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2009年3月

2009年3月31日 (火)

3月31日

3月31日はお役所仕事にとっては特別な日です。今年度が今日で終わり、明日から新年度を迎えます。いわば、大晦日とお正月のようなものなのですが、もちろんそんなのんびり気分ではいられません。何かとバタバタとせわしない日々が続いています。

森の自然は、そんなことに関係なく時が流れていっています。今日も午後から良い天気となり、植物はどんどん育っています。

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↑ 先日のブログで紹介したアカシデの花。雌花序も開花しましたので、あらためて紹介します。左の先端部に咲いているのが雌花序、その右側に並んでいるものが雄花序です。雌花序の基部には新葉が開き始めています。

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↑ 秋になると雌花序に種子ができますが、昨年の秋に実ったものがまだ残っていました。こんな形になります。

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↑ キクザキイチゲもややピークを過ぎましたが、まだきれいに咲いています。

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↑ キクザキイチゲの花のアップ。雄しべがたくさんありますが、この花は雌しべがひとつではなく、たくさんあります。雄しべの下に見える黄緑色のものが雌しべです。要するに、ひとつの花の中にたくさんタネができるということです。

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↑ キクザキイチゲはとても絵になる植物で、何回撮っても撮りがいがあります。可憐に咲く、という言葉が良く似合う植物ですが、写真でその雰囲気を出すためにはまだまだ試行錯誤が必要です。見頃を終えるまでがんばってみます。この写真、クリックすると大きくなります。

明日から新年度。2009年度もよろしくお願いします。

                                         MARU

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2009年3月28日 (土)

寒いけど春

2009年1月30日のフォトログ記事で、ガマズミの細い枝の樹皮がはがれている様子をお伝えしました。なぜ樹皮がはがれるのか理由が分からなかったのですが、今日こんな様子を撮影できました。

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↑ 斜め右上に向かって伸びている枝が、樹皮のはがれているものです。他の枝からは新しい葉を出しているガマズミですが、この様子を見ると、どうやら枯れる枝の樹皮だけがはがれているようです。他のガマズミも見てみましたが、同じような様子でした。

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↑ ガマズミの葉は「絵」になります。今はちょうど淡い緑色の葉を一生懸命ひろげようとしているところで、太陽を透かせて撮影すると葉脈が浮き上がってとてもきれいです。

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↑ 近くの藪の中を歩いていると、常緑樹の木の下でツツジの幼樹がひっそりと育っていました。それを真上から見ると、非常にきれいに5方向に枝が分かれて出ていました。まるで分度器で測ったようですね。

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↑ 森の中でひっそりと育っているウグイスカグラという木の花です。咲き始めたのは数週間前からですが、下向きに咲く花も小さくあまり目立ちません。しかし、近寄って見るときれいな色で、可愛らしい形をしています。

先日、このフォトログをご覧頂いている方に久しぶりにお会いしたら、「気に入った写真はパソコンのデスクトップに貼っている」と言って下さいましたので、これから撮影者として気に入った写真はクリックすると大きく表示されるようにしたいと思います。このウグイスカグラも大きく表示されます。

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↑ こちらの写真も大きくなります。おなじみヒレンジャク。まだ森にいてくれています。

シュンランもだいぶ咲いてきましたし、空にはツバメもたくさん飛んでいます。季節はどんどん進みますね。

                                        MARU

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2009年3月27日 (金)

春をとじこめてみます

スタッフが、面白いものを作りました。

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↑ タチツボスミレを入れたゼリーです。花を軽く塩漬けし、ゼリーで閉じこめたもの。もちろん食べられます。特にスミレの味?はしませんでしたが、春を目にうったえる一品です。

年度末のデスクワークに追われここ数日は缶詰状態だったので、少し一段落がついた15時過ぎにやっと森に出てみました。今日も肌寒い一日だったせいもあり、15時過ぎには既にキクザキイチゲは閉じかけていました。現在50輪くらい咲いていますが、もうこれ以上は咲きそうにありません。

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↑ キクザキイチゲの咲くすぐそばに、倒れたけどかろうじて生きているアカシデの木があります。ずいぶん前からこの状態で育っていて、子どもたちが木登り?木渡り?に使う格好の木となっています。

