポーズをとるということは、きっと何か意味があるのでしょうが、これは一体何を意味するポーズなんでしょうか?

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↑ 昼前には青空が見えてきました。とたんに、森ではツクツクボウシが鳴きはじめましたが、この時期ということもあって、さすがにその鳴き声は弱々しいものでした。

明日から、また学校が来訪されます。明日来る子どもたちはあまりにドングリの多さに、きっとびっくりするでしょうね。

                                           MARU

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2009年10月 7日 (水)

久しぶりの台風

7日16時過ぎの気象庁の発表によると、滋賀県は8日未明から台風の影響で風が強まるとのこと。明日は大荒れとなりそうで、市内の学校は休校を決めたようです。

これだけの台風が来るのも久しぶりのことで、森では2004年の6月に大きな台風が来て、マルバアオダモの大木が倒れたことがありました。今回は何もないと良いのですが・・・とりあえず備えは万全にしないといけないので、朝からスタッフはテントを撤収したり飛びそうな物を撤去したりしました。

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↑ 台風対策のひとつ、森守堂の防護。ガラスが割れないようにダンボールを張りました。

明日の状況次第では、森への一般利用者の入場は禁止することになりそうです。スタッフも森を歩くときは、ヘルメットをかぶらないといけないかも…冗談抜きで。

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ところで10月3日(土)、全国菜の花学会・楽会が愛東地区にて行われました。その翌4日(日)、同じ愛東地区および永源寺地区、そして当・河辺いきものの森遊林会の3箇所に分かれてエクスカーション(オプションツアーのようなものです)が実施されました。

このエクスカーションは、菜の花学会にせっかく全国からたくさんの人が来て、泊まりの人も多いのだから、次の日にも東近江市を知ってもらう何かをすればどうか、ということがきっかけとなって今年から初めて実施したものです。

残念ながら初回となる今回はどのコースも思っていたほどの人数がなかったようですが、その分中身が濃かったのではないでしょうか。私たち遊林会のエクスカーションには菜の花館の事務局を入れて8人の参加者があり、まず遊林会がうまく機能している仕組みなどのお話しをした後、森をゆっくりとご案内し、そして遊林会自慢の料理をたくさん味わっていただきました。

遠くは仙台からの方も参加されましたが、嬉しい驚きは今回の菜の花学会のゲスト・山田周生さんが当コースに参加されたことです。山田さんはBDF化する装置を車載した自動車で世界一周をされた方で、里山のことを知りたいと参加してくださいました。今回は食事時間を入れて3時間ほどしかなかったので、こちらの話や案内を一方的にしたのみで終わってしまい、参加者との意見交換ができなかったのが残念でした。山田さんともあまりお話しができなかったのですが、その世界一周をした車に乗ってきているとのことだったので、お帰りの時に見せていただきました。

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↑ トヨタのランドクルーザーです。この車で世界一周をした…そう聞くだけで、どこか旅心をくすぐられます。

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↑ BDF(廃食油を原料としたバイオディーゼル燃料)で走るという以上にこの車を特徴づけているのが、そのボディカラー。1枚上の写真と見くらべてみてください。見る角度によって、ボディの色が変わるんです。山田さん曰く「タマムシ色」で、特別にペイントされたそうです。そして不思議なことに、この車には同じ輝きを持ったカナブンの仲間などがよく近寄ってくるのだとか…この写真を撮っている時にも、オオセンチコガネ(たぶん)がブ~ンと飛んで来ました。面白いですね。

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↑ こちら山田周生さん。そして荷室に載せられているものが、BDF化の装置。これを積んで、世界各地で出会った人などから廃食油をもらいながら、BDF化して走ったというわけです。すごいですね。ちなみにここまでコンパクトな装置は世界でもこれ1台だけで、それこそミリ単位で小型化して車載に成功したそうです。

これまでに既に地球を50周するくらい走っているそうで、いわゆるパリ・ダカや、バイクによるサハラ砂漠単独縦断なども成功しておられます。いただいた名刺にはフォトジャーナリストとありましたが、私たちから見れば映画でしか見たことのない「冒険家」という職業ですね。

私たちはこの森を中心に一生懸命里山保全活動や環境学習をやっていて、それに誇りをもっていますが、たまにこうした世界を股にかけた話を聞くと、良い刺激になります。次回またエクスカーションの機会があれば、いろいろな人と意見や情報を交わせる時間をもっと作りたいと思います。

                                           MARU

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2009年10月 3日 (土)

10月になりました

秋は森の利用ピークということもあってなかなか写真を撮りに行っている時間がなく、私としては実に2週間ぶりのブログ更新です。森に来訪する子どもたちと一緒に、毎日森の中を歩いているものの、カメラはバッグに入れっぱなし。本日もあいかわらず忙しいのですが、明日ご案内する団体さんのために森の下見を兼ねて久しぶりにカメラを持って森を歩きました。

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↑ 今、ドングリがものすごくたくさん落ちています。毎日、いろいろな学校が森に来てくれますが、その子どもたちに「今、すべって転ぶくらいドングリが落ちているよ!」と言うのですが、この写真の通りその表現もあながちウソではないですよ。

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↑ こちら別の道。大量のドングリと、大量のドングリ帽子が落ちています。ドングリにはたくさん実がなる「なり番」の年があるそうですが、逆に言うとあまり実がならない年があるはずです。この森では、ここ数年毎年たくさんドングリがなるのでずっと「なり番」のような感じですが、それでも今年はいつもより多い気がします。

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↑ 今年は雨不足がたたったせいか、部分的に紅葉が早く進んでいます。モミジは普通11月下旬から紅葉ですが、一部のモミジは既にこんな様子です。

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↑ 秋が深まるにつれ、生き物を探すこともだんだん難しくなってきます。こちらオオカマキリですが、だいぶ動きもにぶくなってきたように思います。このカマキリ、いわゆるカマキリのポーズをとらずに、曲げていたカマをゆっくりぐ~っと前につき出していました。いったい何をしているのでしょうね。まるでどこかに「念」をおくっているようでした。

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↑ 夕方、ずいぶん久しぶりにM君がやってきました。彼はただいま受験勉強中。「現実逃避に来た」とのこと。勉強漬けに疲れ、いろいろ悩み深いようです。気分転換にドングリひろいに行ってもらい、子どもたちの見本用にドングリ工作を作ってもらいました。

ドングリ工作のこちらの注文は、「何か子どもたちが作りたくなるような新作を作って」というもの。彼はさんざん悩んだあげく、「アレ作ろう」と手を動かし始めましたが、途中で「うん?やっぱりコレがいいかな…」 しばらくいじった後、「アレにもなりそうだな」という具合に、当初の作りたいものがコロコロと変わって行きました。

そこですかさず私が一言。「あのな、小学生と一緒に工作してると小学生もM君のように作りたい物がコロコロ変わるんやで。そやけど、その時にいいと思ったものをどんどん変化させていくことで、小学生は最終的に自分の納得のいく物を作ってしまうんや。最初の考えとはぜんぜん違う物やけどな。それが面白いんや。人生も一緒やで。」

M君は「う~ん。たかがドングリ工作で深いことを聞いた…」とうなりながら帰って行きました。ちなみにM君の最終的な作品はこれ。

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↑ トリだそうです。まあ、よく工夫しました。

明日もイベントがありますが、M君はお手伝いに来てくれるそうです。彼は小学校の時から森に来ていて、中学になっても高校になっても、たまにふらっと森にやってきてくれています。かれこれ7年ほどになりますね。森で気分転換をして、また勉強をがんばってください!

                                      MARU

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