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↑ この倒れたアカシデの木に、花が咲いていました。去年までもきっと咲いていたのでしょうが、今まで気づきませんでした。垂れ下がっているのが雄花序。今回はまだ咲いていないのでピントを合わせていませんが、上に伸びているのが雌花序です。倒れてもがんばっているのですね。

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↑ アカシデの雄花序に、ワカバグモがはりついていました。ワカバは若葉色のワカバなんでしょうね。

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↑ 近くのムラサキシキブの若芽を見ると、金属光沢のハネがきれいな小さな虫を発見。カの仲間だと思うのですが、よくわかりません。

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↑ 蚊と言えば、今日「蚊帳」をいただきました。森の山番さんは現在自宅の蔵を改修中で、中から新品の蚊帳が二組出てきたとのこと。処分しようかな、ということだったので、森にいただくことにしました。私は蚊帳の中で寝た思い出がかろうじてあるのですが、今の子どもは間違いなく知らないでしょうね。夏休み、森の中に蚊帳を吊ってその中でイベントができたら面白いかな?

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↑ 最後はおまけ。今日撮ったものではないですが、先日の夕刻、森を歩いていると逆光に苔が照らし出されていてとても印象深かったので、思わずシャッターを切りました。ここを通るのがあと10分早くても遅くても、この場面は撮れなかっただろうと思うと、日頃の何気ない風景の中にもたくさんの素晴らしい場面があるのだろうな、と思わずにはいられません。

                                      MARU

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2009年3月24日 (火)

芽吹き

明日から、森では春休みのイベントがはじまりますclover
いつも休みがはじまる前日は、あわただしいスタッフルームなんですが、今回は準備をはやくからはじめていたため、今日の気候のように、おだやかな時間が流れていますwink

そんなわけで、森をゆっくりまわる時間がありましたsun
今日は、花も咲き始めた森なのですが、木々の芽吹きをメインにたくさん写真を撮りましたcamera
20090324 ムラサキシキブ

20090324_2 ヤマウルシ

20090324_3 ガマズミ

葉っぱがもう芽吹いている木々もあれば、芽吹きはまだですが、多くの冬芽がふっくらしてきましたhappy01
20090324_4 コマユミ

20090324_5 センダン

20090324_6 ヌルデ

ヌルデの木は、芽吹くとどんな感じになるのでしょうか・・・ 気になりますねsmile

20090324_7 秋に森を紅く染める、イロハモミジ。芽吹きもあかいので、この時季にもモミジの林が紅く染まります。

20090324_8 ケヤキの木も、やわらかな手触りの新芽がでてきましたbud

20090324_9 こちらは、マルバアオダモの花芽。林冠トレイルの上から見ることができますshine

春休み1日目の明日は、遊林会の活動日でもあるのですが、天気予報はイマイチcloud
どんな、春休みになるのかなぁ。今年もたくさんの方が訪れてくれる春休みになりますようにhappy01  Bunsign

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2009年3月20日 (金)

春分の日

昨日は森の保全作業で汗だくになりましたが、今日は一転、日が高くなるにつれ寒くなる日となりました。

午後遅くからは青空が広がりましたが、それまではどんよりとした曇り空。これでは今日はキクザキイチゲは咲かないなあと思いつつ、15時頃に見に行くと、やはり咲いていませんでした。

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↑ 今日はどのキクザキイチゲの花もしょんぼりしていました。明日は朝から天気が良さそうなのでまた咲くでしょう。

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↑ 今まで焼いた炭がたまってきたこともあって、今シーズンは炭焼きをあまりしませんでしたが、山番さんが在庫品を大量購入してくださったので、久しぶりに炭を焼こうということになりました。担当はもちろん炭焼き名人殿。昨年の5月以来の火入れです。

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↑ 窯から煙がたなびく様子は風情があります。今回は年末の大雪で折れてしまった大量の枝のうち、主にカシとナラを焼いています。来週焼き上がりの予定。

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↑ 森では、ヤブツバキが花を落としています。花桟敷とまではいきませんが、これはこれで風情あり。

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↑ 今日の早朝は結構激しい雨が降りましたが、ヤブカンゾウの開き始めた葉の中にその雨粒が残っていて、まるで水晶玉のようでした。

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↑ 順調に成長してきたシュンランが、昨日あたりから咲き始めました。例年よりちょっと早い気がします。

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↑ 昔伐られた切り株の上にはコケがびっしり生えることがあり、ある程度の水分を保たれたその環境に落ちたタネからは、新しい命が芽生えることがよくあります。これはスギの実生。茶色のものは昨年出たのか今シーズン出たのか判然としませんが、その横に映えている緑の芽は、まだ種子の殻をかぶったままの新しいスギの芽生えです。花粉症に悩まされている方には憎き植物かもしれませんが、この小さな芽生えは、人間よりもはるかに長く生きるスギの、まさに第一歩ですね。

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↑ 今日もヒレンジャクとキレンジャクがたくさんいました。こちらキレンジャク。地面に降りて、リュウノヒゲの青い実を食べていました。

春分にふさわしく、スミレも咲きだし、モミジも葉を開き始め、アマガエルも動き出しました。

                                             MARU

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2009年3月18日 (水)

スプリング・エフェメラル

“はかない春の命”と形容される植物たちが、キクザキイチゲやイチリンソウ。他の木々や草が葉を開かない今の時期に急いで葉を出し、花を咲かせ、受粉し、この間に来年分の養分を蓄えたあとは葉もなくして跡形もなくなる…

“はかない命”という表現だと、「何とふびんな植物だ…」のように同情を誘いますが、よく考えれば何と戦略的で、そつがない植物でしょう。でも、花が可憐だから許されるのでしょうね。

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↑ 本日14時頃のキクザキイチゲ。昨日よりも開ききってたくさん咲いています。

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↑ 後ろ姿もどことなく品があります。お日様に向かって一生懸命咲いています。

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↑ 図鑑にのっているキクザキイチゲは、花びらが薄紫のものが多いように思いますが、この森のキクザキイチゲの花びらは真っ白です。その中央に、同じような色の雄しべと雌しべが付いていて、地味なんですが可愛らしい感じがします。

今日は、この地域に群落があるユキワリイチゲの話題がスタッフルームで出たので、一度みんなで見に行ってみようということになり午後に出かけてみました。私もユキワリイチゲは初めて見ましたが、到着してしばらく見ていると、こうした植物にも詳しいトンボ博士殿が偶然お越しに。氏曰く、花の盛りはやや過ぎているとのことでしたが、それでもこの森のキクザキイチゲよりはたくさん咲いていました。

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↑ キクザキイチゲとはまた異なる趣を見せるユキワリイチゲ。ほんのりと紫色をした多数の花びらの中央に、黄色の雄しべと緑色の雌しべがよく目立ちます。スタッフの間では、「やはりキクザキイチゲの方が好きやなあ」との言が。

花はそれぞれ、人もそれぞれ。

                                       MARU

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2009年3月17日 (火)

おまちかね

今日も森は、良い天気ですsun

そう、おまちかねのキクザキイチゲの様子・・・

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ついに、花が開きましたshine(14時すぎ)

天気の良い日にしかさかない花なのですが、ここ数日は天気がよいので毎日咲いた姿を見せてくれることでしょうhappy01

200903171まだまだつぼみもたくさんあるので、春休みにはたくさん見ることができるでしょうnote

ちなみに・・・

2009031711これが、10時30分ごろの写真。

2009031714こちらは、14時すぎの写真。

お昼過ぎがキクザキイチゲを見るのにちょうどいい時間なんですclover 太陽に向かって咲いているのがわかりますねshine

今日も、高校を卒業したばかりのM君が森にお手伝いに来てくれていたので、一緒にキクザキイチゲを見に行き、『スッタフの中で咲いたのを見たの一番乗りぃhappy02shine』と一緒に喜んでくれましたgood

そんな、M君が撮ってくれたキクザキイチゲさん。

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200903173あたしは、2枚目の写真がすてきだなぁって思いますconfident

キクザキイチゲの開花もそうですが、森の中ではどんどん春に近づいていっていますcherryblossom

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イボタノキが芽吹きましたhappy01

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ウグイスカグラも、芽吹き+花のつぼみがあらわれましたclover

今週はもっともっと春に近づいていくんでしょうね。 楽しみですsmile

今日は、キクザキイチゲも楽しみにしてきたのですが、日曜日の記事にかかれていたヒレンジャク・キレンジャクを観察するのも楽しみにして来ましたgood

今日も群れをなして木にとまったり、「ヒヨーヒヨー」と鳴いていました。

20090317_4ネイチャーセンターのすぐ前でも見られました。

いつも鳥の写真を撮っておられる方と話をしていたら、ヒレンジャク・キレンジャクの数を先日数えられたらしく、60羽ほど森にきていて、、群れとしては2グループいるそうですsign03

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MARUさんみたいにキレイには撮れませんでしたが、たくさん見ることができたので、満足でしたwink

ぜひ、お近くの方はキクザキイチゲ、ヒレンジャク・キレンジャク、他にも春らしくなってきた森に遊びにきてくださいねsign01 bun 

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2009年3月15日 (日)

うれしいこと、たくさん

今日はライオンズクラブさん主催の子ども向け恒例イベントでした。昨日とはうってかわって天気が良いせいもあり、約600人もの人で賑わうという、森では非常に稀な人出でした。

そうした中、この天候でついにキクザキイチゲが咲くか!?と思ったのですが…

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↑ も、もうちょっとかな…残念ながら、今日はもう咲きそうにありません(14:48撮影)。明日は森が休館日なので、開花した写真は火曜に出勤予定のブンちゃんに託します。

ところでこの時期、森がだんだんと春めいてくると、森には独特のにおいがたちこめます。

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↑ ヒサカキの花(この写真は雄花)です。図鑑には「都市ガスのにおい」などと表現されることもありますが、森では屋外トイレ周辺を歩くとすぐに感じると思うので、どんなにおいか一度かいでみてください。

キクザキイチゲは咲きませんでしたが、今日はうれしい出会いがありました。

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↑ 何だかわかりますか。木に鳥が8羽とまっています。ヒレンジャクです。冬鳥としてやってくる鳥で、2年前は姿を見かけたのですが、昨年はついに現れず。それが今年、再びやってきてくれました。

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↑ 図鑑によると、年によって渡来数の変動が激しいと書かれているので、昨年姿が見えなかったのはそれが原因だったのでしょうか。それが今、十数羽来ているようです。この写真は、地面に降りてくわえてきたリュウノヒゲの実を食べているところ。

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↑ 尾羽の先端が赤いのが、ヒレンジャクの印です。濃いアイラインをひいたような模様と、とさか状の冠羽が立派です。

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↑ ヒレンジャクと一緒に、キレンジャクという鳥も来ることがあります。2年前は確認できなかったのですが、今日は確認できました。少しわかりづらいですが、尾羽の先端が黄色いこの鳥がキレンジャクです。

ヒレンジャク・キレンジャクは、あちこち飛び回るというよりも、ある場所でじっくり餌を探すタイプのように見えます。時には地面で採餌し、時には初めの写真のように木の梢で仲間とともにじっとしています。ですから一旦見つかれば撮影しやすいのですが、動きまわらないのでなかなか見つからない。あえて言えば、「ヒー ヒー」という高い鳴き声が聞こえれば、いるのが分かります。

今日はヒレンジャクの他にもうれしい出会いがありました。イベントに来ていたたくさんの子どもたちの中に、私たちスタッフを覚えてくれている子どもがたくさんいて、声をかけてきてくれました。保育園の時によく森に来ていてくれていた女の子は、この春にもう4年生になるのだとか。久しぶりの出会いに、昔話(?)に花を咲かせました。

他にも、この春から中学生になる近くの小学生たちがイベント終了後もずっと森に残り、スタッフが竹工作材料のササを刈り取りにいくのを手伝ってくれました。この辺りでメダケとかヤダケとか呼んでいるササを刈りに行ってくれたのですが、通常このササは高さ2~3mですが、彼らが取ってきたのはなんと…!

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↑ 大きいもので7mくらいはありそうです!竹じゃなくて、ササですよ。太さも太い!夕方まで、いろいろと作業を手伝ってくれたようです。ありがとう。

それにしても今日は久しぶりにいい天気でした。まあ私としては、今日のイベントに600人来たことよりも、昨日の土砂降りの雨の遊林会作業に44人も参加者があったことの方が、はるかにうれしい驚きでした。

                                      MARU

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2009年3月12日 (木)

つかの間の晴れ

ややこしい天気が続いていましたが、今日は久しぶりにすっきりした晴れとなりました。これはキクザキイチゲが咲くか!と思いましたが、あと一歩というところです。

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↑ この調子だと明日には咲くかな、と思うのですが、残念ながら明日は雨の予報。もう少しおあずけかな。

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↑ フキノトウはもうずいぶん開いていますが、春だなあという植物のひとつです。

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↑ 春といえばツクシ。ツクシはあぜ道などに多い植物ですから森には少ないですが、それでも水辺の付近にかたまって出ています。

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↑ ツクシは冠水しているところにも平気で生えます。この写真では分かりにくいですが、ここは常に水深3~5cm程度あるところです。おそるべしツクシ。

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↑ 琵琶湖岸のヤナギの仲間は既に緑が芽吹いていますが、この森の木々の芽吹きはまだ少し先です。それでも、ウワミズザクラは芽吹きが早く、既に開き始めています。

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↑ 今日も野鳥を撮影しに大きなレンズを持った方が少なくとも3人おられました。鳥たちはそろそろ営巣シーズンなので、巣材をくわえて飛んでいく姿を目にします。そうした中、森の中でちらばっている羽を発見。調べてみるとトラツグミの羽です。キツネにやられたのかなあ…このようにちらばっている羽は、他の鳥たちには格好の巣材になるようで、先日エナガが、落ちている羽を集めている姿を見かけました。

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↑ 今日はたくさん写真を撮りました。その中でも、初めて見かけたのがこれ。モチツツジの果実です。今まで、ツツジの仲間はその花ばかりに目がいっていましたが、いったいタネはどんな形なんだろうと疑問に思っていました。今日じっくりモチツツジを見てみると、写真のような実らしきものを発見。図鑑を調べると果実は8~10月に熟し裂開するとあります。つまり、この写真は開いたあとの果実です。

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↑ ほとんど空っぽでしたが、中にはまだ種子が落ちていないものがあるだろうと探すと、やはりありました。こんなふうに、小さな種子がびっしり入っているのですね。

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↑ ちょっと出してみると、こんな感じ。吹けば飛んでしまうほど、かなり小さな種子です。森に長いこといて、初めて見ました。

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↑ この森のツツジの仲間は大半がモチツツジですが、ヤマツツジもわずかにあります。こちらも見に行ってみると、よく似た果実がついていました。中には、モチツツジと同じような種子が入っていました。くるっと巻いているのは、おそらく雄しべのひとつが残ったのだと思います。

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↑ 森の地面に目を戻せば、ヤブカンゾウがたくさん出ていました。ヤブカンゾウも、知らぬ間にニョキニョキと伸びる植物ですね。

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↑ 最後にシュンランのつぼみ。透明のヴェールを脱ぎ始めたものが出てきました。緑のつぼみはまだかたく閉じていますが、もうすぐ独特の花を立ち上げ始めます。

そろそろ、加速度的に季節が移り変わっていく時期ですね。置いて行かれないようにしないと。

                                         MARU

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2009年3月10日 (火)

かわりやすい天気

出勤すると、なかなかいい天気happy01 これは、もしかするとキクザキイチゲが咲き始めるのでは・・・ と期待がふくらんだのもつかの間typhoon 雲行きがあやしくなってきました。

今日は、市外の保育園のお別れ遠足が入っていたので、少し心配しましたが、園児が森につくころには、晴れ間が見えてきましたsun 園児に、「晴れて良かったねcute」というと、「ぼく、晴れ男やしsign03」と自信満々に答えてくれました。 本当に、その子のおかげかもしれませんが、保育園の帰ったお昼過ぎから、雨がrain

せっかく、キクザキイチゲ楽しみにしていたのにぃ~となげいていたら、30分程度で雨があがったので、カメラを持って見に行ってきましたdash(キクザキイチゲは、晴れの日しか花を咲かせないんです)

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風もつよく、少し肌寒いので、やはりまだ咲いてはいませんでした・・・bearing 

だけどflair

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今まではかたく閉じていたつぼみが、少し開いた気がするのですが、どうでしょうかbleahsign02

残念ながら、今日がキクザキイチゲの開花日ではなかったのですが、もうその日もまもなくなってきましたね。

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最後に、アオイスミレが咲き出しましたsun この森には、5種類のスミレが咲くのですが、その中で一番先に花を咲かせ、その花もどうどうと咲かずに、少し恥ずかしそうに咲くのがポイントです。まだ一輪しか見ていませんが、木道の脇にひっそりと咲いていますので、ご覧になりたいかたは、姿勢を低くして探すといいと思いますhappy01

bun   

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2009年3月 7日 (土)

かわべぇフォトログ1周年

昨年3月7日、河辺いきものの森のスタッフブログ「かわべぇフォトログ」ができ、気づけば今日で丸1年。あまり知られていないブログで、見ていただいている人も常連さん中心だと思うのですが、それでも1年で10,500件余りアクセスを頂きました。ありがとうございます。

ま、1周年にふさわしい特別な写真があるわけでもないので、今日も淡々と書いていきたいと思います。

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↑ これまで、この森にはウメが2本だけ生えていると思っていましたが、最近3本目が見つかりました。既に知られていた森の入り口付近のウメの下に、今ひっそりと花を咲かせています(この写真)。とは言え、木の高さはもう3m余りはあるでしょうか。今年花を咲かせるまで、誰にも知られずがんばって伸びてきたんでしょうね。

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↑ 今日の陽気でキクザキイチゲが咲くかと思いましたが、やはりまだ。でも、だいぶふくらんできました。来週には咲くでしょう。

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↑ こちらは前の写真の株より数日遅れでふくらんでいるキクザキイチゲ。葉色にはまだ緑色が現れず、紅色をしています。つぼみは、この葉にしっかりと守られています。

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↑ 一方、キクザキイチゲより花期の遅いイチリンソウも葉を出し始めました。つぼみはまだひとつもありません。

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↑ シュンランの花芽。こちらもずいぶん伸びてきました。これから伸びていく花の茎をやさしく包んでいる膜は、少しすけていてまるでヴェールのようです。

ところで今日は「いい大人」講座最終回「森のめぐみで布を染めよう」がありました。本日はツバキの花びらとウメの樹皮での染め物です。

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↑ 生地が絹か木綿か、媒染剤が食酢か鉄かなどで色の出方が変わりますが、いずれも春らしい上品な色が出ました。

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↑ ハンカチを染める時には絞りも入れたので、味のある模様が現れました。

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↑ 本日の染色グラデーション。化学媒染剤を使わないと、優しい色になりますね。

かわべぇフォトログ2年目も、どうぞよろしくお願いします。

                                          MARU

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2009年3月 5日 (木)

2009年春休みイベント

20090305 3月に入り、春も近づいてきましたねhappy01

今年の春休みの森のイベント情報ですshine

☆恒例!春休みスペシャルクイズラリーwinksign01 

3月25日(水)~4月7日(火)までの間、ネイチャーセンターの休館日の月曜日以外は、毎日おこなっていますmobaqsign01 参加申し込み不要、無料ですhappy01

☆以下は、申し込み必要なイベントですclover

 ①大きな木と遊ぼう!!  3月26日(木) ◎木の枝にロープをかけて大きなブランコを作ったりベッドを作ったり・・・大きな木と遊びます

 ②たき火に挑戦!!    4月 1日(水) ◎たき火に使うのは森の中から自分たちで取ってくる小枝や葉っぱ。火がついたあとにもおたのしみを準備しています

 ③森のげいじゅつか!   4月 2日(水) ◎森にある木や枝を使って思いつくまま作品を作る人気イベントです

 ④赤ちゃんドングリをさがしにいこう! 3月28日(土) ◎秋に落ちたドングリはいったいどうなったかな?みんなでいっしょに見に行きます

 ⑤絵本の世界をのぞいてみよう!!  4月 4日(土) ◎薪ストーブの前でおはなし会。そのあと森へ入って絵本の世界を体感します

 ①~③は、小学生対象のイベント。④、⑤は、3~6才児対象のイベントですconfident

詳しいことは、遊林会HP、もしくは春休みイベントチラシをご覧くださいhappy01

申し込みは、3月12日(木)からになっていますchick

200903051写真は、去年のイベントの様子と、春休みにみられる植物ですcherryblossom 

bun

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2009年3月 3日 (火)

春遠からじ

真冬の寒さとは質が違う気がしますが、今日はまた一段と寒い日です。曇り空の中、雨もパラパラと降ってきました。

昨年は3月16日に咲き始めたキクザキイチゲですが、今年はどうかなと寒空のした見に行くと、やはりまだまだ。しかし、よ~く見るといくつかつぼみがあがってきていました。

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↑ まずは葉がたくさん出て、次につぼみがあがってきました。つぼみはまだかたく閉じています。

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↑ こちら別のつぼみ。葉がしっかりとつぼみを守っています。

暖かくなったり寒くなったりしながらも、徐々に春は進んでいるようです。

ちょうど今、食用によく出回っている菜の花などは露地栽培で今の時期に育つ植物ですから、こうした頻繁な気温の変化でもある程度の弾力性をもって育つようです。しかし、今の時期スーパーに並ぶキュウリなどは、もともとは夏の野菜で今は当然ハウス栽培ですからハウスの中であってもこの気温の変化についていけず、ダメになることが多いそうです。

話は変わりますが、スタッフががんばって作った森の植物図鑑『河辺いきものの森 植物モリモリ図鑑』が完成したのでお披露目します!

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↑ どうです!なかなか立派でしょう。

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↑ 大きくは「木編」と「草編」に分かれていて、時折植物やその他の話題にふれたコラムが登場します。この森の中で小学生が使用する、という割り切りをもって作った図鑑ですから、この森に生えていない植物は掲載せず、植物の掲載順序や解説内容も独自の基準で書きました。

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↑ こちら草編。草編は花の咲く時期ごとに、上部の帯の色をピンク色(春)、黄緑色(夏)、橙色(秋)に分けて掲載しています。

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↑ コラムのページは水色の帯です。生き物のこと、ひっつき虫のこと、葉っぱを使った遊びなど、25のコラムがあります。

A5版フルカラー、214ページ。解説した種数は、木編で87種、草編で111種の計198種。これにコラム等で名前のみ登場した種数を加えると、木101種・草143種の計244種です。もちろん、すべてこの森に生えている植物のみ。図鑑に掲載しなかった植物も多数ありますので、現存種数は300種前後ではないかと思います。

1997年、つまり遊林会活動が始まる1年前に、当時の八日市市が植物の専門家に依頼してこの森の植生調査を行った報告書『愛知川河辺林「建部の森」の自然』(1997年3月)によると、当時この森には256種類の植物(草本・木本)があったと記されています。この調査では、私たちでは同定が困難な植物(例えばスゲの仲間やササの仲間など)も細かく分類されているので、256種という数にのぼっています。

私たちだけではそこまで細やかな分類が困難で、また子ども向け図鑑にそこまでのレベルは求めないでおこう、としたにも関わらず、現存種数として300種前後を数えられるようになった…これだけ植物が増えたのも、みんなで里山保全活動をしている結果ですね。

この図鑑は小学生などが森に来たときに貸し出して利用するほか、ネイチャーセンターに備え付け、希望者に貸し出す予定です。また、この森の中で使うことを想定して作った図鑑ですので、森の外に持ち出して使う予定はありませんが、参考までに市内各図書館にも置かせてもらう予定です。

明日、森に来る小学校6年生の活動で、初めて図鑑を使ったプログラムを実施する予定です!

                                           MARU

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